「読書をすると年収があがると言うけど本当?」
「読書しても年収高くない人もいるよね」
一般的に読書をすると年収が上がると言われています。
しかし、読書と年収はなぜ比例するのでしょうか?
残念ながら、読書量と年収の比例をデータで示すことは難しいため、明確な因果関係はまだ不明確な点が多いです。
しかし統計的なデータを見てみると、年収が高い人は読書家である傾向が高いです。
今回は、読書で年収が上がるデータと読書で年収を上げる方法を解説します。
読書と年収が比例するデータを集めてみた
読書と年収が比例するというデータが集まっていたので、下記にまとめてみました。
PRESIDENTの読書と年収が比例する調査
▼年収による読書時間の違い
- 年収500万〜800万層:1日あたり平均5〜30分の読書
- 年収1500万層:30分以上の読書
数年前になりますが、PRESIDENTという雑誌が年収ランクと読書量の関連性に関するデータを発表していました。ごく限られた対象者にアンケートした結果のようですが、それによると、年収500万円から800万円クラスの人は、一日当たり平均5~30分間の読書をしており、1500万円以上の人は毎日平均30分以上の読書をしているそうです。
▼年収による本を読んでいる冊数の違い
- 20歳〜30歳代のビジネスマン:1年で平均3冊
- 30歳代で年収3000万円:1カ月平均3冊=1年で36冊
別の調査ですが、20歳から30歳代のビジネスマンは、年に平均3冊しか本を読みませんが、30歳代で年収が3000万円を超えている人の平均読書量は、1ヶ月で3冊だそうです。年平均3冊と比較すると、12倍の読書量となるわけです
アメリカの富豪は読書を趣味とする人が多い
▼富裕層の趣味や読むジャンルについて
- 富裕層の趣味は読書
- 他の成功者の自伝や自己啓発関連の本を好む
富裕層特有の習慣のひとつに、読書が含まれる。ただし富裕層は単に何かを読むだけではなく、そこから何かを学びとろうとする。ほかの成功者の自伝や自己啓発関連の本を好むのは、自らを教育するためだ。
Economic Journalによる読書と年収が比例するデータ
- 義務教育で読む本以上に本を読む人は年収が21%高い
The study — pulling from 5,280 men from Austria, Belgium, the Czech Republic, Denmark, France, Germany, Italy, the Netherlands and Sweden all of whom were born between the years 1920 and 1956 — indicates that those who read at least 10 non-compulsory-school-reading books ended up with 21% more income
意訳:学校から強制もされずに10冊以上読書した人は結果的にそうではない人よりもの年収が21%高かった
引用:Books are Forever: Early Life Conditions, Education and Lifetime Earnings in Europe
調べてみると、読書と年収が比例するというデータは数多くあります。
それでも、年収が上がることと、読書は関係が無いという人も多いですよね。
「年収が高いけど全く読書していない人もいるよね?」と思う人もいるでしょう。
世の中には年収は高いけど全く読書していない人もいます。
そういう人々は圧倒的に「お金を稼ぐ行動」しています。
例えば、若い内から起業をしたり、アルバイトを掛け持ちして投資の資金をためたり、転売をしたり。
圧倒的にお金を稼ぐ行動をしていたので、人並み以上に嗅覚が冴えているのです。
そういう方々は、お金を稼ぐ天性の力があるので、「読書をしなくても」年収が高いのです。
読書と年収を比例させる具体的な方法は?
データで見る限りは読書と年収は比例する可能性が高いです。
読書をしても年収が上がらない人もいれば、読書しなくても年収が高い人もいるでしょう。
それでは、読書と年収を比例する具体的な方法は何でしょうか?
多読をして圧倒的な読書量を読めば読書と年収が比例する可能性が上げられる
年収と読書が比例している方は多読の方が多いです。
- ビル・ゲイツ:1週間に1冊本を読む
- ウォーレン・バフェット:1日5〜6時間は読書に当てる
- マーク・ザッカーバーグ:2週間に1冊本を読む
他にも多くの創業者が読書をしていると語っています。
社長・経営者だけでなく、出世していたり、年収が平均より上の人には、趣味に読書と加えている方が多い事実があります。
読書量を増やすことで知識が積み上がり、自分の業界について詳しく知ることができます。
本の内容を人に喋ることで読書と年収が比例する
読書をして本内容を人に喋るようになると、年収を上げるキッカケになります。
本内容を人に喋ることで、コミュニケーション能力を上げることができます。
さらに、人と喋ることにより共感力も身につくので、対人関係も上手くいきやすくなります。
読書をして本の内容を人に喋ることは読書量と年収を比較させるのに非常に大切なのです。
読書と年収を比例させるなら「読んだ内容を実生活に活かす」
本を読んで「読みっぱなし」しても年収を上げることは不可能です。
では、どうすれば年収を上げることができるのでしょうか?
それは、読んだ本の内容を実生活に活かすことです。
自伝・ビジネス書・ノンフィクションの本を読むことで、実生活に活かせそうなヒントが沢山あります。
自らお金を稼ぐことを始めても良いですし、投資を行うのも良いかも知れません。
さらに、トレンド系の本を読むことで転職を試みることも良いでしょう。
大切なのは、「本を読みまくってどれだけ行動できるか?」になります。読書だけでは年収は上がりませんので、行動をしていきましょう。
読書で学んだ知識を活かして自分で稼いで年収を上げる
読書をして実際に行動をしないと年収を上げることができません。転職や副業をおこなうことで、自分で稼ぐことに挑戦してみると読書と年収を比例させることができます。
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読書家は論理的思考能力が高い人が多い
本を読むことが習慣化されている人は論理的思考能力が高いです。
論理的思考能力はロジックに触れれば触れるほど向上させることができます。
小説以外の意見のある書籍(ビジネス書・評論など)は著者が主張したい意見が説得力の高い論理的な文章であることが多いです。
論理的な文章に触れれば触れるほど論理的思考力は鍛えられます。
逆にスマホばかり読むなど論理的な文章に触れる機会が減少している現代では、論理的思考力は知らぬ間に低下し続けているのです。
ちなみに、論理的思考力が高い人は因果関係で物事を考える力や想像力が高いです。そのため、問題解決能力も高い傾向があります。論理的思考力は20代のときからコツコツと鍛えておくべきでしょう。
>>ロジカルシンキングや問題解決が学べる本【私のオススメ決定版4選】
読書量が多いとアイデアが浮かび年収が上がる
読書量が多いと文章から情報を把握する力も高く、偏見でものごとを見ずに広い視野で捉えている人が多いです。
本を読む習慣がある人は、柔軟なアイデアが浮かびやすく、常識に縛られていません。
個人的にミレニアル世代の中で発想力・アイデア力が飛び抜けてて脱帽に値する落合陽一さんも、学生時代に1日1冊文庫本を読むことを娯楽にしていたと言われています。
高校時代にニーチェやゲーテを読んでいたと言います。
彼の洞察力や創造力はとんでもないので、一度彼の本を読んでみると良いでしょう。
読書量が多い人はコミュニケーション力が高いので年収が上がる
読書量が多い人は語彙が豊富です。
自分の話を上手く伝えるための単語を理解しているので、場に応じて表現方法を変えることができます。
そのため、本を読んでいる人はわかりやすい話ができます。
また、読書量が豊富な人はコミュニケーション力が高いです。
なぜなら、読書量が多い人は大量の知識を持っているので、話の引き出しが多いからです。
人の失敗を自分に生かす読書をすると年収が上がる
読書と年収を比例させたいのであれば、「自伝・ビジネス書・ノンフィクション」のジャンルを読むことがオススメです。
「自伝・ビジネス書・ノンフィクション」のジャンルを読書をすることで、他者の経験・他者の知識・他者の意見を身に着けることができます。
まさに、「自伝・ビジネス書・ノンフィクション」の本を読むことで、人生を疑似体験できます。
ナイキの創業者のフィル・ナイトは戦争の本が好きだったとSHOE DOGで記載されていたと思いますが、その本から学んだことを会社経営に活かしたと書かれていました。
フィル・ナイトの自伝はこちら>>書評「SHOE DOG」ナイキ創業物語で学ぶ経営者マインド!
本を読むことで、人生を何百回と疑似体験することで、失敗を自分の生活に活かすことができるのです。
読書量が多い人はデータに基づいて行動している
本を読んでいる人というのは、色々な知識の引き出しを持っています。
一方、本を読んでいない人というのは知識の引き出しを持っていない場合が多いです。
本を読んでいる人と読んでいない人、自分の行動に迷いが生じた時に、どうなるでしょうか?
本を読んでいない人というのは、知識の引き出しが少なく、思いつきで行動します。この思いつきの行動で悪影響が出る場合がほとんどなのです。
読書量が多い人は、本で読んだ知識から「この行動をしてみよう」と考え始めます。
本にある知識からの行動で、客観的なデータのある行動が多く、無意識に行動しても成果がでやすいのです。
読書量で年収は上がる可能性が高い
読書量が多い人は客観的な事実に基づいて行動できたり、魅力的な人が多いです。
また、先見性もあるので、自分から年収を上げる方向に仕掛けることもできます。
読書量と年収は比例するというのは間違いないでしょう。
読書をして、年収が上がる行動をして、結果を出していきたいですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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