「褒めるのが苦手なんだよね…」
「褒める際に気をつけるべきことって何かあるのかな?」
褒めるのが苦手な人は、褒め言葉のレパートリーが少ないことで、褒め慣れていないのが原因です。
そのため、褒めることを訓練すれば褒めるのが苦手な人も克服することができます。
訓練すれば克服できると言っても、やみくもに褒めれば良いということでもないです。
ほめることは一歩間違えれば、相手に悪影響をあたえてしまいます。
間違った褒め方をした結果、努力しない人になったり、嘘をつく人になるこたもあるのです。
また、いきなり「褒める練習をしよう」と言ったところで、褒めるのが苦手な人は褒めフレーズが不足しています。
そのため、褒める練習もできないでしょう。
今回は、褒めるのが苦手な人に知ってほしい、NGな褒め方と褒めフレーズについて解説します。
この記事で学べることは?
- 褒めるのが苦手な人の原因が学べる
- NGな褒め方が学べる
- 簡単に使える褒めフレーズが学べる
目次
ほめるのが苦手な人=人生を損している
「他人を褒めるメリットってなに?」褒めるのが苦手な人は、そもそも他人を褒めることにメリットを感じていません。
他人を褒めることは、相手にメリットをもたらすのはもちろん、自分自身にも大きなメリットをもたらします。
褒めるメリットや効果は下記の通りです
- 周りの人に好かれる
- 褒められた人は成長する
- 自分のために頑張る人が増える
このように、褒めることで相手にメリットを与えれば、回り回って自分にメリットが返ってくるようになっているのです。
褒める人は人生がうまくいくようにできています。
褒める効果について詳しくは下記の記事で解説しています。
褒めるメリットがわからない方は、まずはじめに褒めるメリットについて学ぶことがおすすめです。
ほめるのが苦手な人の原因は「褒めフレーズを知らない」こと
個人的に褒めることが苦手な人ってかなり多いと思います。
特に日本人は褒めるのが苦手な人種です。
なぜなら、褒めるフレーズを聞いて育っていないからです。
もともと日本人はお互いに褒めあう民族ではありません。
子供の時に「よくできたねぇ」と言われるまでで、大人になると怒られることはあっても褒められる機会は少なくなります。
当然、褒められる機会が少なければ、褒め言葉を耳にする機会も少ないでしょう。
褒め言葉を耳にする機会が少なければ、褒める方法のレパートリーを増やせないのです。
このため、褒められることが少ない日本人には、褒めることが苦手な人が多いのです。
ほめるのが苦手な人がやりがちな「NGな褒め言葉とは?」
「日本人は褒めるのが苦手だから、もっと積極的に褒めるべき」といっても、NGな褒め言葉を続けたら意味がないどころか悪影響になります。
NGな褒め言葉で褒められ続けた人は、努力をしない人になり、嘘をつく人にもなります。
その人が成長して褒め言葉を使うようになると、良かれと思ってNGな褒め言葉を使い続けてしまうことにもなります。
そのため、ただ褒めるだけをしていては悪影響を及ぼすことにもなりかねないのです。
一体、NGな褒め言葉とはいったいなんなのでしょうか?
生まれつき才能があるとレッテルを貼る褒め方
とくに子供に向けて多いNGな褒め言葉が「生まれつきの才能かある!」と褒めてしまう点です。
生まれつきの才能を褒めるのは一見良さそうに思いますが、実はNGな褒め言葉なのです。
生まれつきの才能を褒めると、
- 努力しなくなる
- 周りを見下すようになる
- できない自分を隠すようになる
などの悪影響があります。
生まれつきの才能を褒められた人は、自分は特別な存在だと誤解します。
その結果、周りを見下さす人になってしまうのです。
また、才能に頼ってまったく努力しない人間ができてしまうのです。
才能を褒める言葉とは下記の通りです
- 生まれつき頭が良いんだよ
- 親が頭良いから遺伝なのかしらね
ここらへんの褒め言葉は言ってしまいがちですので、注意が必要でしょう。
良い結果の時だけ褒める
褒めることが苦手な人に多いのが、良い結果の時だけ褒めがちです。
良い結果の時の褒め言葉とは下記の通りです、
- テストで100点すごいね
- 優勝したの?偉いなぁ
- 営業成績達成してすごいよ
たしかに良い結果を出した時は褒めやすいです。しかし、良い結果だけを褒めるのは、かなり危険なのです。
良い結果だけを褒めると良い結果だけを見せようとします。
そのため、良い結果だけ褒め続けると、下記のような人に育ってしまいます。
- ムリな努力をしてしまう
- 悪い結果を隠してしまう(嘘をつく)
- チャレンジしなくなる
つまり、結果だけを褒めていると、人間性が育たないのです。
これは、子供の時だけに限ったことではありません。
結果だけ褒め続けると、大人になってからも人間性がひん曲がってしまいます。
営業成績だけを評価された人は、営業成績だけを重視しますから、顧客との関係などを無視してムリな営業などを繰り返します。
その結果、コンプライアンス問題を引き起こしたりと、組織にとっては痛い出費になるというわけです。
基本的にサラリーマンや自営業者などのビジネスの世界では、結果だけが評価される世界です。
そのため、ビジネスの世界で稼ぐことに必死になっている人の人間性は酷いことになってます。
本当に恐ろしい限りです。
褒める時は少人数の時にしよう「1対1で褒めよう」
人間は嫉妬しやすい生き物です。
そのため、特定個人を大人数の前で褒めてしまうのはやめた方が良いです。
褒められた人が他者から嫉妬をモロに受けてしまう可能性があるからです。
コミュニティのなかで嫉妬が生まれると、褒められた人は生活しにくくなるでしょう。
学生であればハブられます。社会人になったら働きにくくなるでしょう。
実際にある程度の結果を出して褒められた人を見たことがあります。
結果を出すと周りからアドバイスを求められるケースもよくあるでしょう。
その人も意図せずに周りから求められる姿を、稼ぐのに必死な人たちが見せてしまい「調子乗ってんじゃねぇよ」と嫉妬を受けていました。
その結果、その人はハブられます。周りから阻害され、仕事がやりづらくなっていったのです。
人間の嫉妬ほど恐ろしいものはありません。特に年を取ってからの嫉妬ほど、怖いものはないでしょう。
褒める時は大人数の前で褒めるのはNGだと思っておいた方が無難です。
ムダな嫉妬を発生させると仕事もしにくくなるし、生活もしにくくなります。
褒める時は2人・3人などの少人数の場所で褒めるようにすると良いでしょう。
ほめるのが苦手な人もこれで解決「褒めフレーズ」とは?
褒めるのが苦手な人は「鉄板の褒めフレーズ」というものがなかったりします。
私が考える、鉄板の褒めフレーズに
「さしすせそ」で褒め言葉をマスター「合コンさしすせそ」
昔から合コンの必勝テクと言われている「合コンさしすせそ」というフレーズがあります。
「合コンさしすせそ」は基本的に相槌であり、相手の気分が非常に良くなる効果があります。
- さ:さすが!
- し:知らなかった!
- す:すごいね!/素晴らしいね
- せ:センス良いね
- そ:そうなんだ!
「合コンさしすせそ」は非常に使い勝手が良いです。相手と会話をしている時に、タイミングをみて挟むようにすれば、相手も気分よくあなたと会話できるでしょう
感謝+褒め言葉を使う
生活をしていれば、相手から何かをしてもらう機会は必ずあります。
相手から何かをしてもらったときは、褒めるチャンスです。
すかさず感謝の言葉+褒め言葉を使いましょう。
例えば、個人的には褒め言葉として「頼りになるね」という褒め言葉を使って見るのも良いでしょう。
「頼りになる」と言われて嫌な気分になる人は普通いませんからね。
例えば、仕事を手伝ってもらった時には下記のとおりに使えるでしょう。
- いつもありがとう!頼りになる
- やってくれたの?ありがとう!頼りになるね!
他にも、「仕事はやいね」と褒めるのも使えるでしょう。すぐに返信してくれたり、頼んだ仕事を終えるのが早かったら使えるフレーズの一つです」
- いつもありがとう!仕事はやいね!
- もうやってくれたの?仕事はやいね!
ただ、何度も同じ褒め言葉を使いすぎていると、「本当に思ってるの?」と思われる可能性もあります。
そのときは、「やっぱり」という言葉を前につけましょう。
いつもありがとう!「やっぱり」頼りになる!
こうすると、違和感もなく何度でも褒め言葉が使えます。
褒め言葉「頑張ってるね」を使う
才能を褒めると、期待していることになりプレッシャーを与えてしまいます。
結果を褒めると、無茶な努力をして人間性にも悪影響を及ぼすとでしょう。
では、なにを褒めたら良いのでしょうか?それは、「努力」です。
努力していることを褒めれば、継続することので褒められることを知り、より継続しようと思うでしょう。
そのため、努力を褒めるようにすると、仕事がうまくいくのです。
努力を褒めるフレーズは下記のとおりです。
- 「いつも頑張っているよね」
- 「いつも手伝ってくれるよね」
- 「いつもチャレンジしてて凄いよね」
- 「毎日コツコツ行動して頑張ってるよね」
という感じで、「努力しているな」と、あなたが感じたところを積極的に褒めるようにすると、人間関係がうまくいくのです。
努力によって獲得したスキルや能力を褒める
結果や才能ではなく褒めるのではなく、努力によって獲得したスキルや能力を褒めるのも、使い方さえ間違えなければ非常に有効な褒め言葉です。
例えば、下記のようなフレーズがあります。
- 日本語(英語)うまい
- 良く知ってるね
- 忍耐力あるよね
- 継続力あるよね
ただし、努力を否定する褒め方はしないように注意しましょう。
例えば、生まれつきという「才能」を褒めてしまうと、努力をしなくなります。
「少し勉強しただけでわかるから頭が良いね」という褒め言葉も、長時間勉強することをバカにする人間性を作る可能性があります。そのため、褒め言葉としてはNGでしょう。
ほめるのが苦手な人は、口癖になるまで使いたおそう
褒め言葉が苦手な人は、褒め言葉を口にする機会が少ないだけです。
最低でも毎日3回は誰かを褒めるようにして、褒めることに慣れましょう。
褒めるのが苦手な人でも訓練すれば克服可能です。
ただ、毎日最低3回は誰かを褒めようと思っても「この人は褒めるところがないな…」と思う時もあるでしょう。
そういう時は、相手のダメなところを個性と解釈することで、褒める言葉が浮かんできます。
褒める言葉が思いつかない人は見方が悪いだけです。詳しくは下記の記事をどうぞ。
以上、褒めるのが苦手な人向け!NGな褒め方とマスターしたい褒めフレーズを解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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