「大企業だけと仕事がつまらないし辞めたいなぁ…」
「大企業を辞めるとどんな後悔があるんだろうなぁ…」
よく会社をやめたいと発言する人がいますが、ちゃんと考えての発言なのでしょうか?
なかには大企業を簡単に辞めてしまう人もいます。
大企業は悪!会社は悪!と必要以上に煽る記事が多いですが、あえて大企業に勤めることのメリットを強調して、「大企業は善!会社は善!」という記事を書いてみたいなと思いました。
私も自分で言うのもなんですがフリーランスになる際に、それなりの大企業を退職しました。
しかし当時のことを考えると、大企業を辞める前に準備をすればもっとうまくフリーランスとして成果を出せたのでは?と思う部分があります。
結論から言えば、独身や実家ぐらし、固定費を圧倒的に下げられる環境にいる人は、会社を辞めてチャレンジするのは良いでしょう。
しかし、将来、子どもが欲しかったり、家族が欲しかったりする人は、せっかく入社した大企業を辞めるのはリスクが高すぎます。
もし大企業を辞めて専業で事業を行う場合は、いつでも再就職が出来るように準備し、稼ぎ方のリスクヘッジしておけば問題はないでしょう。
今回は、大企業を辞めて多くの人が後悔するポイントや後悔しない準備方法をまとめました。
目次
大企業を辞めて多くの人が後悔する点
大企業を辞めて多く人が後悔するポイントをまとめてみました
大企業→中小企業・ベンチャーの後悔
上場企業や、業績が伸びるメガベンチャーは別ですが、ほとんどの中小企業は福利厚生が整備されていない場合が多いです。
福利厚生が整っていないと、育休・産休・残業などが原因で、ライフワークバランスが崩れてしまう可能性が高いです。
育休・産休取りにくい…
中小企業に働く女性の場合、育休や産休を申し出ると会社から断られるケースも多いそうです。
中小企業などの小さい企業だと職種が1人しかいないケースがあり、育休・産休に入ると仕事が回らなくなるというケースから、育休や産休を認められないことがあります。
育休・産休が認められない場合、会社を退職するしか無く、大企業に比べてライフワークバランスが崩れる可能性が高いのです。
残業がエンドレス…
36協定という残業の規制もありますが、中小企業の中には36協定を結んでいない場合も結構多いです。
ちなみに36協定とは法律ではなく協定なので、違反しても罰則はありません。
つまり、残業の天井を高くしても規制よりゆるくしても問題がありませんでした。
大企業の場合は社会的責任から、世間にたたかれることがありますが、中小企業の場合は認知度の低い会社も多いので、たたかれることが少ないです。
そのため、多くの会社では「残業規制?なにそれ?」状態で働いています。
最近は働き方改革の法律の整備で、下記のように中小企業の残業の規制が代わるそうです。
- 特別な事情があっても年間720時間制限・単月100時間以上の残業禁止
- 法律に格上げされたため破ったら罰則もあり
引用:働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案の概要
天井が設定され罰則が付加されるので、中小企業でも残業に対しては厳しくなっていくでしょう。
それでも大企業に比べたら残業が多いですけどね…。
大企業→フリーランスになった場合の後悔
大企業は悪!フリーランスは自由!と煽るポジショントークも目立ちますよね。
フリーランスは一見すると自由ですが、その反面、安定した給料が無くて生活が困窮するケースも多いので注意が必要です。
安定した給料がなくて生活が困窮する
フリーランスは収入の波が激しいです。
インターネットを使って収入を得るブログやアフィリエイトの場合は、Googleの検索エンジンの変更などの影響が大きすぎるため、長期的な収入が安定しにくいのが現状です。
たとえフリーランスで、顧客に恵まれて継続的な案件を受注しても、不景気になったらいつ切られるかわかりません。
フリーランスで安定するには、固定費を下げる・複数の収入源を確保することが良いでしょう。
詳しくは「【不安定フリーランス】安定には複数の収入源と固定費の見直しが大切」で解説しています。興味のある方はどうぞ。
キャリアや学歴を無駄にする
大企業を辞めてフリーランスで生きていく場合、失敗は許されません。
圧倒的な実績を出してからの失敗なら良いですが、実績も出ていない場合、フリーランスではなくフリーターと同じです。
20代なら良いですが、30代になったら再雇用先を見つけるのが難しいですよ。20代の時は大企業に入れたのに30代になったら大企業に再雇用されるのが難しい可能性もあるでしょう。
フリーランスになると考えて大企業をやめた場合は、失敗は許されませんよ。
「最初からフリーランスで働くから学歴は不要!」と考える人もいますが、個人的には学歴はブランドになるので、信用性が増すと思います。
詳しくは、「学歴は便利?学歴なしでも戦える?学歴社会の崩壊で変わる学歴のルール」でも解説していますので、学歴が不要だなと誤解している方は見てみてください!
大企業を辞めて後悔しない方法は辞めた後の人生を良くするしかない
終わりよければ全て良しの考え方ですね!
結論、大企業をやめて後悔しない方法は、やめた後の人生を幸せにするしかないです。
収入・働き方・プライベートなど、すべてにおいて充実させられれば、大企業をやめて本当に良かったと心から言えるでしょう。
それなりの大企業を辞めた時にあの時に辞めて良かったって思うには、自分の人生を理想的な人生にする必要があります。
もしもまだ、人生の方向性やミッションを考えられていないのであれば一度考えてみると良いでしょう。
人生の方向性やミッションについては「【人生のミッションと方向性】目的と目標とミッションの作り方まとめ」で解説しています。人生の方向性が決まらないなぁと感じている方は見てみると良いでしょう。
大企業を辞めて後悔する前に大企業のメリットを考えよう
大企業に入っている間にはわからないかもしれませんが、大企業ってメリットがたくさんあります。
- 社会的信用性がありブランディングにつながる
- 収入が安定しているから腰を据えて副業が可能
- 給与所得+事業所得の無敵のダブルインカムが狙える!!
- 福利厚生が整っていて家賃補助・育児休暇なども取得できる
大企業をやめるとこれらのメリットがなくなります。
大企業を辞める前に、後悔をしない万全な準備をした方が良いでしょう
大企業を辞めて後悔するパターン!当てはまったら要注意!
大企業を辞めて後悔するパターンは分類すると2パターンです。
大企業を辞める前に「自分このパターンかも」って思った場合は、いったん大企業を辞めるのをストップしましょう!
大企業を辞めるのが衝動的なケースだと後悔する
大企業を衝動的にやめた場合って後悔する可能性が高いです。
衝動的にやめるケースは下記のように感情的になって辞めるケースが多いでしょう。
- ブチ切れて辞める
- ショックを受けて辞める
感情的な時に選ぶことって後悔する可能性が高いです。感情的に辞めるのだけは絶対にやめましょう。
感情的になったら、いったん落ち着いて冷静になってみましょう。そして、親や友達に相談してみるとよいかもしれませんね。
煽られて大企業を辞めてフリーランスになると後悔する
会社員が悪いとか、会社員はダメだとか言う人も多いです。
しかし私が一番最悪だと思うのは、煽られて大企業を辞めた後で自分が後悔することです。
煽られて会社を辞めた後に、何も考えずにフリーランスになろうとする人もいます。
ハッキリ言って無謀すぎ。
まずは、別の会社に転職するか副業から始めてみましょうよ。
何も考えずにフリーランスになろうと考える人に下記のことを聞いてみたい
- 「稼げる見込みがないのに辞めてどうするの?」
- 「結婚や出産はいつするの?その時に稼げている保証ってあるの?」
- 「多大なお金を払って大学まで進学させた親が悲しむ顔が見たいの?」
冷静に考えれば分かりますが、会社員が悪いとか、会社員がダメだと煽っている人にロクな人はいません。
まず苦労してフリーランスになった人は会社をやめたほうが良いなんて煽りませんよ。
というか稼げるかどうかわからないのに煽れません。副業として始めることは推奨しますが、それ以外の推奨は一定のモラルがあったらできませんよ。
あなたがその人の言葉を聞いて会社を辞めたとしても、煽った人は責任を取りませんから注意しましょう。
結局、煽っている人はポジショントークしているだけですからね。
大企業を後悔なく辞めるには準備が大切
ここまで大企業のメリットと大企業を辞めないほうが良いと伝えてきました。
それでも大企業をやめたいと思っている方は、辞めても良いと思います。
煽られず感化もされてないのに、会社を辞めてくる人というのは、
- 無謀な人
- 天才
上記の2パターンに分かれると思っています。
煽られず会社を辞め、今もフリーランスや会社経営で活躍している人はハッキリ言って天才です。スゴいと思います。
しかし大多数の人は凡人です。煽られて会社を辞めるのがほとんどです。
凡人には凡人の戦い方があります。
大企業を後悔なく辞める方法は、準備です。
もしもフリーランスで生きたいなら、まずは副業から考えてみましょう。
副業については「副業で知りたいリアルを完全カバー【開始・選び方・副業者の悩み】」で解説しています。興味がある人はご覧ください。
そして大企業が合わないなって感じたならば転職を考えてみると良いと思います。その際に衝動的に辞めるのではなく、辞める前に転職活動をはじめてみましょう。
転職についても「【新卒だけど転職したい】新入社員が転職活動すべき理由と注意点解説」で解説しています。興味がある方はどうぞ。
大企業を辞めて後悔するポイントと、大企業のメリットを再確認してみました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!