「出世したくないなぁ」
「そろそろ出世しそうだから嫌だなぁ」
個人的に出世は悪い話では無いと思いますが、出世をしても年収が据え置きである出世は嫌いです。忙しくなるだけの出世というのは役職を与えるだけであって、やりがい搾取に近いかなとも思っています。
仮に、出世をしたら年収が非常に高くなる職場にいれば出世をしようと躍起になって頑張るでしょう。
しかし、冒頭で書いたような「出世がしたくないなぁ」と感じている人の職場というのは年収よりも責任が増えることで忙しくなる人なのでしょう。
年収よりも責任が増えるのが嫌な人にオススメなのが、待遇が上がった瞬間(上がりそうな時でも可)に転職をするという選択肢です。
待遇が上がった時に転職をすれば、ベースの年収を高めながらも、仕事に慣れていないので、仕事量に比べると多くの年収を貰える可能性があります。
今回は、出世したくない人向けに転職がおすすめな理由とタイミングを解説しました。
この記事で学べることは?
- 年収を高くしたくない人に転職が効果的な理由が出世のメカニズムから学べる
- 転職をするタイミングが待遇が上がった瞬間が良い理由が学べる
- 出世したくないならプレイヤーを目指すのが、「おすすめではない理由」が学べる
出世したくないけど年収を上げたいなら転職を検討しよう
出世したくないなら頻繁に転職をすると、仕事量と年収を比例させ続けることが可能でしょう。
出世してしまうメカニズムを学べば、出世をしないで年収を上げるのに転職がいかに効果的なのがわかります。
出世をしてしまうメカニズムを一言で説明すれば仕事に慣れてパフォーマンスが向上するからです。
仕事に対するパフォーマンスが良いと出世をしてしまう
そもそも、出世をする人というのはどのような人のことを言うのでしょうか?
出世をする人は、大体仕事量が多い人です。
仕事量を多くこなしているので、「あの人はパフォーマンスが良い」と見なされてしまう結果、出世の打診が来るのです。
では、どういう人がパフォーマンスが良い人なのでしょうか?
それは、仕事が慣れている社員です。仕事に慣れていれば、すぐに仕事を終わらせることが可能です。
仕事が早く終わる分だけ、仕事量が必然的に増えてしまいます。その結果、仕事量が多い分だけパフォーマンスが高いと見なされるのです。
このように、仕事に慣れる→パフォーマンスが上がる→出世するというのが出世のメカニズムなのです。
出世のメカニズムから考えれば転職が効果的だとわかる
出世のメカニズムとは、
「仕事になれる→パフォーマンスが上がる→出世する」
というメカニズムだと解説しました。しかし、このメカニズムは下記のデメリットが生まれます。
- パフォーマンスが上がる→出世するまでの間年収は据え置き
- 出世をしたら無能社員になる可能性が高まる
仕事量が増え、パフォーマンスが上がっても、年収が上がらないケースも多いです。なぜなら、役職が全て埋まっているため、出世できない調整期間が発生するからです。
この調整期間中に年収が据え置かれている場合、仕事量は増えているだけで、年収は据え置きの状態が続いてしまいます。つまり、年収以上の働きをしているのに、仕事量が増えていないという状態になるのです。
仕事量が増えたら、給料と仕事量の釣り合いが合わなくなります。このアンバランスな状態が出世のメカニズムのデメリットと言えるでしょう。
また、出世をすると人は無能になる可能性が増えます。なぜなら、出世をすると求められる能力は変化するからです。
ピーターの法則をご存知でしょうか?会社にはなぜ無能社員しかいないのかという点を解説した本で、答えは「無能になるまで出世は続くので、出世が止まっている社員は無能だから」ということだと論じています。
プレーヤーで優秀だった人はマネジメントでも優秀とは限りません。そのため、マネジメントで出世が止まってしまう人はマネジメント能力が無能であると証明しているのと同じなのです。
出世のメカニズムが働けば、無能社員が増えるというデメリットを被ってしまいます。
そういった、出世のデメリットへの対策は転職をするのが一番効果的なのです。
出世したくないなら待遇が上がったらすぐに転職する
先程も解説した通り、出世のデメリットである、年収の据置期間と無能になることの対策には転職が効果的です。
しかし、転職も無駄に繰り返してしまうと、効果的に年収が上がりませんので、無駄な労力ばかりを使うことになります。
年収が上がった時は転職するチャンス
転職するタイミングとしてのオススメは、待遇が上がった瞬間に転職することです。
待遇が上がるということは年収のベースも上がります。
中には待遇が上がると出世してしまう人もいるでしょう。
その場合は出世を甘んじて受け入れても良いかもしれません。出世したタイミングですぐに転職をすれば、階級的には下であっても年収が上がる可能性もあるからです。
ベースが上がった状態で転職できれば、年収をキープしたまま転職することが可能です。
年収が上がったら、その年収が底辺になる企業に転職する
オススメは自分の年収が上がった状態が、下のベースになるような企業に転職することです。
年収が300万円から500万円に上がった場合、次の転職先は年収500万円から年収700万のバンドで推移するような企業を探して行くと良いでしょう。
この最大のメリットは年収の伸びしろが上がるということです。
年収の伸びしろが上がれば、さらに年収アップする可能性があります。
逆に最悪なのは、年収の伸びしろが全く無い企業に転職することでしょう。
年収伸びしろがない場合は、忙しくなるだけで、年収が上がらず、出世のデメリットのみを被る可能性も高いからです。
出世したくないならマネージャーからプレイヤーになる
出世をしていけばいくほど、自分が動く立場から周りを動かす立場へとシフトしてしまいます。
実力主義的な働き方になり、インセンティブで大きな収入を得ることになる可能性もありますが、一生プレイヤーでいれば出世する可能性は低いと言えます。
例えば、営業の社員でいれば、営業を管理する役職に就くのではなく、営業として現場に出ることを選択し続けるのです。
一生プレイヤーでいるのは人生ハードモード
ただ、個人的には一生プレイヤーでいるのはオススメしません。なぜなら、一生プレイヤーでいるのは厳しい世界だからです。
一生プレイヤーでいるには、体力的にも気力的にもキツイです。
出世に比べて実力主義的な側面が強いので、ベースの年収が上がりませんので、仕事量が増えても結果が出てなければ年収が増えないということにもなりかねません。
例えば、新規顧客開拓などの業務は量がものを言います。このようあ量が必要な仕事は、気力も体力充実している若者に任せるのが一番です。
一生プレイヤーでいたいなら量よりも質を選べ
経験も年齢もある人が現場でプレイヤーとして活躍したいのであれば、高額な案件を効率的に行うことか第一条件になるでしょう。
銀行で言えば、ウェルスマネジメント部門などのプライベートバンカーなどの業務や、M&Aのアドバイザリー系の業務でしょう。
エンジニアであれば、外資系のエンジニアに転職すればプレイヤーでも年収を上げることは可能です。
このようにプレイヤーでも年収が上がることができる業界であればプレイヤーを目指し続けても良いでしょう。
逆に、高額の案件に携わるような道がないような業界であれば、一生プレイヤーを目指すのはやめておいた方が良いのです。
出世したくないのも一つの選択肢である
出世欲があれば幸せになるということもありません。出世をせずに、転職を繰り返して年収を高めに安定させるというのも、生き方としては非常に理想的でしょう。
個人的には重役につかなくても良いから、きままな転職をして年収をキープしつつ、自分のビジネスをある程度の収入源としつつ攻めていきたいなぁと思っています。
もちろん、仕事をする分だけがんばりますが、あまり頑張りすぎても消耗するだけなので、全力でやりつつも、自分のビジネスを頑張るという方向性が良いかなと思っています。
会社で仕事をするのは、いつ切られるのかわからない不安定な状態です。もちろん、自営業で生きていても、いつ顧客に切られるかはわからないでしょう。
なるべく複数の収入を構築して生きてきたい。
そのためには、無意味な出世をせずに、年収を上げて極力出世しない生き方というのも良いのではないでしょうか。
以上、出世したくない人は検討しよう!年収を上げて出世しない転職法を解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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