「投資初心者には投資信託がおすすめ?具体的に何がおすすめなの?」
「投資初心者が気をつけた方が良い投資信託の選び方って何?」
投資初心者がいきなり投資信託を購入するのって迷いますよね?
世の中にはいろいろな投資信託があり、投資信託を選ぶだけでも一苦労です。
銀行や証券会社でオススメの投資信託の販売もありますが、金融機関の投資信託は手数料が高いです。手数料が高い投資信託は損する可能性もたかくなるのでおすすめできます。
今回は投資初心者におすすめの投資信託とおすすめする理由を具体的に解説致します。
目次
どのような投資信託を購入すれば良いのか?「インデックスファンドでOK」
元々金融機関に勤めていた私が考える、投資初心者はどういう投資信託がおすすめなのかをかきにまとめてみました。
結論を言えば、分配金が再投資される、販売手数料が無料で運用管理手数料が安いインデックス投資信託を選べばOKです。
- アクティブファンドよりインデックスファンド:手数料が安いから
- 運用管理手数料(信託報酬)・実質コストが安いもの:手数料が安いから
- 購入手数料が無料(ノーロード):手数料が安いから
- 分配金が再投資されるもの:複利効果が得られるから
アクティブファンドよりインデックスファンドが良い理由は、インデックスファンドの方が手数料も安く、成績もアクティブファンドよりも良いケースが多いからです。
手数料が安ければ安いほど、運用益が少なくても利益を出しやすくなります。販売手数料が無料で、運用管理手数料や実質コストが低い投資信託が良いでしょう。
また、分配金を受け取れるものと再投資するものがありますが、分配金を受け取れるものは利息ではなく、毎月解約した金額を利益っぽく得ているだけなので、投資の総額が減少しています。
毎月分配型投資信託は、投資の複利効果がありません。
分配金再投資型の投資信託は、再投資する分だけ投資総額が増加します。そのため、投資の複利効果が期待できます。
分配するものよりも再投資するもののほうがオススメです。
投資初心者におすすめのインデックス投資信託は?
投資初心者がどのような投資信託を選ぶべきなのかを解説しましたが、上記を踏まえてどのような投資信託が具体的に良いのかを例を上げて解説します。
一応、下記のものを例に上げて説明しています。基本的にランキングの上位に入っている銘柄が多いかなと。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- eMAXISSlim先進国株式インデックス
- ひふみプラス
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
楽天・全米株式インデックス・ファンド
楽天・全米株式インデックス・ファンドとは、バンガードファンドであるETFのVTIを購入しているファンド・オブ・ファンズという形式です。
つまり、楽天投信投資顧問が運用しているわけではなく、バンガードが運用しているETFに投資をしているので、実質バンガードが運用しているのです。
バンガードとは、世界最大のインデックスファンドの運用機関であり、運用資産残高は530兆円とすごい金額です。
楽天全米株式インデックスファンドは、CRSP USトータルマーケット・インデックスと連度する投資成果を目指しています。
「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」は、米国株式市場の大型株から小型株までを網羅し、投資可能銘柄のほぼ100%となる約4,000銘柄で構成された時価総額加重平均型の株価指数のことです。
CRSP USは全米の株式で有名なS&P500は結構似ています。簡単に違いを言えば、CRSP USは小型株を含めており、S&P500は大型株・中型株のみを指標とするインデックスです。
信託報酬は年0.162%(税込)です。
わたしの場合は毎月5万円ほど、楽天証券を活用し定期的に積み立てています。楽天カードで購入すれば、1%のポイント還元があり、毎月定期的に何も考えずに買い付け続けています。
また、iDeCoの内容もこの投資信託で満額積み立てています。
eMAXIS Slim先進国株式インデックス
MSCI-KOKUSAI インデックスと連動する投資成果をめざして運用を行います。
このインデックスは、MSCI社が定義する先進国23か国から日本を除く22か国で構成されています。
大型株・中型株1,318銘柄が時価総額(価格×流通株数)の大きい順で組み込まれています。
信託報酬は約0.12%となります。
ひふみプラス
国内外の上場株式を主要な投資対象とし、市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期的に投資しているアクティブファンドです。
そのため、投資の銘柄も2018年4月現在で、下記のように日本と海外の割安株を中心に投資がされています
- VISA INC-CLASS A
- COM INC
- 東京センチュリー
- MICROSOFT CORP
- 光通信
- 協和エクシオ
信託報酬は1.064%実質コストは1.357%
アクティブファンドで割高ですが、ひふみ投信が好きな方や割安株に積極的に投資している投資信託を購入したい方に向いているでしょう。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド
楽天全世界株式インデックス・ファンドは楽天と書いていますが、楽天が運用しているわけではなく、バンガード・トータル・ワールド・ストックETFを購入している投資信託です。
つまりファンドオブファンズ型の投資信託になります。
ベースとしている指標は「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」です
大型株、中型株および小型株まで網羅し、構成銘柄は、米国、欧州および日本などの先進国株式に加えて、中国やインドなどの新興国株式を含んでいます。その数はおよそ8,000銘柄(2018年4月末現在)とか…。
運用手数料は0.222%になります。
ちなみに2018年6月現在で、純資産総額が121億ドル(1兆2100億円)もあるETFです。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
ニッセイ外国株式インデックスファンドは、購入時や換金時の手数料が無料の投資信託です。
MSCI-KOKUSAIインデックスと連動する投資成果をめざして運用を行っている投資信託であり、運用は、信託報酬が0.10989%です。
ここらへんは先ほど紹介したeMAXIS Slim先進国株式インデックスとあまり変わりはありませんね。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの信託報酬は約0.12%で比較するとそこまで変わらないでしょう。
インデックス投資信託が投資初心者におすすめ理由を再確認しましょう
おすすめの投資信託に説明してきましたが、最後になぜ投資初心者に投資信託がおすすめなのかを説明します。
- 事前に投資銘柄が分散されているから
- プロが銘柄を選んでいるから
- 低コストで購入できるから
- 海外の株などを直接購入するのは大変
投資初心者が自分で銘柄を選ぶのは大変で、どの銘柄を購入して良いのかわかりません。
投資信託であれば、運用のプロが選んでいる銘柄で、分散投資も考えられています。
流石に、損をする可能性が無いとは言いませんが、損をする可能性は自分で投資をするより少ないでしょう。
また、インデックスファンドであれば、販売手数料が無料で実質コスト年0.5%以下で購入することも可能です。
自分で海外の株を購入しようと思うと、為替リスクや、販売手数料のことなどを考えると、投資初心者が手を出すには難易度が高いでしょう…。
投資初心者が投資信託を購入することは、簡単に投資を始めるには非常にオススメです。
おすすめのインデックス投資信託を購入して投資を始めよう
投資信託のつみたて投資は期間の分散もできるため、投資初心者にはかなりおすすめできます。
長期投資をするという前提で投資を行うのは悪いことではないでしょう。
ちなみに額はどのくらいが良いの?と聞かれることがありますが、基本的に投資する額は自分が払える分だけで良いでしょう。
最初は毎月1万円からでも、つみたてNISAで初めて見ると良いかなと思います。
つみたてNISAについては下記の記事で詳しく解説しています。興味のある方はどうぞ。
以上、おすすめインデックス投資信託を紹介【初心者はインデックスでOK】を解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コストが安いネット証券は投資の利益が出しやすい?
投資信託は実質コストが安い方が複利効果によって利益が出しやすいです。
実際に1000万円を元手にコストが年率0.2%と年率0.6%では、30年後に400万円以上の違いが出ることもあります。
賢く投資をするなら、実質コストが安い証券口座がオススメ。
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▼楽天証券「ポイントがえげつないほどたまり二重で投資できる」
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