「若い人で出世する人ってすごいなぁ」
「出世する若い人って能力が高いのかな?」
若い人で社長とか部長とか役員の人が増えてきており、一緒にいると劣等感を感じる時があるかもしれません。
おそらく能力が高いと認められているからとか、年収が高いんだろうなと思っているから劣等感を感じるのでしょう。
私も若い頃は出世していく同級生や自分よりも年齢が下の人を見て、劣等感を感じていたものです。
しかし、果たして、若くして出世する人は年収も高く、能力が高くて出世したのでしょうか?
経験的な結論ですが、大体の人は能力が高いから出世したということはないでしょう。
また、年収も外資系で出世している人以外は、そこまで年収が高くないでしょう。
なぜなら、出世は条件が大切であり、条件を満たす9割方は運なので、能力の高低は関係ないからです。
つまり、若くて出世している人は偶然にも出世しやすい会社に入社しただけであり、劣等感を感じる必要は無いのです。
短期的な出世が運だとした場合、若い人が将来にわたって能力を高めるには何が必要なのでしょうか?
それはチャレンジです。
能力が高い人は若い頃からたくさんのチャレンジをしています。
- 起業・副業
- 仕事で大きな責任を持つ
- 日々の仕事を工夫する
チャレンジすることで問題にぶつかっていった結果、成長していくのでしょう。
成長していけば、履歴書にかける成果も増えます。
もしもあなたが不運にも出世しにくい会社にいるならば、個人的なチャンレンジをして成果を挙げて、客観的な評価を上げて転職すれば良いのです。
今回は、若い人の出世は能力ではない理由と、20代で出生したい人向けのキャリア戦略について解説したいと思います。
この記事で学べることは?
- 若くして出世したのは運であることが学べる
- 出世したい若者が簡単に肩書きを得る方法が学べる
- 出世したい若者が能力を伸ばす方法が学べる
若くして出世する20代の特徴とは?
若くして出世している人への誤解として、下記のものがあります。
- 能力が高い
- すごい成果を上げている
しかし、若くして出世している人は能力が高いわけでも、すごい成果を挙げているわけでもありません
たまたま出世しやすい会社に勤務しているなど、実は運であることが多いのです。
出生しやすい会社に勤務しているだけ
若くして役職に就いている人を「すごい!」と見ている人は結構います。
実際に私の友達でも若くして出世している人がいて、さぞかし実力があるんだろうなぁ…。と思っていました。
しかし、実際は出世に実力はあまり関係ありません。
基本的に若くして役職に就いている人は「出世しやすい会社に勤務している」だけでしょう。
そもそも日本の大企業は出世しにくいです。終身雇用を前提とした年功序列制度があるため、年収が徐々に上がっていくビジネスモデルだからです。
しかし、
- ベンチャー企業
- 外資系企業
は終身雇用を前提としていないため、年功序列制度をとっていません。そのため終身雇用制度で保障されていないため、40代〜50代で退職しなければいけない可能性もあります。
良い人材を揃えるには、魅力的な年収が必要だと考えている企業も多いので、年収が高く、役職も高くして募集をかけているところが多いです。
私の知り合いでもベンチャーに行った人は早々に役員に就任している人もいます。
20代前半のときは肩書だけ見て素直に「すごい」と思ったものです。しかし、ある程度の歳になってくると年収などの面が見えてくるものです。
「役員の割に働いているのにもらっていない…」って感じてしまうこともあるのです。
若い時から出世することは、必ずしも優秀ではなく「出世しやすい会社に在籍しているから」ということになるのです。
上司に気に入られている
若くして出世する人の大部分は、たまたま若い人でも出世できる会社に在籍しているからでしょう。
しかし、出世するかどうかを決めるのは、会社の上司です。そのため、出世するには上司に気に入られる必要があります。
上司に気に入られるのは実力ではなく、たまたま知り合っているかどうかです。実力よりも、たまたま気に入られているかどうかが、能力よりも評価されるのです。
私が転職するときも、基本的に人脈を活用して声がかかって転職するパターンが多いわけで、上司から気に入られているから声がかかるわけです。
会社における重要な戦略部署に異動した友人についても、「なぜ自分がこの部署に?」と上司に聞いたところ、上司が「このまえのゴルフで知り合ったから、知らない人を入れるよりは良い」と言っていたそうです。
もはや実力ではないですね…。
最終的には成果を出すことが必要
出世しやすい会社に就職し、上司にも気に入られているのに出世できない場合は、上司がアピールできるほどの最低限の成果がないのでしょう。
上司が出世の話を人事やさらに上の上司に持っていっても「出世させるべき」と説得できなければ、承認されることはないでしょう。
もしも、最低限の説得に値する成果がない場合、上司が人事やさらに上の上司を説得することは不可能でしょう。その結果、出世できないのです。
そのため、最低限のアピールになる成果を挙げることは常に意識しておいた方が良いでしょう。
若くして出世したい人が20代でできることは?
若くして出世する条件は、
- たまたま出世しやすい会社にいる
- 上司に気に入られている
- 最低限の成果がある
ということになります。
つまり、実力が高いからではなく、運が良かったという偶然と成果のアピールがうまいだけなのです。
では、これから出世をしていきたい人は若い時にどのようなことをすれば出世できるでしょうか?
出世したい若い人は独立して肩書を得て、地獄を見て成長できる
ちなみに、それでも肩書がほしいと感じるならば、肩書を得るのに一番簡単なのは、独立して会社を設立して社長になることです。
会社は合同会社であれば数万円程度から設立することが可能です。
肩書が欲しいなら、サクッと会社を設立して、代表になるのが良いでしょう。
若くして社長になってしまえば「あの人は社長なんだ」と周りから見られることにもなりますから、肩書燃えられて、相手からの見え方も変わるという訳です。
ただし、独立をすると安定収入がなくなるため、精神的苦痛を感じ、シンドい気持ちになることは必須です。
独立すれば、行動するもしないも自己責任です。行動しなければお金が稼げないため、生きていけなくなり、地獄を見る羽目になるでしょう。
地獄を見て、全力で行動していく結果、能力が高まることは確実です。能力を高めれば、再就職する際により良い会社に転職できる可能性もあり、出世候補になる可能性も高いのです。
若い人が真に能力を付けるには責任のある仕事にチャレンジする
若い人が出世していくのはほとんどが運であるケースが多いです。ただ、出世をすればその分だけ責任が重くなるのも事実であり、多くの経験をしていくでしょう。
ベンチャーであれば事業立ち上げを経験したり、外資系企業であれば、一人でプロジェクトを回して生き、何億円ものお金を使う経験をするでしょう。その経験が、能力を高めることに繋がるのです。
ちなみに、出世をしていない人でも、これから出世を目指していきたい人も個人的なチャレンジをすれば能力を高めることが可能です。
個人的なチャレンジとしておすすめなのが…
- TOEICで高得点にチャレンジする
- 外国の会社に入社して働いてみる
- 副業して自分で稼いでみる
- 会社の中で怒られない範囲で業務フローを改善してみる
- 自分の仕事を半自動化できないか考えてみる
こういった工夫を行えば、個人でもチャレンジしていけます。
私のケースだと、業務を半自動化することを常に考えて行動しており。業務以外で半自動化できるようにプログラミングなどの言語を学び、実現させたりなど、色々工夫して業務時間を短縮してきました。
工夫した結果、能力が高まり、仕事が早いと評価を受けることが多いです。
あの時に業務効率化にチャレンジしてよかったなとつくづく思います。
出世する人は、責任が重くなり貴重な経験をすることによって能力を高めていきますが、出世していない人でも個人でチャレンジすることで能力を高めることが可能なのです。
若くして出世したい人が20代でしておくべき準備とは?
若い人が出世するためにできる準備は個人的なチャレンジでしょう。
個人的なチャレンジをすることで実力を高め、履歴書に書けるような結果を出せば、あなたの評価はあがります。
そうすれば、転職でも有利に働くのです。
個人的なチャレンジで会社を辞めるのは危険ですよ
会社の中で自分から率先してチャレンジしても良いですし、個人的にできるチャレンジを行っても良いでしょう。
個人でチャレンジするために独立する人もいますが、はっきり言って、将来的なキャリアを逆算していない独立は、はっきり言ってリスクです。
最悪を想定した上で、独立していない限り、収入が安定しないという目先の後悔と、戻りたくても戻れないという長期的な後悔で、絶望が待っています。
もしも、
- 独立するのが怖い
- 会社では率先してチャレンジできない文化
- 個人で働きたいけど残業が…
という問題があるなら、出世のしやすい会社や残業のない会社に転職して副業に取り組むのも良いでしょう。
出世しやすい会社に転職して大きな責任を負うのもチャレンジ
出世しやすい会社とは、
- ベンチャー企業
- 外資系企業
でしょう。チャレンジする文化のない安定的な大手企業は終身雇用制度が強く、残業規制で収入も上げるのが難しいです。
そのため、チャレンジする文化の無い安定的な大手企業にいる場合は、副業などに取り組んで個人でチャレンジしてみると良いでしょう。
出世しやすい企業を探すのも、安定した企業を探すのも転職サイトへの登録は必要です。世の中には多くの転職サイトがあり、全てを登録するのは面倒くさいですよね。
私は下記の転職サイトに登録しておけば、とりあえず漏れもなく情報を得られるかなと思います。
特に、外資系企業へ転職する場合はエージェントをうまく使って年収アップに繋げたいですからね。
- リクルートエージェント:業界TOPの求人数を誇り、中小・大手・外資問わず全て揃っている。言わずとしたら転職サイトの老舗です。
- JAC Recruitment:外資系や語学を使う求人に強い!年収を上げたいスーパーサラリーマンにおすすめの求人サイト
- 転職会議:企業のリアルな口コミを企業で働いていた人が書いているサイトです
若くして出世を目指すのも悪くないでしょう。
若くしての出世は実力があるからではなく、たまたま出世しやすい企業に在籍したからということになります。
とはいえ、若くして出世するのが悪いことかというと、そんなことありません。
若くして出世することにより、責任が増えます。
たしかに、労働時間が長くなる可能性もあるため、そういった面では一概に良いことではないかもしれません。
しかし、責任が増える分だけ、自分の裁量権が増えます。
仕事に対してのやりがいが生まれるのはもちろんのこと、将来的に転職する際に即戦力になることをアピールしやすくなります。
そのため、若い内から出世をして、成果を上げることは悪い話ではないのです。
もしも、今の会社にいて自分が成長している実感がなければ、出世するのが早い会社に在籍して修行してみると良いでしょう。
以上、出世する若い人はスゴくない?若い人が能力を伸ばす方法を解説しました
最後まで読んでいただきありがとうございました。
理想の働き方を勝ち取る攻略法とは?
「年収を上げたい」「働き方を変えたい」と悩んでいるなら、転職市場と常にアクセスを持っておかなければ、理想の働き方を勝ち取ることができません。
特に大企業で働き残業などで消耗している方は、たとえ自分の年収に満足していても、他の求人や外資系などの職種まで幅広く知っておけば、企業と交渉する余地が分かり、待遇改善を考えるチャンスとなります。
理想の働き方、待遇改善は会社に任せず、自分の力で勝ち取る必要があるのです。
理想の働き方を勝ち取るためには、下記のような情報収集が大切でしょう。
- 年に1回エージェントと面談して自分の市場価値を知っておく
- 常に求人情報を閲覧しておく
そのため、幅広く転職エージェントに登録して、情報を収集しておくのがおすすめです。
- 市場価値診断ならMIIDAS(ミイダス)!で自分の適正年収を測定しよう!
- リクナビNEXTのグッドポイント診断を使えば簡単に転職活動の自己PR文章が作成できます
- 書類選考が進まない人は転職サイトDODAのエージェントに添削してもらいましょう
自分に適切な年収を知ろう!
自分の適切年収がどの程度なのかを知っておけば、現状の年収が高いか低いかの判断ができます。
自分の市場価値を知るMIIDASの年収測定をすれば、統計データから自分の社歴や能力でどの程度のオファーが来ているのかを知ることが可能です。
登録無しで無料でできるので、一度やって見るだけでも面白いでしょう。
履歴書を書く時の自己分析を無料で!良い点・悪い点を把握する
実際に履歴書を書く時に自己分析をするのってシンドいですよね。リクルートエージェントが提供しているグッドポイント診断であれば、登録すれば無料で有料級の自己分析ツールが使えます。
登録自体は無料なので、これから履歴書を書く人はグッドポイント診断を行ってみると良いでしょう。
コメント