「褒める言葉が思いつかないなぁ…」
「ほめるのって苦手なんだよね」
相手のことを「ほめよう」と思っても、褒める言葉が思いつかない…と悩む時ってありますよね。
思いつくのは悪口ばかり、ほめ言葉はまったく見つからない…と思う人もいるでしょう。
褒める言葉が思いつかないのは、悪口に対する見方が悪いだけです。
悪口も見方を変えればほめ言葉に生まれかわります。
悪い点は個性であると認め、良いように解釈すれば褒める言葉に変換できる
例えば、「あの人って強引で嫌な感じ」と思う人がいるとしましょう。
強引を個性として考えたら、「自分の考えに自信があり、他人を巻き込むことができる」ことになります。
つまり、リーダーシップがある人だと解釈できるのです。
このように、悪口は見方を変えればほめ言葉に変わります。
今回は、具体的な悪口を例にあげながら、どのように解釈すればほめ言葉になるのかを解説します。
この記事で学べることは?
- 褒める言葉の見つけ方が学べる
- 具体的な悪口の言い換えが学べる
- はじめは大変だけど後から言い換えが楽になる理由が学べる
目次
「褒める言葉が思いつかない…」は「悪口の見方が悪い」
「悪口も見方を変えればほめ言葉」というのは、私の大学時代の経験から生まれています。
大学時代、比較的大きなサークルをまとめていた時に、先輩から「チームメンバーの良い点を毎週挙げて提出するように」という指導を受けました。
上下関係の厳しいサークルでしたし、先輩もチームを良い方向にしようと思っての指導なので、なかば強制的に良い点を考えるようになりました。
良い点を考えるのは、はっきり言って地獄でした。
良い点をまったく見つけられず、悪口ばかりが思いついてしまう。
「褒める言葉が思いつかない…」と思って毎週取り組んでいました。
しばらくたって、「褒める言葉が思いつかない」と感じていたのは、私の見方が悪かったのだと気づきました。
悪い点も見方を変えれば個性になります。
個性があれば、解釈を変えれば褒める言葉に転用できるのです。
例えば、「だらしがない人だな」と悪口が思いついたとしましょう。
個性として考えれば、自分のスピードでものごとに取り組みたい人なのです。
つまり、「だらしがない人」は「マイペースな人」と言い換えることができるのです。
他にも、「与えられた作業ができない人」という悪口も、分先してみると、できないことをいじられているという個性を生み出していました。
場が和んでいることから、「与えられた作業ができない人」は「マスコット的な存在」と解釈を変えることもできました。
褒める言葉が思いつかないのではなく、悪口に対する見方が悪いだけです。
誰にでも個性があるので、解釈を変えればほめることができるのです。
褒める言葉が思いつかないなら悪口を個性にしてみよう
褒める言葉が思いつかない人でも悪口は思いついているでしょう。
そういう人は、悪口をいったん個性として置き換えてみましょう。
個性から考えると、褒める言葉が思いつきやすくなります。
悪口とは、マイナスの感情で個性を表現した言葉です。
つまり、悪口からマイナス感情を抜いたものが個性になります。
うるさい人という表現は、相手に対してマイナスの感情があります。
マイナスの感情を抜いて表現すると、「沈黙をなくす人」や「よく喋る人」という風になり個性となるでしょう。
悪口にはマイナスの感情が知らず知らずのうちに入っているので褒め言葉が見つけにくいのです。
褒める言葉を思いつかない人は悪口を個性として捉え直してみましょう。
褒める言葉が思いつかない人をほめる「悪口も言い方次第でほめ言葉」
なぜかはわかりませんが、良い点を見つけるよりも悪い点のほうが見つけやすいのが人間というものです。
そのため、人間というのは意識していないと悪口が多くなってしまいます。
ただ、悪い点が見つかるということは、言い方を変えればほめ言葉に変わります。
例えば下記のような悪口から、ほめ言葉に言い換えてみましょう。
だらしないのほめ言葉は?
だらしない人の個性は、自分のスピードで仕事がしたい人と言えます。
つまり、だらしない人は、自分のスピードで仕事がしたいだけであり、「マイペースな人」と言い換えることができるのです。
- 悪口:あの人だらしないよね
- 個性:自分のペースで仕事がしたい
- ほめ言葉:あの人マイペースだよな
結果が出ないのほめ言葉は?
結果が出ない人の個性は、結果が出ないのにコツコツと頑張る人や、今はタイミングではないから結果がでていないだけです。
もしかしたら将来的には大化けするかもしれません。
つまり、このように結果が出ていない人は、コツコツ頑張って将来大成する可能性があるのえ、「大器晩成な人」と言い換えられるのです。
- 悪口:あの人ってなかなか結果が出ないよね。
- 個性:結果が出ないのにこつこつ頑張れる人、将来大化けする可能性のある人
- ほめ言葉:あの人って大器晩成型だよね。
うるさいのほめ言葉は?
うるさい人の個性は、場にいてくれるだけで沈黙をなくしてくれることです。
つまり、うるさい人は、「場をにぎやかにしてくれる人」と言い換えることが可能でしょう。
- 悪口:あの人がいるとうるさいよね
- 個性:場にいてくれるだけで沈黙をなくしてくれる
- ほめ言葉:いつもにぎやかにしてくれてありがたいよね
協調性がないのほめ言葉は?
チームでの行動をしている時に協調性がない人もいるでしょう。
協調性がない人の個性は、周りの意見に流されず、自分の意見を持っている人です。
つまり、協調性がない人は、「自分の軸がある人」だと言い換えられるでしょう。
- 悪口:あの人って協調性がないよね
- 個性:周りの意見に流されない・自分の意見を持っている
- ほめ言葉:あの人って自分の軸がある人だよね
のんびりのほめ言葉は?
のんびりしている人は、急いで行動しない人です。
そのため、のんびりは余裕がある、落ち着いていると言い換えられるでしょう。
- 悪口:あの人ってのんびりしているよね
- 個性:急いで行動しない人
- ほめ言葉:あの人って余裕があって落ち着いているよね
強引のほめ言葉は?
強引な人の個性は自分の考えに絶対の自信があり、周りに行動を促すことができる人です。
つまり、強引な人は「情熱がある、リーダーシップがある」人と言い換えることが可能です。
- 悪口:あの人って強引だよね。
- 個性:情熱がある人、リーダーシップがある人
- ほめ言葉:あの人って情熱的だよね。リーダーシップがあるよね。
無口に対するほめ言葉は?
無口な人は、自分の意見を喋りません。
無口な人の個性は、ひたすら人の話を聞くことができる人とも言えます。
つまり、無口な人は、聞き上手な人と言い換えることが可能です。
- 悪口:あの人、無口だよね。
- 個性:人の話を聞ける人
- ほめ言葉:あの人、聞き上手だよね。
時間がかかるのほめ言葉は?
時間がかかる人は、やるべきことをゆっくりと進めるという個性があります。
つまり、ものごとに慎重に取り組むことができる人のことなのです。
- 悪口:あの人って準備に時間がかかるよね。
- 個性:やるべきことをゆっくりと進める
- ほめ言葉:あの人って準備するとき慎重だよね。
悪口が思い浮かんだらほめ言葉に変換しよう
人は良い点よりも悪い点のほうが見つけやすい性質があります。
悪い点を見つけたまま放置していると、「褒める言葉が思いつかないなぁ…」と思ってしまうのです。
褒める言葉が思いつかないなら、人間の悪い点が思いつきやすいと言う性質を利用するのがおすすめです。
悪い点を個性として把握し、個性を良いように解釈すれば、褒める言葉を見つけやすくなります。
悪い点を個性として把握し、褒める言葉に変換するのははじめは時間がかかります。
しかし、時間をかけらればかけるほど、悪い点からほめ言葉へ言い換える引き出しがストックされます。
最初は大変かもしれませんが、後から楽になってくるのです。
「なかなか褒める言葉が思いつかないなぁ」と悩んでいる人は、今日から少しずつ悪口をほめ言葉に言い換える訓練を始めましょう。
以上、褒め言葉が思いつかない人必見!「悪口も見方を変えれば褒め言葉」を解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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