「サラリーマンにはなぜインデックス投資が最強なの?」
「仕事が忙しいけど投資ってできるかな?」
サラリーマンにとってインデックス投資は最強です。
忙しいサラリーマンでもほったらかしてでOKで、市場に張り付かなくても平均利回りでの資産運用が可能です。
さらに安定した収入のあるサラリーマンだからこそ、ドルコスト平均法という毎月定額の積立を行うことも可能です。
もしも、あなたが35歳から毎月15万円を積立できれば、60歳の定年までに税引前で1億円の資産形成をすることも可能なのです。
もちろん、老後資金の堅実な資産形成も可能でしょう。
今回は、サラリーマンにとってインデックス投資が最強である理由を解説しています。
この記事で学べることは?
- インデックス投資が最強である理由が学べる
- サラリーマンにとってインデックス投資をすると起こる将来性が学べる
目次
インデックス投資はサラリーマンにとって最強
リスクを極力抑えるなら分散投資がオススメですが、忙しいサラリーマンだと分散投資を考えるのにも時間がかかりますよね…。
その点、インデックスファンドの場合は、投資をプロにお任せするので、簡単に分散が行えます。
▼投資信託で行える分散は下記のような感じです。
- 銘柄の分散:1つの会社ではなく、複数の会社に投資することが
- 商品の分散:株だけでなく債権に投資することが銘柄の分散になります。
- 地域の分散:日本だけでなく世界各国に分散すること
リスクを分散すれば急な値下がりリスクにも対応することが可能ですよ。
インデックス投資はプロが銘柄を入れ替える
投資信託はプロが銘柄を組み換えてくれます。
忙しくて、企業の業績や銘柄について考えられない人にとっては、プロが銘柄を組み換えてくれるのは非常にありがたいですね。
アクティブファンドの場合は、良い成績を目指すために頻繁に交換する場合がありますが、インデックスファンドの場合は指標と連動するように銘柄を交換するので、そこまで頻繁に交換されるわけではありません。
銘柄と共に動くので、銘柄と同じような株に投資をしますが、たまに指標が銘柄を交換するケースがあります。
インデクスファンドの投資信託の場合は、そういったときに銘柄を交換するのです。
インデックスファンドの方が積極的に組み換えをするアクティブファンドよりも成績が高いというデータもあります。詳しくは下記の記事を参照してください。
インデックス投資は手数料がかなり少ない
インデックスファンドの手数料はかなり少ないです。
特にネット証券で購入する場合のインデックスファンドの手数料は購入手数料もかからずに、運営管理の手数料も年間で0.2%程度だったりするので、圧倒的安さです。
手数料の安さを気にするなら銀行や証券のなども窓販は避けた方が良いでしょう(それでも、資産家にとっては大手の方がメリットがあったりします)
ちなみに2018年3月の情報開示により、投資信託で含み益を持っているのが下記の通りです。
上記の記事によると、含み益がある会社というのは、
- インターネットなどを通じて投資家に投信を直接販売する「直販」を主力事業
- 利益の出ている投信を安易に売却しないように伝えてきた
ということが書いてあります。
インターネットなどで直販をすれば、手数料をかなり抑えられます。利益が出ている投資を売らなければ、回転売買による手数料も発生しませんよね。
手数料が低いということは、それだけ含み益が出る可能性が高いのです。
ちなみに、楽天カードで購入すれば1%のポイントが貯まるので、手数料分はすぐに返ってきます。たとえ、運用管理費が年間0.5%の投資信託を購入したとしても、実質的に見れば2年分の手数料が無料になるようなものです。
インデックス投資の場合10年平均リターンが10%
インデックスファンドは短期的に見れば損失がでる回数が多いですが、長期的に見れば平均リターンが安定して高いです。
MSCIコクサイ・インデックスという、海外株式の指標と同様にインデックスファンドで投資をした場合には、10年間の平均リターンが10%にもなっています。
MSCIコクサイインデックスとは?
MSCI社が定義する先進国23か国から日本を除く22か国で構成されています。大型株・中型株1,318銘柄が時価総額(価格×流通株数)の大きい順で組み込まれています。
MSCI コクサイ インデックスと連動する投資成果をめざして運用をしているのは、eMAXIS Slim先進国株式インデックスです。詳細については下記を参照してください
個人的には、インデックス投資の平均利回りは現実的に考えて、日本株3%・米国株6%程度と見積もっています。
インデックス投資は25年間で堅実に1億円が目指せる最強投資術
インデックス投資を25年と指定した理由
インデックス投資を25年と指定したのは、ウォール街のランダム・ウォーカーに乗っている表からです。
1950年〜2013年のグラフですが、株式投資に投資をした場合、下記のような年平均リターンの散らばりがあります。
- 1年:+52.6%〜−37%
- 5年:+28.76%〜−2.58%
- 10年:19.61%〜−1.47%
- 15年:19.21%〜+4.21%
- 20年:17.99%〜+6.46%
- 25年:17.37%〜+7.96%
この表によると米国株で25年以上投資を最低でも約8%で推移していくのです。
つまり、最低でも25年という長期間保有すれば、最低でも約8%くらいの利回りが期待できます。だから25年という長期間の数字を指定しているのです。かなり保守的ですよね。
ウォール街のランダム・ウォーカーはインデックス投資家のバイブルですので、読んだことがない方は一度読んでみると良いでしょう。
インデックス投資25年で1億円を目指す条件
安定収入のあるサラリーマンの場合、下記の条件を満たせば、25年後には1億円の資産形成が目指せます。
- 毎月15万円
- 年利6%
- 年1回の複利効果
25年間投資を継続した場合のグラフは下記のとおりです。
25年投資をすると考えた場合、60歳の定年だと考えたら、35歳から毎月15万円投資ができれば、1億円の資産が形成できることになります。
毎月15万円は厳しいかもしれませんが、年収を上げたり、副業したり、節約をすれば、不可能な数字ではないでしょう。
1億円があれば、配当利回り3%のVYMなどで運用した場合、300万円ほどの配当金が年間で入ってくることになります。75歳まで働くというこのご時世に、60歳でリタイヤすることも可能なのです。
安定収入があるサラリーマンだからこそできる最強のインデックス投資術ですね。
老後資金の堅実な成長にはインデックス投資が最強
老後の資金として2000万円を積み立てようと考えた場合に、30歳から積み立てる場合は毎月4万円で良いですが、50歳になったときは毎月15万円の積み立てが必要になると言われています。
▼年利2%で運用して60歳までに2000万円を目指す場合の毎月の積み立て額
- 30歳:毎月4万円→60歳時点の総額:1440万円
- 40歳:毎月6.7万円→60歳時点の総額:1608万円
- 50歳:毎月15万円→60歳時点での総額:1800万円
60歳時点での総額を比べると、30歳から投資をインデックスファンドでの投資をはじめるのと、50歳から投資をはじめるので、積み立てる額が360万円分も差が出てしまいます。
老後資金のことを考えるなら、早くからインデックスファンドに投資をするのも悪くないかなと思います。
サラリーマンには長期的なインデックス投資が最強なのです
サラリーマンは、働いている限り、会社から安定的な収入が入ってきます。
そのため、毎月コツコツと長期的に資産運用することも可能です。計画的にできるでしょう。
オススメは積み立て投資で、時間の分散も行うことでしょう。
ただし、投資に回すお金がない!という人は転職や副業で年収をあげることも考えましょう。
余裕がある人は、金銭的に余裕があるから投資ができます。
余裕がない人は、金銭的に余裕がないから投資ができません。
余裕がない人が余裕を持つには、余裕を作り出すしかないのです。
余裕があれば、毎月インデックスファンドを購入する金額を決めて、愚直に積み立てます。気づいたときには、資産が数%ずつ増えているかもしれません。
とはいえ、資産が増えていく可能性もあれば、元本割れするリスクもありますので、リスクは念頭においておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コストが安いネット証券は投資の利益が出しやすい?
投資信託は実質コストが安い方が複利効果によって利益が出しやすいです。
実際に1000万円を元手にコストが年率0.2%と年率0.6%では、30年後に400万円以上の違いが出ることもあります。
賢く投資をするなら、実質コストが安い証券口座がオススメ。
特に、楽天証券とSBI証券は両社とも日本国内では優れたネット証券です。証券口座開設が無料であり、自宅で手軽に開設できます。それぞれに下記のような特徴があるので、二つの口座を開設して持っておくのが良いでしょう。
▼楽天証券「ポイントがえげつないほどたまり二重で投資できる」
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インデックスファンドの特徴は手堅く資産を築くこと!
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投資講座第2回:サラリーマンにはインデックスファンドが圧倒的にオススメな理由
投資講座第3回:インデックスファンドとアクティブファンドってどっちの方が稼げるの?
投資講座第4回:長期的なインデックスファンド投資を行う理由は複利にあり!!
投資講座第5回:長期的に手堅く稼ぐのに絶対に欠かせない分散投資って何?
投資講座第6回:利率を優先する?元手を増やす?結局は入金力がすべて
投資講座第7回:インデックスファンド積立投資を初めて気づいたこと
投資講座第8回:ETFでもインデックス投資できるけどどちらの方がおトクなの?
投資講座第9回:投資は計画がすべてと言っても過言ではない!資産運用計画の立て方とは?
投資講座第10回:銘柄選びよりも大切なのは株式と債権の比率?資産配分の考え方とは?