「NISAでETF投資ってどうやるんだろう?」
「NISAでオトクにETF投資する方法は?」
NISAを使ってETF投資を始めるとおトクなことがたくさんあります。
- 購入手数料が無料でETF投資ができる
- 配当金の税金が軽減(国内分は無料)される
- つまり、投資のパフォーマンスを下げる保有コストを劇的に下げられる
しかしながら、ETFでのNISA投資はmつみたてNISAの口座ではできません。
配当金の受け取り方法を間違ってしまうと非課税メリットが受けられなくなります。
気をつけるべき点が盛り沢山です。
そのため、今回は、NISAでETF投資を始めたい人が知っておくべきことをまとめました。
この記事で学べることは?
- NISAでETF投資を始めるなら一般NISAが必要だと学べる
- NISAでETF投資を始めるさいの手数料無料の証券口座が学べる
- NISAでETF投資を始める際の銘柄の選び方が学べる
目次
ETFの投資は一般NISAの口座開設が必要です
「とりあえずNISAを開設すれば税金とか優遇されるんでしょ?」と考えているあなた、実は、NISAには2つの種類があることをご存知でしたでしょうか。
NISAには2種類あり!つみたてNISAだとETFは購入できない
- NISA(一般NISA)
- つみたてNISA
両者の違いは下記のとおりです。
一般NISA | つみたてNISA | |
年間非課税枠 | 120万円 | 40万円 |
期間 | 5年 | 20年 |
累計非課税枠 | 600万円 | 800万円 |
投資商品 | 株・ETF・投資信託など多種多様にOK | 長期投資に適した投資信託(政府基準指定) |
投資可能期間 | 2014年~2023年 | 2018年~2037年 |
一見すると、累計非課税枠がつみたてNISAの方が200万円も多いので、つみたてNISAで投資信託を積み立てるのが良さそうに思えます。
わたしの場合も、最初はつみたてNISAで投資信託を購入していきましたが、
- 投資信託の方がETFよりも運用管理手数料が高い
- 投資信託では配当金が入金されない
上記のことに気づいたことから、つみたてNISAから一般NISAに変更しました。
つみたてNISAから一般NISAに変更するのは超手間です
私はつみたてNISAから一般NISAへの変更を経験しましたが、つみたてNISAから一般NISAに変更するのはかなり手間だなと感じました。
一番手間だと感じたのは、年度内で一度でもNISAを使ったら、その年の移管が不可能だと言うことです。
例えば、今年1月に取引をしてしまった場合、来年の1月まで変更が出来ません…
NISA口座の移管の流れ自体は非常にスムーズなんですけどね・・・。
- 現在取引のあるNISA口座に解約通知(窓口まで行く必要がある場合も…)
- 他社口座開設依頼
- 税務署への申請手続き待ちで完了
NISA口座を開設する時は、つみたてNISAにするか、一般NISAにするのか、よく考えて開設しましょう。
NISAでのETF投資は「手数料が無料」の証券口座を選ぼう
「一般NISAを開設しないとETFが投資できないなら一般NISAを適当に開設しよう」
と思っているあなた、ちょっとまってください。
一般NISAの口座開設もどこでも良い訳ではありません。そしてNISA口座は一人一口座しか保有できないため、他の証券会社で口座開設したら、移管しなければ行けなくなります。
一般NISAでの取引は手数料を優遇している証券口座もあります。
各証券会社のNISA講座の特徴をチェックしてからNISA講座を開設しましょう。
ETFの購入時手数料はパフォーマンスを左右する
「なぜETFの手数料を考える必要があるの?」と思った方もいるでしょう。
インデックス投資において平均利回りはコストに左右される部分が大きいです。
つまり、手数料が高いものを購入してしまうと、その分だけ平均利回りが下がってしまいます。
- 平均利回り5%で運用、購入時に2%の手数料が取られた場合:利回りは3%程度にしかなりません。
- 平均利回り2%で運用、購入時に2%の手数料が取られた場合:利回りが0%になる
そのため、手数料については極力かからない方が良しとされています。
コストが無料のものが一番良いというわけですね。
ETFの保有コストについては下記の記事で解説しています。
SBI証券の場合「NISA口座での取引手数料は0円」
SBI証券では国内外の株や海外ETFの購入時手数料は無料になっています。
SBI証券はネット証券業界ではNO.1の実績を誇っています。詳しくは、SBI証券のHPで確認しましょう。
楽天証券の場合「一般NISAの手数料は実質無料」
楽天証券の場合は海外ETFの購入時手数料はキャッシュバックという制度をとっています。
無料ではないですが、後ほどお金が返ってくるので実質無料になるということでしょう。
楽天証券はSBI証券に次ぐNO.2の実績を誇っている証券会社です。楽天経済圏で生きていく人は楽天証券で口座開設をして取引をしていれば、条件を満たすとポイント倍率が上がります。
詳しくは、楽天証券のHPにて確認してみましょう。
手数料が投資信託のパフォーマンスに影響を与えているというのは下記の記事で解説しています。興味がある人は確認しておくと良いでしょう。
NISAでのETF投資は高配当ETFでOK
一般NISAで上記のようなネット証券で口座開設が終了したら、次に考えるべきなのはどのようなETFを購入するかです。
一般NISAで購入可能なETFは多種多様です。
- 日本の指数に投資をするもの
- 米国の指数に投資をするもの
- 全世界に投資するもの
- 株式に投資するもの、債権に投資するもの
- テーマ別に投資をするもの
など、色々なETFがあります。
NISAで購入する際には下記のキャピタルゲインとインカムゲインの比率で考えて購入していくのがオススメです。
- キャピタルゲインを主に狙うETF:VTIやVOOやVTなどのETF
- インカムゲインを主に狙うETF:VYM・PFF・HDV・SPYD
参考までにSBI証券のNISAで購入されてる米国ETFの2019年2月のランキングは下記のとおりです。
- VYM バンガード 米国高配当株式ETF
- VOO バンガード S&P 500 ETF
- VTI:バンガード トータルストックマーケットETF
また、2019年2月時点で楽天証券で購入されているのは下記の通りでした。
- VOO バンガード・S&P 500 ETF
- VYM バンガード・米国高配当株式ETF
- VT バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
以前分析記事を書いていますので、ETFの銘柄について詳しくない人は下記の記事を見てみてください。
NISAでETFの配当を受け取る場合は「証券口座での受け取りを選択」
NISAは非課税のメリットがあるからやっているという人もいると思いますが、非課税のメリットを十分に受けようと思ったら、配当金の受け取り方に注意が必要です。
というのも、配当金の受け取り方によっては非課税メリットが受けられなくなるからです。
配当金の受け取り方法には下記の3種類が選べます。
- 株式数比例配分方式(証券口座での受け取り)
- 郵便局への入金
- 銀行口座への入金
この内、非課税メリットが得られるのは、株式数比例配分方式である証券口座での受け取りです。
そのため、NISAでETFを運用する際には必ず「株式数比例配分方式である証券口座」を選択するようにしましょう。
一般NISAのデメリットと対策については下記の記事で書いてあります。興味がある方はどうぞ。
NISAでETFをオトクに投資する方法
NISAでETFを投資する時のオトクな購入方法についてまとめると…
- NISA口座は一般口座で解説しよう
- 手数料がお得になる証券口座を作ろう【楽天証券・SBI証券がおすすめ】
- 高利回りETFと高配当ETFのバランスを考えよう
- 配当金は株式数比例配分方式(証券口座での受け取り)を選ぼう
NISAでETFをオトクに投資して、一人でも多くの人が資産形成を始めると嬉しいなと思います。
以上、NISAでETF投資をしよう!投資初心者でも損しないETFの始め方を解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コストが安いネット証券は投資の利益が出しやすい?
投資信託は実質コストが安い方が複利効果によって利益が出しやすいです。
実際に1000万円を元手にコストが年率0.2%と年率0.6%では、30年後に400万円以上の違いが出ることもあります。
賢く投資をするなら、実質コストが安い証券口座がオススメ。
特に、楽天証券とSBI証券は両社とも日本国内では優れたネット証券です。証券口座開設が無料であり、自宅で手軽に開設できます。それぞれに下記のような特徴があるので、二つの口座を開設して持っておくのが良いでしょう。
▼楽天証券「ポイントがえげつないほどたまり二重で投資できる」
実質コストを下げるならポイント還元が1%されたり、他にもポイントが溜まってポイントで投資ができる楽天証券がオススメです。
- 楽天カードで溜まったポイントでポイント投資が簡単にできる!
- クレジットカードで毎月5万円の積立投資で最大500P!
- 楽天市場での購入が+1%還元される楽天SPUの仲間入りも!
▼SBI証券「海外ETFでのインデックスファンド投資は最安」
インデックスファンドを国内ではなく海外のETFを購入したい方や、100万円以上の資金を定期的に積立たいという人は、SBI証券が最もおトクに投資できます。
- 海外ETFを購入は0.45%で楽天証券・マネックス証券と同じですが、100万円以上購入時の為替手数料が安い
- 海外ETFにも定期買い付けサービスあり。ほったらかし運用も可能
- インデックスファンド以外にも投資をしたい人はSBI証券がオススメです
「資産形成がしたい…」
年金問題や老後に危機感を感じるサラリーマン向けに、インデックスファンド投資講座をWeb上で開催中
インデックスファンドの特徴は手堅く資産を築くこと!
投資講座ガイダンス:サラリーマンに投資がオススメな理由?投資のメリットは稼げるだけじゃない!
投資講座第1回:投資の種類を理解しよう!リスクが高いものから収益性の高いものまで完全網羅!
投資講座第2回:サラリーマンにはインデックスファンドが圧倒的にオススメな理由
投資講座第3回:インデックスファンドとアクティブファンドってどっちの方が稼げるの?
投資講座第4回:長期的なインデックスファンド投資を行う理由は複利にあり!!
投資講座第5回:長期的に手堅く稼ぐのに絶対に欠かせない分散投資って何?
投資講座第6回:利率を優先する?元手を増やす?結局は入金力がすべて
投資講座第7回:インデックスファンド積立投資を初めて気づいたこと
投資講座第8回:ETFでもインデックス投資できるけどどちらの方がおトクなの?
投資講座第9回:投資は計画がすべてと言っても過言ではない!資産運用計画の立て方とは?
投資講座第10回:銘柄選びよりも大切なのは株式と債権の比率?資産配分の考え方とは?