【外国株は特定口座で!】証券口座の一般口座は地獄を見ますよ

【証券口座は源泉徴収ありの特定口座】一般口座で確定申告の地獄を味わった人の話

「証券口座を開設するときに迷う」

「一般口座・特定口座って何よくわからないんだけど…」

結論から言えば、証券口座は「源泉徴収ありの特定口座」を選択しておけば良いのですが、一般口座や特定口座など、よくわからないですよね。

私もよくわからないまま、源泉徴収ありの特定口座を選択してしまいましたが、本当にその選択でよかったなぁと思います。

というのも、証券口座を一般口座で投資されている方と先日お話ししたら、確定申告を自分でやらなければいけなかったり、取引明細を作らなければいけないということで、大変な思いをされていました。

今回は、証券口座を開設するなら源泉徴収ありの特定口座が良いよということで、注意喚起的なお話しです。

この記事で学べることは?

  • 証券口座の3種類の特徴が学べる
  • 源泉徴収ありの特定口座にしなかった時の悲惨さが学べる
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外国株は特定口座を選べば問題ないですが…証券口座は3種類あるの知ってましたか?

証券口座は実は3種類あるって知っていましたか?

  • 一般口座
  • 源泉徴収なしの特定口座
  • 源泉徴収ありの特定口座

という3種類があります。

結論から言えば、源泉徴収ありの特定口座を選んでおけば間違いないです。

一応下記に種類の意味と違いを明確に記載したいと思います。

一般口座:明細は自分で、確定申告も自分で

一般口座の特徴は下記の通りです。

  • 確定申告を自分でしないといけない
  • 配当金や売買の履歴も残さないといけない
  • 損益通算も自分で選ばなければいけない
  • 一般口座から特定口座への切り替えは不可(後述)

特定口座自体が平成15年1月から導入された制度であるため、それ以前取引は一般口座で行うのが普通でした。

一般口座は特定口座が簡素化したものを全て、自分でやらなければいけないので、非常に手間がかかるのです。

源泉徴収なしの特定口座:明細は証券会社で、確定申告は自分で

  • 確定申告を自分でしなければいけない
  • 配当金や売買の履歴は証券会社から特定口座年間取引報告書がもらえる

特定口座は源泉徴収のありなしが選べます。

源泉徴収ありを選択した場合は証券会社があなたに変わって納税を行ってくれますが、源泉徴収なしの場合は自分で納税を行わなければいけません。

そのため、特定口座の源泉徴収なしは、少々手間がかかるという感じになります。

20万円を超えない場合は、確定申告が不要というルールを活用して、取引の利益を20万円に抑えることで、節税に励む人もいます。ギリギリの所得に抑えられたら約3万円に近い節税になりますからね。

とはいえ、住民税分の申告は管轄の自治体にしなければいけませんので、面倒なことには変わりないですね。

源泉徴収ありの特定口座:明細は証券会社で、確定申告も証券会社で

  • 特定口座内の損失は勝手に損益通算
  • 確定申告は自分でしなくて良い(損失を3年間繰越したい場合は必要)

源泉徴収ありの特定口座で取引を行っている場合、証券会社が納税を行ってくれるので、確定申告をする必要がありません。

さらに、同じ特定口座で配当金を受け取っている場合、売却損がある場合は損益通算でしてくれます。特定口座ができるまでは、自分で損益通算を計算しなければいけなかったことを考えると非常に便利になりましたね。

ただ、損失が多額になり、損益通算してもマイナスになる場合は確定申告をした方が良いです。なぜなら、確定申告をすれば、3年間の損失繰越ができるからです。

つまり、大損した時だけ確定申告をすると覚えておけば良いでしょう。

外国株は特定口座の源泉徴収ありで口座開設しておけばOK

特定口座の源泉徴収ありの口座を開設しておけば、

  • 利益が出た場合:確定申告不要
  • 少額の損失が出た場合:確定申告不要
  • 多額の損失が出た場合:確定申告必要

ということになり、かなり楽になります。

確定申告は慣れないと非常にめんどくさいので、確定申告しないことに越したことはないでしょう。

外国株で源泉徴収あり特定口座にしなかった人の末路

源泉徴収ありの特定口座にしなかった人はどんな感じになったのかをご紹介します。

証券口座を解説するために、一般口座を選択した場合はフォーム記入必須

一般口座の場合は、取引履歴を自分で作成しなければいけません。

そのため、自分で証券口座の履歴を掘り出して、まとめなければいけません。

どんな感じの利益をまとめるかというと、こんな感じのシートです。

上記のシートは確定申告作成書コーナーの配当所得の申告のところに置いてあります。配当集計フォームダウンロードです。

サラリーマンをしながら、確定申告の準備のために上記の表を記入していくのはかなり厳しいでしょう。

源泉徴収なしの特定口座の場合は確定申告に行かなければいけない

特定口座のメリットである「特定口座年間取引報告書」が用意されますが、確定申告は自分で行かなければいけません。

確定申告をしなければいけないということは…

  • 確定申告書の作成
  • 申告方法によっては税務署に行く
  • 慣れない確定申告に四苦八苦
  • 貴重な休みを無駄にする

など最悪です。損失が出ている場合は、損失繰越のために確定申告する人も多いでしょう。

しかし、単純に利益が出ているときにも毎年確定申告をしなければいけないのは、源泉徴収口座ではない人のデメリットでしょう。

一般口座から源泉徴収ありの特定口座に切り替える時は損が発生する可能性も

一般口座を選択してしまった人が、「めんどくさいのは嫌!これからは源泉徴収ありの特定口座に切り替える!」と切り替えようとした場合、実は損する可能性もあります。

下記のように一般口座から特定口座への切り替えは不可能としているところが多いからです。

SBI証券の場合

譲渡前・後に関わらず一般口座から特定口座への変更はできませんので、ご留意ください。
また、譲渡前の一般預りの株式や投資信託につきましても、特定預りへ預り区分を変更することはできません。

楽天証券の場合

一般口座内で買付けした国内株式を特定口座へ移し変えることはできません。

実際に切り替えるには現金化して入れ直す必要も…

それでは、実際にどうやって切り替えれば良いのかというと、

  • 一般口座にある株などを全て現金化
  • 特定口座を開設して再び買い直す

という作業が必要になります。

このとき、株で損失が発生している場合は、現金化した際に損失が出てしまうのです。

このため、一般口座から特定口座に移し替えるときには損をする可能性があるのです。

源泉徴収なし特定口座から源泉徴収あり特定口座に切り替える場合は年末や取引がなければ可能

源泉徴収なしの特定口座の場合は、取引がなければ、源泉徴収ありに切り替えることが可能だとのことです。

SBI証券や楽天証券ではそのように記載がありました。

SBI証券の場合

すでに特定預りの株式、投資信託、公社債を譲渡(信用建玉の反対売買・現渡、信用配当金調整金の支払・受取、投資信託・公社債の償還などを含む)された場合、その年は、特定口座の源泉徴収区分をご変更いただけません。
また、配当等通算受入のお客さまで、源泉徴収あり口座への配当金・分配金・利金・再投資など(※)の処理が実施されている場合も、その年は、源泉徴収なしにご変更いただけません。

楽天証券の場合

楽天証券の場合は下記のようになっていますので、参考にどうぞ。

外国株では一般口座は選ばずに源泉徴収ありの特定口座を選ぼう

一般口座を選んだら超最悪で

  • 明細を自分で作らなければいけない
  • 損益通算も自分で計算する必要がある
  • 確定申告も毎年しなければいけない
  • 特定口座への移し替えは一旦現金化しないと不可能

という最悪な状況になります。

これから証券口座を開設する人は、必ず「源泉徴収ありの特定口座」を選ぶようにしましょう。

以上、【証券口座は源泉徴収ありの特定口座】一般口座で確定申告の地獄を味わった人の話でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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