「サラリーマンは搾取されている」
「サラリーマンって本当は損なんじゃないの?」
起業家がヒーロー視されている一方でサラリーマンが負け組と揶揄されることが多い世の中ですが。
その根拠となる言葉の一つに「サラリーマンは搾取されている」という概念があります。
サラリーマンは労働力を搾取されている。自分で稼げばもっと稼げるのに。という趣旨のことでしょう。
確かに、サラリーマンは企業から労働力を搾取されています。
嫌な満員電車に乗り、嫌な上司と会話し、頑張って労働しても微々たるお給料しか得られない人が多いでしょう。しかし、そういう人でもしっかり準備すれば脱出することは可能です。
私の周りには搾取されていないサラリーマンも実際にいます。
平均年収以上を稼ぎ、良い上司に恵まれ、労働量よりも高めの給料をもらい、定時退社。そして、自分の生活を充実させている人もいるのです。
私が自営業で働いていた時にも、サラリーマン以上に搾取されているフリーランスや起業家をたくさん見てきました。
書籍・セミナー・サロンなどにお金を費やし、起業家をありがたがり、学んでいるとは言いながらも実践しても成果を出せていない養分みたいな人はたくさんいました。
その人たちが搾取されない側に回るには、実践して成果を出して稼ぐしかありません。それか、自営業をやめるしかないでしょう。
では、サラリーマンの場合は会社を退職する以外に搾取されない方法はあるのでしょうか?
実は、サラリーマンでも会社に搾取されない方法があります。
少し準備期間が必要ですが、頑張ればサラリーマンライフを充実させることも可能でしょう。
搾取されていないサラリーマンとは、定時帰りを徹底し、業務中の空き時間を積極的に作ることです。それを実践するための具体的な方法もたくさんあります。
はっきり言って、搾取されないサラリーマンになる方法を実践したら、あまりの搾取されなさっぷりに「まだサラリーマンは搾取されてるとか言ってんの?」って思うようになるかもしれません。
今回は、搾取されないサラリーマンを観察して判明した、搾取されない賢いサラリーマンライフの送り方について解説したいと思います。
この記事で学べることは?
- 搾取されないサラリーマンの特徴が学べる
- サラリーマンでも搾取されない方法が学べる
サラリーマンが搾取されない方法は、定時帰りを徹底し業務中の空き時間を作ること
サラリーマンが搾取されない方法は結論から言えば、
- 定時帰りを徹底すること
- 業務中の空き時間に自分の好きなことができること
の二つです。
定時帰りができれば、無駄に労働力を搾取されることがなくなります。
そして、業務時間でも自分の好きなことができれば、むしろ会社にいて給料を頂きながら好きなことができるので、逆に会社を搾取することにつながるのです。
搾取されないサラリーマンの特徴とは?
搾取されないサラリーマンの特徴と具体的な行動とは一体なんなのでしょうか?
めんどくさがりで常に時短を考えている
搾取されるサラリーマンの特徴は「真面目な人」です。なんでも真面目にこなして、給料以上の仕事をこなすため、搾取されることにつながります。
一方で、搾取されないサラリーマンは「めんどくさがり」が多い気がします。長々と仕事することを嫌い、常に時短で仕事をこなす方法がないか探しているのです。
- キーボードのショットカットキーに熟知
- エクセルの数式やマクロで時短出来ないか考える
- 自分の分身を作るために社内のマニュアルを整備する
時短ができれば、業務中の時間が余ります。余った時間は、自分の好きなことに時間を使います。
流石に会社PCでネットサーフィンすればバレる可能性は高まりますが、業務に関わることで自分が興味のあることを調べることは特に問題ないでしょう。
めんどくさがりは時短できる方法を真剣に考えるため、搾取されるサラリーマンでいる確率が少なくなるのです。
やらなくて良いことは全力で回避する
搾取されるサラリーマンは、「自分の労働力以上にやりたくないことでも引き受けてしまう」。
決められた職務は、お給料をもらっている以上行うべきですが、決められた職務以上のことをやりたくないのに引き受けるのは搾取されてしまいます。
搾取されないサラリーマンは「やりたくないことを全力で回避」します。
つまり、やりたくないことが頼ま状況を事前に察知し、極力回避をして、やらない状態を目指すのです。
▼搾取されないサラリーマンは、やりたくないことを回避するために下記のことを行います。
- 頼まれた仕事は「忙しいので少し時間がかかる」と言っておいて秒でこなす
- 自分に仕事が振られそうだと思ったらスッと消える
- 秒でこなせるや得意な仕事は率先してこなす
- 社内の人と仲が良く、困っていたらなんでも助ける
頼まれた仕事に「忙しいので少し時間がかかる」と言っておくのは、相手がそれ以上の仕事を頼めないように予防線を張ることと同時に、自分の評価アップのためです。
もちろん営業成績や部内の数字を上げることには全力を尽くします。
ただ、部内の数字をあげすぎたり、営業成績を上げすぎたりすると、やりたくないことを振られる地位になる可能性が高いです。そのため、それなりの評価になる位に調整するのが搾取されないサラリーマンの生き方なのです。
会社に雇用され得られるメリットについて熟知している
搾取されるサラリーマンは会社に雇用されるメリットを「全く知らない」
せっかく会社に雇用されるのだから、税制上のメリット・福利厚生・信用など得られるメリットは最大限享受すべきでしょう。
一方で、搾取されないサラリーマンは会社の制度を熟知し、うまく活用しています。
▼搾取されないサラリーマンは会社に雇用される下記のメリットを熟知しています。
- 会社の福利厚生を活用する
- 会社の福利厚生で勉強する
- 会社員で受けられる税制上のメリットを学ぶ
- 就業規則を読み込み、解雇にならないように副業ができるか画策する
- 不動産投資・株式投資を学ぶ
税制上のメリットで言えば、会社員であれば、副業でいくら稼いでも、社会保険料は会社の給料が基準になります。
他にも会社員の方が税制上のメリットがあります。詳しくは下記の記事をどうぞ。
福利厚生で言えば、健康診断や人間ドックの費用が会社持ちなのも素晴らしいですよね。
他にも資格の勉強等も支給が出ている可能性があります。資格を取れば、転職市場で年収を上げることにもつながるでしょう。
個人的に搾取されないサラリーマンになるには資格はあった方が良いでしょう。自分の市場で使える資格はもちろん、英語ができるように見せられるTOEICやMBAなどの勉強もできると良いかもしれません。
書類上で優秀な人は仕事ができなくてもそれなりの給料が得られます。少し準備が必要ですが、そこを目指すのもぶっちゃけアリです。
就業規則で副業禁止と書かれていても、実際には副業をNGにする法的効力はありません。ただし、会社に迷惑をかけたり、同業他社の役員になるとアウトで、解雇になります。
そのため、就業規則は隅々まで読んでおくと良いでしょう。
サラリーマンの最大のメリットは安定収入です。安定収入があればローンも組めて不動産投資を行うこともできます。また、安定収入があれば定期的に投資することも可能です。
なかなか給料が上がらないサラリーマンも、投資で年収を1.3倍できる可能性があります。
出世よりも転職をして働き方を変えて年収を上げる
搾取されるサラリーマンは会社の中でなんとかしようと考えます。そのため、自分の待遇が悪いと出世を考えて努力します。
しかし、出世をすると自分のやりたくないことをやる可能性が高くなり、搾取される可能性も高まります。
搾取されないサラリーマンは、会社の中でなんとかしようと思っていません。自分の転職市場における評価を高めておき、転職を視野に入れて行動します。
▼搾取されないサラリーマンは待遇改善に向けて下記のことをします
- 出世をすると仕事が大変になるので、ギリギリまで出世は控える
- 仮に出世をして年収ベースが上がってしまったら、転職して働き方を変える
- 自分の望む働き方ができるような職場を探して転職する
そもそも出世ができるのはサラリーマンの中でもごく僅かです。出世したい人は世の中に沢山いますが、出世できていないのが現状です。
しかも、出世は実績だけではなく、会社での評判や派閥なども考慮されます。自分の力でなんとかなる分野ではないのです。
搾取されないサラリーマンは出世よりも給料と労働力の関係にしか興味がありません。
それなりに仕事をこなしてワークライフバランスを重視します。
また、自分の生活と仕事が密接になるような副業をしてワークアズライフをこなすのも良いでしょう。
搾取されないサラリーマンになり会社をうまく活用しよう
搾取されないサラリーマンになれば、逆に会社を搾取することができます。
搾取されないサラリーマンの特徴をまとめると下記の通りです。
- めんどくさがりで常に時短を考える
- やりたくないことを全力で回避する
- 福利厚生・税制を熟知
- 資格の勉強をする
- 出世よりも転職
特に、ある程度のキャリアとある程度の資格があれば、書類上は優秀に見えるため、転職がしやすくなります。サラリーマンという働き方で転々と転職をするのも悪い話ではないでしょう。
資格取得は、準備が必要で大変です。しかし、それなりの給料が望めます。搾取されないサラリーマンになるなら、勉強するのもオススメです。
以上、搾取されない賢いサラリーマンライフの送り方について解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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