「貯蓄ができないなぁ」
「今月もマイナスだなぁ」
35歳以下の若者の貯蓄率(収入の内の貯蓄の割合)は何%か知っていますか?
答えは、0%かマイナスです。
35歳以下は教育ローンや生活費の高騰、上がらない年収のせいで、貯蓄率がかなり低い状況なのです。
この状況では、老後資金を1億円貯めるとか、不可能に近いです。
結論から言えば、貯蓄率が低い若者が貯蓄率を高めるには、増やすか、減らすかです。
今回は、貯蓄率の高め方について解説したいと思います。
この記事で学べることは?
- 貯蓄率が低い原因が学べる
- 貯蓄率を高める必要性が学べる
- 貯蓄率の高め方が学べる
現状の貯蓄率では老後資産を築くのは不可能
現状の貯蓄率は圧倒的に少なすぎるため、老後資産に必要な1億円を積み立てることは不可能でしょう。
下記の数字はアメリカの貯蓄率です。
- 35歳以下:0%〜マイナス
- 35歳〜45歳:2.6%
- 45歳〜55歳:5.7%
- 55歳以上:13%
ちなみに三井住友信託銀行の資料によると、日本の家計貯蓄率のグラフは下記になります。
35歳以下が0%〜マイナスでというのは意外に思われるかもしれませんが、原因は主に、
- ローンの影響
- 年収が上がらない
- 生活費の高騰
- 子供の教育費
などが挙がります。
特に、35歳以下にとっては、教育ローンの影響が大きく、実際にアメリカ・日本では奨学金で破産している人が増加しています。
35歳以下は平均年収も高くありません。しかし、最も消費する世代でもあるでしょう。
35歳以降でも子供の教育費などがかかり始めます。その場合、思うように貯蓄することも難しいでしょう。
老後のことを意識して貯蓄し始めるのは、55歳になってからです。
子供に対しても、お金がかからなくなる世代なので、自分の将来に向けて貯蓄を始めます。
しかし、55歳から貯蓄しても、大きな資産を築くことは不可能です。なぜなら、投資しても福利効果を得ることが難しいからです。
結局、上記の貯蓄率では、老後資産に必要な1億円を貯蓄するのは不可能なのです。
貯蓄率低下を避けよう。早めからの貯蓄で効果がある福利効果とは?
結論から言えば、早めから貯蓄しなければ老後費用の1億円を貯めることは難しいでしょう。
早めから貯蓄して、投資に回せれば、大きな複利効果を生み出すことが可能です。
老後資産の構築に大きなメリットがある福利効果とは?
複利効果とは、利益や配当金を再投資することにより、さらなる利益や配当金を生み出すことです。
期間が長ければ長いほど、利益はどんどん積み上がってきます。
実際に23歳から投資した場合と31歳から投資した場合のグラフは下記の通りです
毎月1万円を投資した場合でも開始年齢が7年異なるだけで、18万ドル(2000万円)も異なります。
若いうちから毎月1万円を投資し、35年間継続できれば、複利効果が働き、2000万円も差を産めるのです。
理想的な貯蓄率は新卒から25%?
ちなみにライフシフトという本によると、人生100年時代になり、100歳まで生きることを考えた場合、65歳で働くのをやめるには、新卒から毎年25%の貯蓄が必要だと言われています。
今の20代が必要な貯蓄率は、毎年の所得を25%ほどです。これは現実的とは言えない数字になります。
貯蓄率が低い人は自力で稼げているなら問題はないがリスクは高い
ちなみに貯蓄率が低い人でも、自分で稼げる副業があれば、老後費用の心配をする必要はありません。
定年退職後でも自分で稼げるようになっていれば、生活費を稼ぐことができるため、老後不安になることがないからです。
ただ、副業もいずれ稼げなくなる可能性があるので、副業だけで生計を立てるのはリスクが高すぎます。
個人的には、本業(サラリーマン含む)+副業+配当といった、3つのバランスを組み合わせることで、安定した収入源を構築できると考えています。
副業だけをやるのもナンセンスです。
本業と同じように副業の収入はいずれなくなる可能性があります。副業だけでなく投資にも広げていくのが良いでしょう。
「副業で稼げているから安心」と思うのではなく、極力分散して、収入源をたくさん作るのが一番賢い稼ぎ方でしょう。
低い貯蓄率を高めるには【増やすか減らすしかない】
低い貯蓄率を低いままにしていれば、老後の生活費が苦しくなります。
貯蓄率を高めるには、収入を増やすか支出を減らすかしかありません。
- 転職して収入を増やす
- 副業して収入を増やす
- 投資して収入を増やす
- 節約して支出を減らす
増やし方や減らさない方法の大まかな方向性はありますが、具体的な行い方については、それぞれ勉強する必要があるでしょう。
一つの方法ではなく増やす方法・減らす方法を複数組み合わせる
私は副業しているからOK!
僕は年収が高いからOK!
そういう風に、1つのことだけを行っているから大丈夫という発想はやめたほうが良いです。
テクノロジーの進歩が早い今の時代において、1つのことだけに頼るのはリスクが伴います。
あなたが稼げている本業でも、いずれクビになる可能性もあります。また、副業でもいつ稼げなくなるのかがわかりません。
可能な限りあらゆるものを組み合わせることが一番安定する方法でしょう。
増やす方法・減らす方法を組み合わせれば貯蓄率は格段に上がる
増やす方法・減らす方法を組み合わせることで、貯蓄率は圧倒的に高まるでしょう。
本業で年収400万円の人がいたとしましょう。生活費は月に20万円使い、240万円の支出があったとします。
何もしなければ、手取りはだいたい305万円くらいです。
- 本業手取り:305万円
- 支出:240万円
- 貯蓄や投資に回せる金額:305万円-240万円=65万円
つまり、本業で年収が平均的にあるからと言って慢心した場合、わずか65万円しか投資ができないのです。
本業で年収400万円だからといって慢心せず、副業にも取り組んで、年間で60万円ほど稼げるようになり、同時に支出を減らす節約で年間で60万円くらい節約できれば、貯蓄や投資に回せるお金を増やすことができるでしょう。
- 本業手取り:305万円
- 副業:60万円
- 支出:180万円
- 貯蓄や投資に回せる金額:305万円+60万円−180万円=185万円
副業を初めて支出を抑えれば、185万円ほどが貯蓄や投資に回せるようになります。
さらに、長期投資を前提にして、185万円を毎年投資をすれば配当所得を作り出すことも可能です。
配当収入を1つの柱にすることもできます。
185万円を10年間投資年利6%で投資し続けた場合、1850万円の元金で、2299万円のリターンが得られます。
2290万円を配当金を目的としたETFであるVYMやHDVに投資を行い、配当利回りを3%にできれば、年間で税引後で54万円ほどの配当所得が生まれます。毎月に換算すると4.5万円です。
これまでの本業と副業と配当所得を合計すると、
- 本業手取り:305万円
- 副業:60万円
- 配当所得手取り:54万円
- 合計手取り:419万円
このため、本業からの手取り金額から114万円ほど増やすことができるのです。そのため、貯蓄率を格段に増やすことが可能なのです。
貯蓄率を高める最初の1歩は節約と副業から
貯蓄率が高まれば生活の質を豊かにできます。
貯蓄率を高める最初の1歩は節約と副業です。
初めから投資をする人もいますが、十分な入金力が確保できていない投資を長続きすることは難しいでしょう。
かなり切り詰めて投資をしたところで、配当で戻ってくる金額などはたかが知れているためです。
十分な入金力の確保をする最も簡単な方法は、
- 本業で年収を増やすこと
- 他の収入源を作る副業
- 節約
個人的には、本業で年収を増やすことは、頑張らなくても自然と上がっていきます。
残業を増やしたり、年次が上がれば、勝手に年収は上がっていきます。ある程度のキャリアがあれば転職市場でも高く売れる場合もあるのです。
副業の場合は頑張らなければ収入源にはなりません。ただ、副業を頑張って3年間程度やり抜けば、かならず収入源になっているはずです。
同時に節約も行えば、かなりの入金力を確保できます。
というのも、私が副業を開始してから3年間は全く稼げていませんでしたが、3年くらいしてからは金銭的にも余裕が生まれ、稼げるようになってきたからです。
今は、副業の収入と本業の収入があるので、入金力を高く確保できている状態になっています。その結果、貯蓄や投資に回せるお金が普通の人よりも割と多いのです。
以上、貯蓄率が低い若者が、貯蓄率を高める方法について解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コストが安いネット証券は投資の利益が出しやすい?
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