「お金がないなぁ〜」
「お金が欲しいなぁ〜」
バブルからのおよそ20年で経済状況もすっかり変わってしまいました。
特に変化したのは『お金について』の常識です。特にお金の稼ぎ方・年金・ローン・資産運用についての考え方はガラッと変わってしまいました。
恐らく、このブログの読者層である20代〜30代の方にお伝えしたい。
「お金を稼ぎたい」と思っても、常識の違いにより「お金を稼いでも足らない…」という状態になってしまうかもしれません。
お金を稼ぐ前にお金の常識から学んでいきましょう
親世代のお金の常識は今は非常識
親世代と子世代では、お金に対する常識は異なっています。
- 昔は物価が上がる一方・今は物価が下がる一方
- 昔は賃金が上がる一方・今は賃金が下がる一方
- 昔の大人はお金を持っている・今の大人はお金を持っていない
- 昔は社会保障がバッチリ・今は社会保障の土台はどうなのか？
- 昔は雇用されて稼ぐことが当たり前・今は雇用以外でも稼ぐことができる
昔と今のお金に関する常識は異なります。そうなると当然稼ぎ方も変わってきますよね。
昔は専業主婦・今は生活するための共働きへ
親の世代の時は結婚➔寿退社という流れが圧倒的に多かったですが、今は女子でも働きやすい環境があり、自分が希望すれば働けます。
親に結婚の時のことを聞いたら、周りからの寿退社するという圧力がすごくて会社に残ることが出来なかったと言っていました。
今はどうでしょうか？
私の知り合いの女性は結婚しても出産しても外資系企業でバリバリ働いている人も多いです。
別の知り合いに聞いた所、地方では朝は介護施設で働き、夜は居酒屋でパートをしている主婦の方も多いそうです。
昔は働かなくても旦那の収入で生きていくことが出来ました。
今は働かなくても生きていける人も働きますし、働かないと生きていけない人も働いてる時代です。
親世代のお金の常識よりも手取り額は減少している
2016年（平成28年）の平均年収は422万円ですが、1997年（平成9年） 467万円でした。
約10年間で年収45万円ダウンしています。月に換算すると4万円弱の下落です。
一月に4万円というのは大きいですが、10年間で税金も軒並み上がっています。
消費税は3％から8%まで上がりました。単純計算したら負担が5％増したということになります。
大和総研のレポートによると過程で自由に使えるお金（実質可処分所得）は減少しているとのことです。
平均年収の低下・増税・保険料の値上げ・手当の減少により、親の世代の時よりも私達世代の方がお金は無いのです。
お金を稼ぎたければ住宅ローンで家を買うは昔の常識
「家を買って一人前になれ」
昔は一人前の人間として認められるには家を購入することだと言われていました。
しかし、今となってはその考えは「ちょっと待ったほうが良い」と言わざるを得ません。
昔はローンは早めに組んで家を購入するとお金が稼げた
昔と今では色々な状況で違いが出てきています。
昔は住宅ローンを早く組んで家を買った方が良い理由
- バブルによる物価上昇の勢いが強いので家の値段が上がる
- サラリーマンで働いていても収入がどんどん上がる
- バブルの投機的なマネーの流入
- 家を購入したほうが会社から手当がたくさん出る
- 住宅ローン減税も手厚い
昔は「無理をして住宅ローンだ！」というのが主流でした。
実際に土地の価格は値上がりしていました。今は土地の値段は横ばいになっています。
お金を稼ぎたいなら住宅ローンで家を購入しないのが常識
住宅ローンは無理して組むべきではないかなと思います。
住宅ローンを無理して組むべきでない
- 消費増税による物価下落で家の値段が下がる
- 人口減少により物件に対する需要が下がり値段が下がる
- 投機的なマネーが日本の不動産以外に流れる
- サラリーマンの平均収入は二極化する
- 高級住宅・高級マンションなどの特別な需要がある物件以外は厳しい
値段が上がらないということで、無理をして住宅ローン＝返済に四苦八苦するということが考えられます。
「戸建てを購入して固定費を下げる」は一部の人はアリ
戸建てを購入して固定費を下げることは東京などの土地代が高いところ以外は一部の人にはオススメです。
戸建てを購入して固定費を下げることがオススメな人
- 転勤がない
- 離婚の心配がない
- フリーランスでどこでも働ける
- 実家に土地があり建物だけの購入で良い都心住まい
グローバル化が進むことで、海外で暮らす必要性が出てくる方も増えてきます。
サラリーマンであれば転勤の可能性もあると思います。
住む場所を選べなくなる＝住宅を買っても、賃貸・売却と言った可能性もあります。
賃貸に出すのも別に問題は無いですが、賃貸で貸しながらも自分は別の家に住むために家賃を払い続けるのもどうかなと思います…。
結婚をして、夫婦がダブルインカムになり、住宅ローンの審査を夫婦の収入で通した場合は離婚が怖い。
離婚した結果、ローンの返済が滞るので、儲からなくても売却しないといけなくなります。
リスクのある資産運用はしてはダメ？
昔はリスク資産運用は身を持ち崩すという意見が多かったです。
手数料が高く、インターネットがここまで普及してないので情報が検索できませんでした。今は手数料も大幅に値下がりし、税制上の優遇もあり、インターネットで情報が入りやすいので、投資がしやすい世の中だと言います。
例えば、国債に関しては以下のようなレポートも出ていて、自由に閲覧できます。
LINK日本の財政を見る眼－ソブリンリスクに対する対応と国債投資の考え方
リスクのある資産運用をいきなり始めるのはどうなのか？
リスクのある資産運用に関しては、今まで勉強していなかった人がいきなり始めるのは、厳しいです。
それは、受験勉強をしていないのに、東大受験をするようなもの。天才以外は皆、文字通り落ちます。
テクノロジーが進めば進むほど、大手証券会社でしか使われていないツールもありそうです。
グローバル化が進めば進むほど、他国の経済状況や通貨などを見なければいけないでしょう。素人がいきなり始めるのは禁物だと思います。本格的にやろうと考えている方は、ある程度の損を見込んだ上で行うことをオススメします。
年金がもらえない？なんとなく頑張っていれば大丈夫？
昔は、その場所で頑張っていれば高度経済成長の恩恵もあって、十分に大丈夫といえるだけの資産を持つことが出来たと思います。
しかし、今は、高度経済成長とは程遠く、年金の水準が下がることから、大丈夫と言い切れないのが実情だそうです。
はっきり言ってしまえば、親の世代はそもそも老後の準備なんて考えなくても良かった。とさえ言われています。
現代は自分の将来を見つめた上で、積極的に考えて行動しなければいけません。
年金については、このようなレポートも出ています、ご存知でしたか？
LINK我が国の年金制度の現状と課題(下)－確定拠出年金と将来の年金のあり方に関する視点
ここでは、簡単に確定拠出年金と確定給付年金の違いが記載されていました。
確定拠出年金というのは、従業員が自分の判断で運用を行うもの
確定給付年金は利回りに関しては企業が責任を負っており、思っていたよりも足りなかった場合は、企業が補填していた
しかし、確定拠出年金にはそのようなことは無い。
ただ、年金の問題の根本は少子化であり、これを解決するのは非常に難しいです。
借金で暮らしている日本の政府が、今支出を増やすのは難しく、子沢山の方に「高待遇」をするという話も最近ではトンと聞かなくなりました。
年金制度も高度経済成長の人口増を前提としたシステムですので、これからも改善、改革の動向には、目が離せませんね。
年金がない状態＝将来の貧困＝下流老人化が予想されます。下流老人について知らない方は下記の本がおすすめです。
昔はお金を稼ぐ＝雇用されるしか無かった
20年前はお金を稼ごうと思ったら、大多数の人は雇われるしか道が無いと考えていました。
今はお金を稼ごうと思ったら自分で稼ぐ方法はいくらでもあります。
ネットより個人が他者と繋がりやすくなり、商売を行うプラットフォームが整備され、個人でも稼げるようになったからです。また、今の時代は何をしても後ろ指さされることがありません。会社によってはまだですが、国は副業を推進しています。なんでもありのゲリラ戦なのです。
稼ぐ方法の例
- アフィリエイト・Adsense等を使いブログで稼ぐ
- note・メルマガ・オンラインサロンで稼ぐ
- Youtuber・ニコ生で稼ぐ
- メルカリ・Amazonの物販で稼ぐ
- Airbnb・Uberのプラットフォームを活用して稼ぐ
- クラウドワークス・ランサーズ等のフリーランスで稼ぐ
- アプリ開発して稼ぐ
- 起業して稼ぐ
他にも僕のしらない稼ぎ方が沢山あると思いますが、それだけ今の時代は稼ぎ方に溢れていると行っても過言ではないでしょう。
一つの稼ぎ方で終わるのではなく、いくつかの稼ぎ方にチャレンジすることが常識的な時代になってきたのです。
月1万円プラスの収入が欲しい方にオススメの記事>>副業で知りたいリアルを完全カバー！副業の開始方法・選び方・注意点まとめ
お金に関する昔の常識は今の非常識
お金に関する常識は昔のままでは通用しません。
ここまで変わってしまった常識です。
お金に関する常識が昔のままであれば、今の時代に対応することは難しいでしょう。
もっともっとお金に関することは勉強し、稼ぎ方も学び、チャレンジする人が増えていけば良いなと思います。
>>【取り残されるかもよ？】
働き方が変化している時代に変化を受け入れなければ気づいたら周りから取り残されているかもしれません…。
じつは、会社で隣の人も水面下では、なにかしら働き方を変えようと動いているのかも…。
働き方が変化していることを解説した記事を下記にまとめました！経済の流れを知りたい方はオススメです！
>>【副業のリアル知ってますか？】
副業を始める前に知りたいこと・副業の選び方・副業中の悩みとは？
実際に副業をして独立までした私の体験を元にして副業のリアルを解説中です。
「副業を開始したい」「副業中で悩んでいる」方に、見て欲しい副業のリアルをまとめました。
コメント