出世のメリット・デメリットは検討すべし「生きる方向性を誤るな」

「出世するメリットとデメリットって何だろう?」

「出世するのは得なのか損なのか」

出世するのに興味がない人は若者の半数だと言われています。

確かに出世をすると責任だけが増えて年収があがらないこともありますが、出世するメリットは年収だけではありません。

肩書により社会的なステータスが高くなることや、会社でのやりがいが増えて能力が上がることなども十分なメリットになります。

ただし、出世のデメリットもたくさんあります。出世をすれば仕事量が増えて、残業が増えたり、部下のミスは上司の責任にもなるでしょう。

社畜が嫌だからと、出世をしない選択肢を取り、自営業+派遣で生きていくことを決めた人で人生詰みかけた人も数名います。

逆に出世をして家族をないがしろにした結果、定年後に家族から離婚される人もいます。

出世をするか否かは個人の価値観によります。しかし、出世のメリットやデメリットを知らなければ、適切な判断ができなくなってしまい、人生破滅を迎えるでしょう。

今回は、人生の破滅を防ぐ出世のメリットやデメリットについて解説しました。

この記事で学べることは?

  • 出世する具体的でリアルなメリットについて学べる
  • 出世することで生じるデメリットについて学べる
  • 出世しなくても出世のメリットが得られる方法が学べる
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出世するメリット

出世するメリットについて考えてみました。

出世すれば大きな仕事ができる=転職に有利

「現状の仕事で出世しても年収が上がらないし…」と考えている場合、短期的に見すぎていませんか?

出世をすれば、その分だけ大きな仕事を任される可能性が高いです。

大きな仕事は自分のアピールポイントに繋がります。

自分のアピールポイントが増えれば、転職に有利に働きやすいため、長期的に見れば年収アップにつながるでしょう。

出世すれば、転職に有利になるのです。

肩書がある=社会的なステータスが良い=評価が高い

当たり前ですが出世をすると周りの人からの見られ方は変わります。

大企業の平社員でいるよりも大企業の部長クラスの方が対外的なステータスが良いのは間違いありません。

一般的な社員でいるよりも海外に関わって仕事していると言ったほうが見映えが良かったりするでしょう。

大企業の部長クラスだと住宅ローンや不動産ローンの審査が通るスピードとかは半端なく早いです。

一般的にも相手にもわかりやすい対外的なステータスは出世ということにあなるのです。

また対外的なステータスが高いと転職にも有利です。

実際に「肩書を持って仕事をしていた」という経験だけで採用される場合もあるくらいです。そのため、出世をしていけば転職にも確実に有利であり、年収を高水準に保つことができる可能性があるのです。

外資や大企業などの出世は年収が上がりやすい

大企業などの場合は出世をすることによって年収が上る可能性が高いです。

厚生労働省の平成28年度の年齢別の賃金データですが、年をとればとるほど年収が上がっていくのが、

特に外資系であれば、営業系の職種であれば出世と共に年収が2倍・3倍に上がる人もいます。

外資系の場合は役職に就くのが早く、年収が上がりやすいです。

一方で、中小企業だったり、事務職勤務の場合は出世をしても年収が上がる程度は知れています。

それでも大企業や外資系の場合は事務職で解雇のリスクが少ないのに年収1000万円行く場合もあります。

出世のメリットの1つと言えるでしょう。

社員をマネージメントして実現する「やりがい」

出世をしていけば経営者層に近い管理職になることができます。

管理職になればその分だけ社員をマネージメントすることになり、自分が実現しやすいことを実現することができるでしょう。

出世していけば部署の舵取りを自分がしていくことになります。自分の行動一つが会社の収益を左右し、自分の行動一つで部署の人数を左右することにもなります。

出世していけばいくほど、会社での自分の発言力や影響力が大きくなり、会社でのやりがいも増えてくるのです。

出世するデメリット

出世にはメリットもあればデメリットもあります。出世するデメリットとは一体何なのでしょうか。

責任が大きくなる「ストレスが大きくなる」

当たり前ですが、会社で出世していけば自分の行動の影響力が大きくなるため、責任が重大になります。

自分の指示一つで収益を失ってしまったり、会社に損失を与えかねません。

自分が行動すればするほど、会社を損させてしまうこともあるでしょう。

不要な作業量を増やしてしまい、部下に迷惑をかけることも増えるかもしれません。

はっきり言って責任が増えれば増えるほど辛く感じることもあるかもしれません。

ただ、個人的に思うのは、意外に出世している人ってサイコパスな自己中人間も多いんですよね。

「サイコパスな人が自分の上司だったら嫌だなぁ」って思いますが、やっぱりサイコパスで自己中な人間じゃないと責任の重さに耐えられなくなるのかなぁと思います。

おそらく自己中心的な方が、自分の意見を言う時に周りの目を気にしないので、発言力が強いからでしょう。

ちなみに、サイコパスなどの性格が悪い人が年収が高いというデータもあるのです。

性格が悪い人ほど出世するのは事実です「論文あり」
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部下の尻拭いと謝罪に追われる

出世するデメリットは部下の責任が自分の責任になることでしょう。部下が何かをやらかしてしまったら、自分が率先して尻拭いをしないといけません。

いやぁ、キツイですよね。自分のミスじゃないのに怒られたりする訳です。

怒られたら謝りにいかないと行けなかったりするわけなので、はっきり言って超しんどいですよね。

それでも上司という立場だからこそ、なんとかしないといけない訳でして、部下の責任を取るのが上司の仕事ですからね。

人のミスなんて自分に関係ない!と思ってしまう人は出世は向いてないでしょう。これも出世のデメリットと言えます。

出世をしたら家で仕事する時間が増えるかも…。

出世をしたら自分の仕事の影響力の大きさに、常に仕事のことを考えてしまうことにもなります。

その結果として残業が増えるだけならまだ良いかもしれません。

しかし、出世したら仕事が溜まってしまい、家に持ち帰って仕事する可能性もあるでしょう。

家で仕事をすることにより、ワークライフバランスが完全に崩れてしまうことへの対策について、NestleのCPO(Chief People Officer)は下記のように語っています。

  • 小さいことから仕事とプライベートのバランスを取り戻す
  • 誰かに宣言して仕事よりもプライベートを優先する
  • 強制的に仕事しないルールを作る

引用:How to Build Up Your Work-Life Balance Muscle, According to Nestlé’s Chief People Officer

超ホワイトな会社によっては、会社貸与の携帯から顧客にメールを送った内容や時間を記録しているため、業務時間外で仕事のメールを送った場合に、怒られる場合もあるのだとか。

その結果として、仕事が全く終わらなくなり、無理やり仕事を終わらせて帰る場合もあるのだとか…。いや、仕事量減らしましょうよって感じですけどね。

意思決定という政治ゲームが仕事の中心になる

出世をすれば自分だけの部署ではなく、部署間や会社間を通じて意思決定をする必要性がでてきます。

自分の部署だけであれば、自分の意志決定一つでよかったですが、部署間や会社間での意思決定になると、自分の意志だけでなく、多くの人々の意思決定が必要になります。

出世をすればするほど、プレイヤーとして売上を伸ばしていたときとは違い、さらに上の上司を自分側の味方につけておいたり、根回しをしたりが必要になります。

つまり、政治ゲームが仕事の中心になるのです。

実際に出世をすれば無駄に思える会議を頻繁に行わなければいけなくなります。部署間や会社間の意思決定になると、みなさん身長になりますから、遅々として会議が進まないのです。

そのため、政治ゲームがしたくない人にとっては出世がデメリットになるのは間違いないでしょう。

出世するメリットを得てデメリットを打ち消す道もある?

出世するメリットとデメリットについて解説してきましたが、

ステータスが上がり、年収も上がり、やりがいが増える出世のメリットと、

責任が増え、部下の尻拭いをし、残業が増えて、政治ゲームが仕事の主流になる出世のデメリットは、出世の特徴としては一長一短です。

出世すると得られるメリットを捨てずに、デメリットを打ち消す道はなにか無いかと探しましたが、

  • 出世をせずに年収を上げる転職をすること
  • 出世ではなく副業として自分のビジネスを持つこと

が挙げられるでしょう。出世をするとデメリットが発生してしまうので、出世をせずに年収を上げることを考えるのです。

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冒頭で話した、派遣社員+自営業で人生破滅させかけた人も、最初から会社で働きながら、自分のビジネスを持つという選択肢があれば、人生を破滅させる可能性を限りなく減らせたと思います。

社畜だからとか、会社員はクソだとか言う価値観だけで、出世のメリット・デメリットをちゃんと調べなかったことが、人生が破滅する可能性を増やしてしまったんですね。

出世するかどうかは、メリットとデメリットを比べてみて、どちらがあなたの人生にとって良いのかを考えると良いでしょう。

ただ、私は年収に見合わない出世は絶対に嫌ですが…。

以上、人生の破滅を防ぐ出世のメリット・デメリットについて解説しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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