「予測力のある人はどういう人なんだろうか?」
「未来に何が起こるのかを理解するにはどうすれば良い?」
未来に何が起こるのかが理解できれば、不安なことに対する対処もできるでしょう。
現代は不確実な時代です。先を読み、どう行動するのかが非常に大切となります。
今回紹介する本はただの予測力ではありません。超予測力です。
それでは、超予測力とは一体何なのでしょうか?
超予測力を読んだ方が良い人は?
超予測力がオススメな人は下記の通りです
- 予測力を身に付けたい人
- 予測者の習慣を身に付けたい人
- チームとして予測力を引き上げる方法を知りたい人
超予測者たちはどういう習慣を持っているのか?
この本は予測の方法というよりは、どちらかというと予測者達の習慣を明らかにしている本です。
予測者たちの共通点を一部抜粋してみました。
- 慎重である
- 謙虚である
- 知的で博識
- 認知欲求が高い
- 思慮深い
- 数字に強い
- しなやかなマインドセット
- やりにく力
予測者達は博識であることはもちろん、納得できますね。
しかし、予測者達が謙虚であることが必要だというのは意外でした。
超予測力を身に付ける10の心得?
本書巻末に超予測力を身に付ける10の心得が書いてありましたが、全てを載せることは気が引けますので、少しだけ記載しておきます。
ちなみに、超予測力で書いてある文体はかなり難しく書いてありましたので、ここではわかりやすいように口語体と自分の主観で理解したことを踏まえて書いてあります。
興味を持たれた方は超予測力をご覧くださいね。
一見手に負えない問題はサブ問題に分割しろ
自分がわかる部分とわからない部分を要素分解することが大切だということ。
わからない部分はフェルミ推定でも良いので、予測することが大切。
荒削りでも自分の頭で考えて予測したことは、正確だったりするとのことです。
どんな問題でも自らと対立見解を述べろ
Aだと思ったら対立するBを考えていけば、より高度な予測に近づけるということです。
自分はAだと思っているが、他の人でBと考える人もいるかもしれない。だとしたら、Bと考える人は何でそう思うんだろう?そういう人はAに対してどういう風な意見を持つだろう?
つまり、自分の頭の中でディベートをすることにより、より良い予測になるとのことです。
失敗した時は原因を検証する
自分が失敗したことについて正当化するのをやめて、失敗に向き合いましょう。具体的にどこで間違えたのか明確にしましょう。
失敗から十分に学ばずに基礎仮説が間違ったまま使うのは、よくありがちなことです。そして、失敗から学びすぎて、基礎仮説を変えてしまうこともやってはいけないので、失敗から学びすぎるのも問題だということを念頭に置きましょう。
また、失敗だけでなく、予測が成功した時も事後分析しましょう。たまたま合っていたのか、それともプロセスが間違っていなかったのかを明確にすることで、より予測力を高めることができます。
心得については絶対視しない
全く同じ状況になることはないから、絶対的ルールを定めるのは不可能である。ということは忘れてはいけないということです。
ここに書いてある一連の心得はあくまで手引きであり、絶対的なルールにしてはいけない。心得を元に予測をしている時も、「本当にそうなのかな?」と常に自問自答することが大切
超予測力を身につけて不確実な時代を乗り切ろう
超予測力を身に付けることで、不確実な時代でも予測することができるようになるかもしれません。是非、興味がある人は予測力を身につけるためにも本書を読んでみてください。
ちなみに、付録に書いてある内容の予測のための10か条ですが、それを読むことで、その後一年間の予測の正確性が10%向上したと言われていますので、是非お試しあれ!
今回オススメした超予測力はこちら
>>経済の勉強悩んでませんか?
経済の勉強って何からはじめて良いのかわからないですよね?
▼経済の勉強におすすめの記事
経済の勉強を考えている方に、経済の勉強がおもしろくなるような記事をまとめてみました!
- 基礎編①:【働き方の未来2035】生涯教育・働き方の変化・技術確信まとめ
- 基礎編②:超簡単に理解しよう!バブル崩壊の流れとは?
- 基礎編③:リーマンショックの原因や影響を超簡単に解説
- 基礎編④:【昔の常識と今の非常識】お金の常識について昔と今の違いまとめ
- 基礎編⑤:10年後の日本経済を簡単に予測する3つの方法
▼経済を勉強するのにおすすめ本の順番
経済を勉強するのに最初にオススメなのは読書です。
多くの本を読んできた私が厳選して経済を学ぶのにオススメな順番で本を紹介します。
- 経済1冊目>>書評「ハイコンセプト」次世代に必要なハイコンセプト・ハイタッチ?
- 経済2冊目>>書評「未来の働き方を考えよう」昔と違う新しい働き方とは?
- 経済3冊目>>働き方が変化する背景と必要な準備とは「ワーク・シフト」書評要約
- 経済4冊目>>書評「LIFESHIFT」100年時代の対応策を要約してみた
- 経済5冊目>>書評「下流老人」将来貧困にならないために必要なことは?
▼読書会に参加してみよう
読書会ではビジネス書や経済系の本も多数紹介されます。
「読書がめんどうくさい…」
「経済の勉強を何からはじめて良いのかわからない」
そんな方は、一度読書会の参加を検討してみてはいかがでしょうか?