リーマンショックの原因や影響理由を超簡単にまとめてみた

リーマンショックの原因を超簡単に解説

前回バブルについて説明しましたが、今回はリーマンショックについて理解をしましょう。

バブルについては、超簡単に理解しよう!バブル崩壊の流れとは?をご覧ください。

経済用語に詳しくない人でもわかるように説明しようと思いますが、なにぶんわかりにくい部分があるかもしれません。その場合はご了承ください。

また、流れを簡略化する上で、色々と細かいところを抜かして書いております。これ違うよ!と思われる場合は、ご自身で本を読みになることをお勧め致します。

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リーマンショックはサブプライムローンから始まる

サブプライムローンというのは、プライム層以下の人(サブプライムとはこの意味ですね)でも不動産を借りれるように工夫されたローンのことです。アメリカでサブプライムローンというものが始まりました。

ちなみに、サブプライムローンが始まったきっかけは、アメリカの人口の30%がサブプライムそうなので、そこに向けてのローンを開発できると儲かるという思惑があったからだそうです。

また、サブプライムローンを利用することで、月収20万円程度の人(フリーターでも)が、庭付きの豪勢な一戸建て住宅を買えるという状態だったそうです。あり得ませんね。

サブプライムローンはどういう仕組みなの?

サブプライムローンとは、年齢に合わせて返済額が上がるように設計されているローンです。

初期の頃は返済額が据え置きであり、そこまで返済額も大きくないので、若い人やお金がない人でも借りれます。

そして、3年くらい勤めていれば、給与は上がるという見込みがあるので、3年くらいを過ぎたあたりから返済額がググッと上がります。

また最悪返済できないという自体に陥っても、不動産を売ればなんとかなるという形の説明もあったと言われています。3年分の返済額+不動産価格で売っても黒字になるか、ローン分トントンは返せるだろうという思惑もありました。

そして、サブプライムローンも、ローン商品なので、証券化して他の投資家に売られます。この投資家に売られたものが焦げ付いた結果がリーマンショックに繋がるのです。

サブプライムローンを証券化して…って証券化って何?

サブプライムローンに関わらず、ローンというのは、金融にあまり触れてこなかった人からしたら、複雑な手法が取られている金融商品です。一つ一つ説明していきましょう。

貸したローンの権利を売却できる?

ローンはどう言った性質があるのかを理解しますと、

銀行がお金を貸す=貸したお金が返却される権利を持っている状態

となります。つまり、この返却される権利を誰かに売れることが出来るのです。

例えば、BくんがAさんに貸したローンですが、そのローンを返却される権利をCさんに売るということができるのです。

なぜ、返却される権利を売るの?

ここで、気になるのは「なぜ、返却される権利を人に売るのか?」ということだと思います。無理はないです、自分で持っていてもお金が入りますからね。

しかし、今回はサブプライム層のローンです。サブプライム層のローンですから、返却確率とか考えたりすると、かなりのリスクがありそうですよね?なので、自分が持っていても返却されない可能性があるので、リスクが高くなります。

リスクが高いということは、金利も高く売れます。リスクが高ければ保証会社をつければリスク回避することもできますよね。

証券化はメンチカツ?

リスクの高い返却される権利を沢山集めます。そして、リスクが高く信用度の高いものとごちゃ混ぜにして、一つの商品にします。これを証券化です。証券化のわかりやすいイメージはメンチカツです。

色々な肉を集めて、一つのおいしいメンチカツを作るということに似ています。その肉の中には、腐りかけの肉もあったり、A5の松坂牛が使わていたりするのです。

住宅ローン会社が、住宅債権を証券化(資産を有価証券の形にすること)して転売しているというのは当たり前のことだったのです。

証券化されたサブプライムローンを多くの人に売る

出来上がった証券は証券会社が販売します。証券化を行い、色々な人に売るということを行ったのは、銀行や、投資銀行です。Merrill Lynch・シティバンク・政府系の大手住宅金融会社・リーマン・ブラザーズなどです。

とても大口な人やお偉いさんもいたことです。そういう人たちは怪しい投資には手を出しません。

しかし、サブプライムローンという証券化された商品は、格付け会社という審査員から、AAAという最高の格付けを与えられていたのです。これは一部には結託していたともされています。

なぜリスクの高いサブプライムローンをみんなが買ったのか?

メンチカツで例えば、腐りかけの肉でお腹が当たってもおかしくはない。

それをうまく巧妙に調理し、A5の松坂牛などと混ぜることで、大丈夫なように見せて、割りやすいで良い肉が食べれると考え、審査員から、絶対にお腹が当たらないから大丈夫だよ!とお墨付きをもらったら買わない人はいるのでしょうか?

それと同じように、リスクの高いローン商品に、素晴らしいものとごちゃ混ぜにし、割安でかつ、高い金利をつけて、売る。しかも格付け会社がAAAだと言っているでの大丈夫だろうと言っているものだったら、みんな買ってしまいますよね。

サブプライムローンを返せない人が現れてきた

サブプライムローンは凡そ3年が経った頃から、引き下げられていた金利が跳ね上がり、返済額が上がります。

その時に、返済ができない人が現れてきました。それはローンを作る人も予想をしていたことです。

ただし、ここで予想を反してあることが起きてしまいました。

不動産価格の下落

売却をして最低でもローンの額=返済額+不動産を売った金額をトントンにするというサブプライムローンでしたが、ここにきてあることが起きてしまいました。不動産価格の下落です。

サブプライムローンは、返済不可能に陥っても、不動産の売却益により返済出来ることが前提に作られました。しかし、不動産価格が下落することにより、不動産を売却しても、売却益でローンの支払いを補填が出来なくなります。その結果、返済不可能に陥るのです。

借りたお金が返ってこない…

不動産価格が下落し、返済が不可能になるということは、お金は返って来ないということです。

お金が返って来ないローンの権利を持っている人は、どう行動すると思いますか?

なるべく早い段階でその権利を手放したいと思いますよね。

先ほどのメンチカツの例で例えるならば、「実は腐っていたとわかったメンチカツがあったら、食べずに捨てる」ということになります。メンチカツを食べずに捨てるのですから、お腹は膨れません。何のために買ったんでしょうね…。

金融商品の場合でも「捨てる=大損」ですので、なるべく高いうちに誰かに引き取ってもらおうとするわけです。

そもそも、お金返せと返品を迫りますよね?返金は誰に迫りますか?販売した人、作った人に返金をお願いします。リーマン・ブラザーズに返金を迫るのです。

リーマン・ブラザーズ抱えきれずに破綻してリーマンショック

返って来ないローンの権利を持っている人は、「何とかしろ!」と販売をしていた人・作成していた人達に、返金をお願いします。

数々の大手民間金融会社も政府系の金融会社も、損失を計上したり合併をしたりして、何とかして乗り越えました。

しかしながら、リーマン・ブラザーズだけは、損失に対する策を持っておらず、合併交渉もうまくまとまりませんでした。リーマン・ブラザーズも、必死で救済を求めますが、どの銀行も救済に名乗りを上げることはありませんでした。

バンク・オブ・アメリカはリーマン・ブラザーズを救済すると言われていましたが、実際に救済したのはMerrill Lynchだったそうです。

その結果、リーマン・ブラザーズは最終的に負債総額64兆円で破綻しました。

リーマンショックで多方面に被害が出てしまった

破綻した後は、もちろん多方面で赤字が出ます。企業であれば、売り上げの一部をサブプライムローンが含まれている証券で運用し、さらに利益を求めようとするところもありました。その一部がほとんどなくなってしまったのです。

また、リーマン・ブラザーズは会社の債権である社債も発行しておりました。リーマン・ブラザーズが破綻すればそれも紙くずになってしまうのですから、多くの企業が連鎖的に倒産したという、前代未聞の影響を与えたそうです。リーマンショックで、NYダウは大暴落し、史上最大の下げ幅である777ドルを記録しました。

これがリーマンショックでした

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