「10年後の日本ってどうなっているの?」
「5年後の日本の経済はどうなるんだろう?」
10年後の日本経済ってどうなっているのでしょうか?
10年後の日本経済が予測できなかったら、転職や就職活動のときに10年後不利な会社に勤めてしまうかもしれません。
副業を行っても10年後には盛り上がっていない仕事をはじめてしまうかもしれません。
10年後の日本の経済を予測する簡単な方法をご紹介したいと思います。
目次
10年後の日本の経済を予測する方法
10年後の未来を予測する方法は簡単に言えば下記のとおりです。
- 人口動態を見る理由
- テクノロジーに着目する
- 最新のニュースをチェックする
それぞれ説明していきましょう。
10年後の日本の経済予測は10年後の人口動態を見る
人口動態は運命のように当たると言われています。
だからこそ、人口動態を見ることが社会を予測するための第一歩になります。
経営の神様も債券王も人口動態を見ている
経営学の神様のドラッカーも、人口動態について、下記のように述べられています。
人口動態ほど確実にやってくる未来はない byドラッガー
また、週間エコノミストにも下記のような言葉がある。
「債券王」の異名を持つビル・グロス氏(米債券運用最大手ピムコの共同最高投資責任者)の趣味は、人口統計をじっくり眺めることだという。
変化を予測するには、経済社会に大きな影響を与える人口の変化を見ておく必要があるからだろう。
このように経営学の神様も著名な投資家も人口動態に着目して未来を予測しています。
10年後の日本の人口動態は?
下記は厚生労働省から出ていた、総務省の日本の人口ピラミッドの変化です。
下記を見ていただければわかる通り、10年後の2025年は75歳以上の人口が増えていき、働く世代も沢山引退していきます。
「[人口減少の問題点まとめ]今後稼げる仕事を人口から考えてみた」でも解説していますが、これからの人口動態の変化から予測できることは下記のとおりです
- 働く世代が減る=税金を納める人が減る
- 高齢者が増える=年金受給者が増える=税金をもらう人が増える
- 若年層が減る=お金を使う人が減っている=景気が悪くなる
- 高齢者が増える=お金を使わない人が増える=景気が悪くなる
人口動態が見るとこれからの日本は下記のことが予想できます
- 税金ももっと必要になってくるが、税金を納める人が減っていく
- 景気はダブルパンチで悪くなります
実際に、税金がもっと必要になったことで、働き方改革が導入されました。
「【働き方改革の影響】働き方改革の理由と意図と個人ができる対策は?」でも解説していますが、働き方改革の意図は主に下記のとおりです。
- 税収を増やしたい
- 収入アップからの消費を増やしたい
- 年金・医療保険の政府負担
- 新しいビジネスも作って景気を良くしたい
また、海外の10年後の人口動態を見るとアジア圏の市場の方が稼げることが明白です。
詳しくは下記をご覧ください。
テクノロジーは10年後の日本経済の生活を変える
テクノロジーにより私たちの生活は大きく変化しました。
携帯がスマホになることで、みんなが電車の中でスマホでゲームをやるようになりました。
テクノロジーにより職業のあり方も変わる
文部科学省の提出資料の中でも、下記のような文言が見受けられました。
「今後10~20年程度で、アメリカの総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高い」
マイケル・A・オズボーン氏(オックスフォード大学准教授)
「2011年度にアメリカの小学校に入学した子供たちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」
キャシー・デビッドソン氏(ニューヨーク市立大学教授)の予測
2011年度入学での小学生は大体7歳位で、卒業するのは22歳ですから、15年ほどです。2026年には存在していない職業に就く可能性があります。
当たり前のように使っているFacebookやyoutube、twitter、クラウドコンピューティング、iPhoneなどは、15年前には存在していませんでした。
「【人工知能やAIでなくなる仕事】仕事が人工知能に変わる流れとは?」では人工知能やAIが台頭することによりどの様に仕事がなくなるのかを解説しています。産業革命期に工場が機械化したことで、職人さんの職が奪われたことと同じような出来事が、これから起ころうとしているのです。
今から15年後はどういったものが流行るのか
今から15年後流行るものを予測するには、今、兆候があるものから予測するしかありません。
今の時代に兆候があるものといえば下記のものが挙げられます
- VR
- 自動運転
- 3Dプリンター
- Uber
- Airbnb
- ドローン
- 宇宙開発
- 電気自動車
- iPS細胞
このようなものが15年後どうなるのかはを予測するには、自分なりにイメージを膨らませながら考えることが必要です。
AirbnbやUberなどのクラウドソーシング系のサービスにより、企業が代行していたものが個人対個人で請け負うことが可能になりました。働き方が徐々に変化していっていると見て良いでしょう
シェアリングエコノミーサービスは下記を参照
また、経済をサクッと勉強する方法を学ぶことも良いと思います。経済をサクッと勉強するには下記のことがオススメでした。
- 本を読みアウトプットする
- 経済ニュースに触れる
- 勉強会に参加する
テクノロジーから考える10年後の日本に必要な能力は?
人工知能に仕事が奪われそうであったり、テクノロジーにより個人と個人がつながりやすい時代になりました。
これからの日本に必要な能力は、共感力と新しいことを考えられる力です。
このことはハイコンセプトというビジネス書の古典とも言えるべき本に書いてあります。ハイコンセプトは2006年に翻訳された本であるにもかかわらず、いまだにAmazonでも売れ続けている本です。
「書評「ハイコンセプト」次世代に必要なハイコンセプト・ハイタッチ?」で解説していますが、ハイ・コンセプトとは新しいアイデアが産める人・ハイタッチは共感力がある人です。
ハイコンセプトの中で語られている活躍できる人というのは下記のとおりです。
- 境界を自分で超えていく人=ハイコンセプト
- 新しいやり方を考えられる人=ハイコンセプト
- 巧みな比喩が作れる人=ハイタッチ
機械に代替されない新しいアイデアを考え出し、人と共感できる人が今後の日本には必要になってくるでしょう。
最近の経済ニュースから10年後の日本経済を予測する
これまで人口動態や、テクノロジーからの予測について書きかましたが、未来に関わる予測については、これ以外にも要素があります。
そういったことが記載されているニュースもネット上に様々あります。
博報堂生活総合研究所が出している未来年表は、様々なニュースやレポートを年表でまとめられています。
ここで2027年を見て見ると下記のことが書いてあります。
- 20以上のメニューをマスターし、8割以上の作業を代わりにこなす厨房ロボットが開発される
- 中国経済が米国を上まわり、世界最大の経済体になる
- インドの中所得者割合が総人口の70%を突破。より安全で質の高い食品が求められる
このようなことを見て、予測を立てておくことが大切だと思います
10年後の日本経済の予測は外れる可能性もあるが…
予測というのは、もちろん外れる可能性もあることは念頭においてください。
経済予測本というのは大量に出版されておりますが、外れているものも多くあります。
ただ、予測は外れるから予測をしないというのは良くないことだなと個人的には思います。
何故なら、もしも、その予測が当たった時に、何も準備をしていないので、対応ができないからです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
>>【取り残されるかもよ?】
働き方が変化している時代に変化を受け入れなければ気づいたら周りから取り残されているかもしれません…。
じつは、会社で隣の人も水面下では、なにかしら働き方を変えようと動いているのかも…。
働き方が変化していることを解説した記事を下記にまとめました!経済の流れを知りたい方はオススメです!
>>経済の勉強悩んでませんか?
経済の勉強って何からはじめて良いのかわからないですよね?
▼経済の勉強におすすめの記事
経済の勉強を考えている方に、経済の勉強がおもしろくなるような記事をまとめてみました!
- 基礎編①:【働き方の未来2035】生涯教育・働き方の変化・技術確信まとめ
- 基礎編②:超簡単に理解しよう!バブル崩壊の流れとは?
- 基礎編③:リーマンショックの原因や影響を超簡単に解説
- 基礎編④:【昔の常識と今の非常識】お金の常識について昔と今の違いまとめ
- 基礎編⑤:10年後の日本経済を簡単に予測する3つの方法
▼経済を勉強するのにおすすめ本の順番
経済を勉強するのに最初にオススメなのは読書です。
多くの本を読んできた私が厳選して経済を学ぶのにオススメな順番で本を紹介します。
- 経済1冊目>>書評「ハイコンセプト」次世代に必要なハイコンセプト・ハイタッチ?
- 経済2冊目>>書評「未来の働き方を考えよう」昔と違う新しい働き方とは?
- 経済3冊目>>働き方が変化する背景と必要な準備とは「ワーク・シフト」書評要約
- 経済4冊目>>書評「LIFESHIFT」100年時代の対応策を要約してみた
- 経済5冊目>>書評「下流老人」将来貧困にならないために必要なことは?
▼読書会に参加してみよう
読書会ではビジネス書や経済系の本も多数紹介されます。
「読書がめんどうくさい…」
「経済の勉強を何からはじめて良いのかわからない」
そんな方は、一度読書会の参加を検討してみてはいかがでしょうか?