「20代からキャリアプランを立てても無駄でしょう」
「キャリアプランを立てる方法ってなに?」
20代からキャリアプランを立てても間違っているから意味がないと考える人もいますが、それは間違いです。なぜなら、キャリアを軌道修正することができないからです。
シェリル・サンドバーグは、著書「LEAN IN」の中で、
現代のキャリアはジャングルジムみたいななもの
と語っています。軌道修正を繰り返した結果、ジャングルジムのように、動き回るようなキャリアになるのでしょう。
しかし、キャリアプランを立てていないと現状のキャリアプランの問題点に気づけないため、軌道修正をし、ジャングルジムにように動き回ることができないのです。
キャリアプランを立てたほうが良いとわかっても、どのようにキャリアプランを立てるべきなのかについて、誰も教えてくれません。
私自身、頑張ってキャリアプランを立ててやってきたつもりですが、結婚して子育てを考えた時に、自分のキャリアプランが大きく変わることになりました。
もっと早く検討すべきことがわかっていれば、子育てなどを折り込み済みの計画を立てることができたでしょう。
今回は、キャリアプランを早期から立てる重要性と、立て方について私が学んだ経験を基に解説したいと思います。
この記事で学べることは?
- 20代のうちにキャリアプランを立てておかないと後悔する可能性が高いことが学べる
- キャリアプランの立て方を経験的に失敗した人から学ぶことができる
- キャリアプランを立てる際に考えるべき点が学べる
20代でキャリアプランを決めておかないと取り返しがつかない
「人生は20代で決まる」という本でも書いてありましたが、20代で決めておきたい大切なものは
- キャリアプラン
- 家族選び
になります。
仕事と家族は人生の80%を決めると言っても過言ではないでしょう。
なぜなら、仕事をしていたり、家族といる時間を合計すると、1日の80%くらいの時間になってしまうからです。
仕事に対して真剣に考えない場合、あなたの人生の40%程度を適当にしていることになります。
「でも、まだ若いから」と思っているかもしれませんが、はっきり言って、30代になる前にキャリアプランを決めておかないと、軌道修正は難しいのです。
20代のキャリアプランは間違いに気づくため
キャリアプランを立てている人は、人生計画がある人ですから、目標と現状のギャップに気づきやすくなります。
例えば、キャリアプランがある人は、下記のような業界で働いている場合、将来的に異業種への転職を試みるでしょう。
- 年収が低めの業界で働いている
- 残業が多めの業界で働いている
- 自分の将来の展望が見えない業界で働いている
残念ながら30代になってから異業種への転職を試みるのは難しくなってきます。
というのも、30代になると、採用側も研修とか不要で即戦力の人材を求める傾向が強いため、未経験採用での就職は難しくなってくるからです。人材が本当に足らない企業以外は30代の未経験採用はしないでしょう。
そのため、20代までに軌道修正しておかなければ、働く業界もある程度固定化されてしまうのです。
そのため、なるべく20代のうちにキャリアプランを立てて、軌道修正が必要か否かを判断できるようにしておいたほうが良いのです。
20代で立てたキャリアプランは大体間違っているので軌道修正が大切
「20代でキャリアプランを立てても、だいたい間違っているから意味なくない?」
と考える人もいるでしょう。
確かに20代で考えたキャリアプランは間違っている可能性が高いです。
なぜなら人生経験をそこまで積んでいないため、将来に対する見積もりが甘いからです。
しかし、キャリアプランを決めないと、キャリアプランと現状の差を把握することが難しいでしょう。
キャリアプランを立てずに30代で人生が詰むくらいなら、キャリアプランを立てた方がマシです。
また、キャリアプランが間違っていることを前提とすれば、自然と日々のキャリアプランを修正していくでしょう。
私もキャリアプランを立てていましたが、結婚後、子育てが身近になり「理想の教育費」を考えた結果、自分のキャリアプランが甘かったのを痛感しました。
もともとフリーランスだけでも、十分に生きていけるくらいの収入はありましたが、理想の子育てのことを考えると圧倒的にお金が足りなかったのです。
私の経験からも言えますが、キャリアプランを立てても間違えていることが多いでしょう。
しかし、キャリアプランを立てることが習慣になっていなかったら自分の間違いに気づくのも、もっと遅かったかもしれません。
大切なのは、キャリアプランを日々見直して修正することなのです。
余談ですが、私の目標は複数の収入源を構築した上での早期退職です。早期退職と子育ての関係を考えたときの記事は下記になります。
20代でキャリアプランの立て方
「20代でキャリアプランを立てよう」と言われても、何から考えればよいかわかりませんよね。
20代からキャリアプランを立て方を解説したいと思います。
人生に必要なお金を明確にしよう
仕事は最低限のお金を稼ぐためにします。やりがいや自己実現等ありますが、まず考えるべきなのはお金のことなのです。
そのため、人生に必要なお金を明確にしておく必要があります。
例えば、
- 年金はいくら位もらえるのか?
- 老後の生活費はいくら必要なのか?
- 結婚はいつするつもりなのか?子供は何人欲しいのか
- 子育ては?どのくらいの費用をかけるのか
- 一生賃貸?住宅は購入する?
ここらへんを明確にしておけば、自分の人生に必要なお金が見えていきます。
例えば、フリーランスで生きていく場合、定年退職はないですが、国民年金は毎月5万円程度になります。
老後の生活費は平均すると26万円(独身だと13万円)ほど必要なので、約8万円ほど不足するでしょう。
一生労働して補えれば良いですが、無理な場合は貯蓄が必要です。
結婚して子供が二人いる場合、平均して16万円ほど子供にかかります。
賃貸の場合、2Kなどに住む場合は、約10万円程度はかかると考えると老後に必要なお金が見えてくるのです。
業界研究をしよう「足りないお金をどう稼ぐか」
キャリアプランを考える上で、足りないお金が明確になれば、足りないお金をどう稼ぐのかを考えましょう。
お金の稼ぎ方としては下記の通りでしょう。
- 転職
- 副業
- 起業
- 投資
例えば、低年収な業界にいる人であれば、年収の高い業界に転職すれことで、生涯賃金を引き上げられるでしょう。
生涯賃金が上がれば、足りないお金を補うことが可能です。ただし、年収が高い業界を知るには、業界研究をするのが不可欠です。
下記に比較的年収が高い業界と低い業界をまとめてみました。興味がある人はどうぞ。
転職に関して情報収集が鍵になります。エージェントは複数登録しておくのがオススメです。
業界で有名なエージェントには最低でも2〜3つ程度は登録して情報収集できるようにしておきましょう。
- リクルートエージェント:業界TOPの求人数を誇り、中小・大手・外資問わず全て揃っている。言わずとしたら転職サイトの老舗です。
- JAC Recruitment:外資系や語学を使う求人に強い!年収を上げたいスーパーサラリーマンにおすすめの求人サイト
- 転職会議:企業のリアルな口コミを企業で働いていた人が書いているサイトです
副業をするのもお金を稼ぐのに入れていますが、副業をしても事業レベルに収益が上がっていく副業をしなければ残業をした方が良いでしょう。
副業は全く稼げないので時給換算したら割に合いません。副業でバイトレベルの人は時給1200円程度ですが、残業代がしっかり払われるなら、残業代の割増分もあれば遥かに高時給になるのです。
事業レベルの副業であっても、途中で諦めるなら初めから取り組まない方が良いでしょう。
1年間の収益を合計しても1万円程度ということは普通に起こりえます。3年〜5年くらい継続しないと事業レベルの収益は望めないでしょう。
ちなみに、私がブログで月に1万円程度稼げた記事は下記になります。はっきり言って絶望です。
常に絶望と向き合っています。ブログはお金のためにやるものではなく、思考の整理のためにやるものですね。
将来的に「何で稼ぐのか」を決める
足りないお金が明確になり、どのように稼ぐのかを決めたら、今度は将来的に何で稼ぎたいのかを明確にします。
自分がライフワークでやりたいことを決めましょう。
足りないお金を補うために稼ぐ際に、自分がやりたくない仕事をしているかもしれません。しかし、子供を育てるなど自分の理想の生活にするには必要なことであり、そこからは避けて通れないでしょう。
ただ、年を取れば生活費は徐々に減っていきます。子供が社会人になったり、住宅ローンを支払い終えたら、必要な生活費はガクッと下がるため、お金のためだけに働く必要がなくなるからです。
少量の生活費分くらい稼ぐのは必要ですが、働く選択肢に柔軟性が出てきます。
さらに定年退職のことも考えると、一生趣味のように働けるライフワーク的な稼ぎ方を検討しておくと良いでしょう。
私の場合は、将来的な稼ぎ方も踏まえて今からコツコツと種を撒いています。
将来的に必要がなくなれば会社を退職し、自分の好きな稼ぎ方で稼げるようになりたいと思っているからです。
将来の稼ぎ方を決めておくと、キャリアパスがより明確になるのでオススメです。
ワークアズライフという働き方もあるので、そちらも参考にすると良いかなと思います。興味がある人は下記の記事からどうぞ。
20代からキャリアプランを明確にしよう
キャリアプランを明確にする必要性は
- 理想と現状の差が明確になり現状のキャリアの問題点が明確になる
- キャリアプランの修正は若いうちの方が楽にできる
また、キャリアプランの立て方としては
- 人生における不足する金額を把握する
- 不足する金額をどのように稼ぐのかを決める
- お金に余裕が出てきたら何をして稼ぎたいのかを決める
ということになります。繰り返しますが、若いうちのキャリアプランは間違っていることが当たり前であり、軌道修正するのが大切になります。
まずは、キャリアプランを立ててみましょう。もしも足りないお金があれば、キャリアを修正すれば良いのです。
以上、20代のキャリアプランの重要性?立て方と注意点【軌道修正が重要】を解説しました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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理想の働き方、待遇改善は会社に任せず、自分の力で勝ち取る必要があるのです。
理想の働き方を勝ち取るためには、下記のような情報収集が大切でしょう。
- 年に1回エージェントと面談して自分の市場価値を知っておく
- 常に求人情報を閲覧しておく
そのため、幅広く転職エージェントに登録して、情報を収集しておくのがおすすめです。
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