書評「イチロー・インタヴューズ」イチローの姿勢と考え方を学ぼう

5.0

NPB・MLBの双方で活躍。MLBのシーズン最多安打記録や10年連続200安打などの多数の記録を保持している。イチロー選手。1991年にプロ入りし、現在もプロ。高校3年生の地方大会での打率が7割以上を記録していた程の打者だったと言われる程の実力者です。

そんな彼の言葉、インタビューを見て、ビジネスマンでも生かせる内容があればと思いました。

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天才言うな

テレビを見ていたイチローが突然画面に向ってそうつぶやいたことがあった。

「別にそうは思わないですね。それだけのことをやってきたわけですから」

さらっと言ってのけましたが、この言葉に詰め込まれた深い思いがあるとのこと。子供の頃から別の次元で練習をしてきたイチローだからこそ言える言葉。 (イチロー・インタヴューズ より抜粋)

イチローは、「それだけのこと」をしてきた自負がありました。だからこそ、天才の簡単な一言で終わらせるのが嫌いなのでしょう。これは、仕事をする上でも必要な考え方です。

「これほどまでにやったんだから、結果がでて当たり前」そう思えるほど、仕事していますか?

ちなみに、この時のイチローはまだ、若かったといわれているらしい。今のイチローは天才を演出するのが好きだそうです。

いつも普通の精神状態でいられるように準備をしている

精神的な状態が普通であれば、いつもの感覚でバットを振れば、結果が出る。

常に自分にプレッシャーをかけてきた。それをくぐり抜けてきた。乗り越えてきたという自身があるから、どんな状況でも動揺したりすることはないし、普通の精神状態で目の前の状況をこなすことができるという自信があります。 (イチロー・インタヴューズ より抜粋)

普通の精神状態にいれば、いつもの行動と同じ行動を取れば、結果が出る。この本の中で、イチローは修正に関して、肉体的な失敗と精神的な失敗に関して述べています。どちらも修正が必要なケースがあるが、精神的な失敗の場合はに肉体的な修正をかけてはいけないと、そこを見極めることを述べておりました。

ビジネスマンで考えた場合にも、平常心を維持することが重要です。大事な商談や、上司への報告など、緊張する場面はいくらでもあります。そういう場面に免疫をつけるためにも、常に自分にプレッシャーをかけて、それをくぐり抜けていく習慣作りということが同様に必要なのだと思います。

 

必死こけばこくほど、目指すところが遠くなる

人が出来ないことをやるのが大好きですから。なのに200本が近付いてくると、本性が出ちゃう。それまでは出てこないのに、必死こく自分が現れちゃう。だからヤなんですよね。しかも続けるとなると、余計、必死こく。必死こけばこくほど目指すところが遠くなることがわかっているのに、必死こいちゃう。だから、続けるということは難しいんです。 (イチロー・インタヴューズ より抜粋)

継続は力なり。という言葉があります。必死こいてやると継続することが難しい。また、この本のなかで、満足を感じたら終わりと言うことがあるが、それは違うということを言っているのかも知れないという内容のものもあります。

仕事の中でも、満足を得られないと、仕事に対して嫌な気持ちになってしまい、継続をする事が難しいと思います。イチローが200本安打を10年連続で行ったという偉業の中で、継続に関して発言しているのはもの凄く興味深いです。

私達は、このレベルでは無いことでさえも、継続することがもの凄く難しいのに・・・。

良い結果を継続的に起こすことに必要なことは

  • 必死にならない
  • 満足感を常に得続ける

ということでしょうか。

いかがでしたでしょうか?この他にも、イチローの考え方が盛り沢山な本なので、是非ご覧下さい!

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