【VYM】バンガード・米国高配当株式ETFで配当金でいくら儲かるの?徹底分析!

【VYM】バンガード・米国高配当株式ETFで配当金でいくら儲かるの?徹底分析してみた.001

「投資をしながら配当金で収入も得たいな」

「個別株ではなく分散投資をしながら高配当を得たいな」

高配当株式に投資をしたいが個別株に投資するのは怖いな。

そんな方にオススメなのが、高配当に分散投資をしているETFです。

個別株ほど利回りは高くはないですが、株式に幅広く投資をしているため値動きの激しさは個別株に比べて少ないです。

銀行預金が0.01%のこの時代に、配当利回りで3%が見込めるのは、お金が働いている状況と同様でしょう。

さらに、株式市場が堅調に成長すれば、株式での売買益を狙えます。

高配当株で特にオススメなのが米国株の高配当株です。その中でも分散もできて、キャピタルゲインも狙えるETFとして、VYMはかなり素晴らしく開発された商品です。

今回は、バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)について解説します

配当金を計算する方法が初心者には非常にわかりづらかったので、なんども計算して考えた、配当金の簡単な計算方法も解説しています。

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VYMがおすすめな人

VYMがオススメな人は下記の通りです。

  • 分散投資をしながら高配当を目指したい人
  • コストが低い運用商品が希望な人
  • 1度の取引である程度のお金を投資に当てることができる人
  • あわよくばキャピタルゲインを得たいが、主に配当金を得ることが目的な人

普通のETFや投資信託では得られないような高めの分配金を得ながら、値上がりによる売買益を狙いたい人にオススメということですね。

VYMを100万円投資した場合のチャートは?

2008年11月末に100万円を投資し、2018年11月末まで保持していた場合、350万円ほどに資産が成長しています。

引用:バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)

VYMの配当金は?実際にいくらもらえるの?

2018年12月現在のVYMの直近配当利回りは、3.26%でした。

3.26%と聞くと低いように思われるかもしれませんが、分散投資をしたETFの中では高めの直近配当利回りです。米国株ETFで有名なVTIは大体2%ほどだと言われています。

実際にいくらもらえるのかわかりにくかったので、簡単に計算する方法を解説

直近配当額と配当利回りがどうしても合わなくて、悶々としていました。

自分で計算してみると、意外に数字が合わなくて困ったこともあったので、備忘録的に載せておきます。

2018年9月26日に公開された配当金は0.6718ドルでした。

四半期振り込まれるので、単純に4倍すれば、1年分になります。

年間の配当金は大体2.68ドル程度です。

これを2018年度現在の価格である82.5ドルで割ると

  • 2.68 ÷ 82.5 =0.03248484848(約3.25%)

となり、直近配当利回りと同様の数字が出てくるようになりました。

つまり、「投資金額×直近配当利回り」をすれば、近い数字が出てくるのです。

10000円を投資すると年間で326円が入金される(2018年12月)

VYMに10,000円を投資すると、年間で326円が入金されることになります。

ということは、ある程度の金額を積み立てていけば、下記のような配当収入が望めるのです。

  • 10万円:3,260円
  • 100万円:32,600円
  • 1000万円:326,000円

毎月10万円をもらおうと考えた場合、およそ4000万円ほどの投資が必要になります。

「4000万円って高いなぁ」って思うかもしれませんが、それでも配当性向は高い方です。

ちなみに、配当金は税込で振り込まれますが、特定口座で受け取る場合は、税金を引かれるのでこの金額から所得税・住民税などの税金が引かれることになりますので注意してくださいね。

配当金は変化するから注意が必要

ただし配当性向は市場価格により変動します。配当金自体も企業の業績によって上下します。

下記の分配金の推移を見てもわかる通り、分配金が減っている年もあります。注意が必要ですね。

引用:バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)

VYMの特徴は?

VYMの特徴は、

  • 圧倒的に安いコスト
  • 組み入れ銘柄の多さ
  • GAFAなどの無分配は入っていない
  • キャピタルゲインとインカムゲインが得られること

です。

【経費率:0.08%】かなり低い水準

VYMの経費率(1年間保有してかかる金額)は0.08%とかなり低い水準になっています。この水準はBlackRockのHDVという高配当ETFと同水準であり、業界の中でもダントツで安い方向です。

ETF業界の平均経費率は、0.39%と言われています。

Domestic stock ETFs charge an average of 0.39%, according to Morningstar Direct.

引用:What do ETFs Cost?

インデックスを使った運用の場合、例えば先の例でdしたVTIの場合は、さらに低い0.04%の経費率になります。

組み入れ銘柄は全て配当がある大型株式

下記はVYMのファクトシートから引用しました。大型株に満遍なく投資をして、中心にバリューを株据えているのが、VYMの特徴です。

VYMは、FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスというFTSEグローバル・エクイティ・インデックス・シリーズ(GEIS)の米国から由来する指標であり、REITが抜かれています。

2018年現在のVYM構成銘柄数は402銘柄です、大体約400銘柄以上の株式に分散されています。

VTIの銘柄比率は、

  • 金融 15.7 %
  • ヘルスケア 13.8 %
  • 消費財 13.4 %
  • 資本財 11.2 %
  • テクノロジー 10.6 %
  • 消費サービス 9.7 %
  • 石油・ガス 9.4 %
  • 公益 7.6 %
  • 電気通信 4.9 %
  • 素材 3.7 %

となっております。今を時めくテクノロジー系は少なめであり、どちらかというと変動が少ない業界の株式が多いですね。大型株でもあるので、安定した配当が期待できるでしょう。

VYMの組み入れ銘柄の上位10銘柄は、

Johnson & Johnson3.79%
JPMorgan Chase & Co.3.69%
Exxon Mobil Corp.3.41%
Pfizer Inc.2.53%
Verizon Communications Inc.2.39%
Wells Fargo & Co.2.34%
AT&T Inc.2.25%
Procter & Gamble Co.2.23%
Intel Corp.2.19%
Cisco Systems Inc.2.18%

となっております。聞いたことがある大きな会社ばかりが中心に投資されていますね。

人気の企業GAFAは入っていない。

「今を時めくテクノロジー系のAmazonやAppleなどの株式は入ってないの?」

残念ながらVYMにはAmazonやAppleなどのGAFA企業などは入っておりません。なぜなら、それらの企業は、分配機を出さない無分配企業であり、自分たちの企業を成長させて企業価値を上げることにお金を使っているためです。

ちなみに、GAFA企業とは、

  • G:Goole
  • A:Apple
  • F:Facebook
  • A:Amazon

の略です。GAFAはこれからも成長が期待できる銘柄なので、投資をしたい場合は、GAFAを組み入れているVTIなどに投資をするのが良いです。

GAFAは今後も米国経済を牽引していく可能性が高いです。そのため、私もGAFAに投資をしたいので、VTIとVYM両方に投資をしようか迷っている位です。ここが悩みどころ。

GAFAについて詳しくは下記の本がオススメです。

書評「GAFA」要約:世界を変化させた企業!キーワードは「欲望」
2018年7月に発売されたGAFAについての書評と要約です。GAFAとはGoogle/Apple /Facebook/Amazonの略で、世界を作り変えた企業のことです。4社に共通点はプラットフォームであり、人間の欲を刺激している点です。

キャピタルゲインはVTIに劣る?

VYMによく比較されるのがVTIですが、売買益だけで見たときに値上がりはVTIに劣ります。

VTIの推移は下記の通りです。素晴らしいパフォーマンスをあげているのがわかりますよね。

一方でVYMのパフォーマンスは下記の通りです。設定来だけを見ればVTIに買っていますが、10年間のパフォーマンスなどは負けているのがわかります。

VYMは20代・30代が一生持つ銘柄として投資すべき?「趣向による」

20代・30代の若い時に一生持つ銘柄としてVYMはどうなのでしょうか?

基本的に若い時は給与所得もあるので、配当金がなくても生活には困りません。配当金が出たら複利効果を最大限に活かすために再投資することが多いでしょう。

しかし、そこで困るのがVTIの存在です。VTIはGAFAや中小型株もポートフォリオに含まれているため、VYMよりも値上がりの可能性があります。

VTIの方が値上がりするけど、高めの配当金も得たい…迷う…

配当金が出てから再投資をして株数を増やすVYMか、最初から値上がりを期待してVTIにするのか迷いどころですよね。

論理的に考えれば、VTIを購入しておいて、配当金が欲しくなったら、徐々に解約してVYMを買い直すというのが一番良さそうです。

しかし、感情的に考えると、たまには配当金で贅沢をしたいと考えている方もいるでしょうし、配当金が口座に入金されることで、長期投資が継続しやすくなると考える人もいるでしょう。

結局は論理か感情か。迷ったら両方でもOK

VYMかVTIかという議論は「論理を重視するか、感情を重視するか」によって変わってきます。一人一人の好みに応じて購入すれば良いでしょう。

まぁ、迷っているなら両方買えば良いと思います。VTIとVYMの両方に投資をしてから、毎月投資をする際に気分で決めても良いかもしれませんしね。

両方とも1株から買えますので、1万円〜2万円程度の金額でそれぞれ購入することも可能ですよ

【高いなと思う人へ】VTIやVYMの投資信託も購入できますよ

もしも1万円が高いなと思う方は、楽天証券でVTIとVYMに投資をする投資信託がそれぞれありますので、そちらを活用しても良いかもしれません。

  • VTI:楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • VYM:楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド

ただし、投資信託で購入する場合は四半期ごとの分配金は受け取れません。分配金は投資信託に再投資されることになります。利益を得ようと思ったら、解約するしかないのです。

また、ETFに投資する投資信託という形ですので、ETFを購入するよりも毎年の運用管理費用は高めに設定されています。ここも注意が必要な点ですよね。

高配当ETFであるVYMのまとめ

高配当ETFであるVYMをまとめると下記の通りです。

  • インカムゲインとキャピタルゲインを得たい方にオススメ
  • 配当性向はETFの中では高め
  • 個別株にはない分散投資で安定感がある
  • 残念ながら成長株であるGAFAは入っていない
  • GAFAに投資をしたいならVTIなども購入する

最後まで読んでいただきありがとうございました!

VYMの買い方は?

VYMはニューヨーク証券取引所に上場している、海外ETFです。

そのため、購入するには証券会社を介して購入する必要があります。

米国株と同じ扱いですので、購入時には証券会社に手数料を払う必要があります。

しかし、NISAの対象になっているので、手数料がかからずに購入することも可能です。5年間限定ですが、売却益も非課税になります。配当金も株式数比例配分方式にすれば、非課税になります。

ETFを購入する際にはNISAをうまく活用して購入すると良いでしょう。

 コストが安いネット証券は投資の利益が出しやすい?

投資信託は実質コストが安い方が複利効果によって利益が出しやすいです。

実際に1000万円を元手にコストが年率0.2%と年率0.6%では、30年後に400万円以上の違いが出ることもあります。

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