「暴落で含み損を抱えてしまった」
「暴落をうまく利用した投資法ってないかな?」
世の中には数多くの投資法があります。
その中でも比較的にポピュラーでわかりやすいのが暴落を利用した暴落投資法でしょう。
簡単に言えば、暴落によって安くなった株を大量に購入するという方法です。
実際にリーマンショックの時期に暴落した株を大量に購入した人も数多く存在し、暴落を利用して資産を形成したと言われています。
しかし、資金がないのに投資をした場合、市場の価格の変動性(ボラティリティ)の激しさで、大損したり得したいすることに心がついていかなく、精神的に消耗するでしょう。
暴落した際の投資を成功させるにはそれなりのコツが必要なのです。
今回は、暴落投資法と、暴落投資法のコツについて解説したいと思います。
この記事で学べることは?
- 効率的に資産形成する暴落投資法について学べる
- 暴落投資法のコツが学べる
- 暴落投資法の注意点が学べる
暴落投資法とは?暴落投資法で財をなした人々
暴落投資法とは暴落したら積極的に購入すること
暴落投資法とは、単純にいうと、暴落したら積極的に購入する方法です。
暴落した時というのは「さらに下がるかもしれない…」と思っている時でもあり、購入するのが怖いですよね。
しかし、暴落した時に購入できるというのは、一般的な投資家とは逆張りをすることになるので、儲かる可能性が高いのです。
ただし、早く買いすぎると暴落がまだ終わっていない可能性があるので、怖いですよね。
そのため、株式の黄金ルールである、「上がり始めたら買い、下がり始めたら売る」を徹底することが大切なのです。
上がり始める予兆が出てきたら、買い始めてみましょう。
この黄金ルールは、村上ファンドの村上さんがお父さんから教えてもらったことであり、自身の投資のルールにされていると言います。
村上ファンドの創設者、村上世彰さんの本は下記から読めます。オススメです。
暴落投資法で財をなした人々
ジョン・ポールソン(ヘッジファンド経営者)
サブプライムローンの破綻をいち早く察知し、銀行が破綻することを予想して、CDS(クレジットデフォルトスワップ:破綻が予想されると値上がりする証券)を大量に保有し、2兆円の財をなした。
キャイ〜ン天野さん(芸能人)
08年のリーマンショックの直後、「株価は落ちるところまで落ちたのだから、そこからは上がる一方だ」と株式投資を始めた。
fastroadさん(個人投資家)
2012年末までに25~30銘柄、金額にして1000万円近くを日本株に投じる。この間に仕込んだ日本株がアベノミクス相場で大輪の花を咲かせた。一例を挙げると東祥が3倍、GMOインターネットが2.6倍といった具合だ。
暴落投資法のコツとは?
暴落した時に購入することを目標にする暴落投資法ですが、暴落時に投資をするのは、市場価格の変動性もあり、得したり損したりが激しいため、精神的な辛さが出てきます。
私が考える暴落投資法のコツを下記にまとめてみました。
年収をあげて勝負可能な種銭を作る
何事にも勝負をする際の種銭がないと勝負にならないので、とにかく手元のお金を増やしましょう。
暴落投資法は余裕資金でやらなければ、確実に精神をすり減らしてしまいます。
余裕資金をどれだけ増やせるのかが暴落投資法の鍵となるので、出来るだけ多くの種銭を増やすように心がけましょう。
余裕資金を増やす方法は下記の通りです。
- 本業で年収を上げる
- 副業をして収入源を増やす
- 節約をして投資に回せるお金を増やす
サラリーマンが年収を上げる方法についての詳細な解説は下記の記事をどうぞ
「今年最大の下げ幅」というニュース見て、上がり始めた購入する
マーケット系のニュースを見ていると必ず出てくるのが「今年最大の下げ幅」というニュースです。
このようなニュースをみたら投資をするタイミングであると考えましょう。
今年最大の下げ幅と出ても、少し上がっただけで、再び暴落する可能性があります。
投資用語ではデッドキャットバウンスと言います。
引用:Apparel Store Sector … Dead Cat Bounce??
暴落をして一時的な反発はデッドキャトバウンスの可能性もあるため、下記のように、上がり始めて少ししたら購入し始めるようにすると良いでしょう。
- 自分が一番下がったと思う株価で投資額の半分を投資
- 再び下がったら投資するという分散投資
こう言った買い方は分散投資の中でも時期を分散する方法に当たります。詳しくは下記の記事をどうぞ。
普段から暴落株のウォッチリストを作成しておく
普段から暴落株のウォッチリストを作るようにしておけば、暴落株をいち早く知ることができます。
おすすめはYahoo financeの月次の値下がり率をチェックしておいて、気になった企業の株価をウォッチするようにすると良いでしょう。
また、企業名で調べてニュースなども調べてみたりして、割安で上がりそうだなと思った場合は、少しずつ購入しておいても良いでしょう。
歴史を知れば株価暴落の予測がつく
暴落投資法を実践するには株価暴落の予測を立てる必要があります。
私は株価暴落を100%予測するのは不可能だと考えているので、暴落に備えてリスク資産を変更したりするのは難しいと考えています。
しかし、暴落投資法であれば、「そろそろ暴落しそうだな」と思って、マーケットに張り付く頻度を高めたりできれば、効率よく投資に時間を使うことができるでしょう。
上がり続けている相場は急に暴落する可能性が高くなる
株価は永遠に上昇し続けることは皆無です。
そのため、上がり続けている相場はいつか急に暴落する可能性が出てきます。
株価は上がる時はジリジリと上がっていきますが、下がる時は「ストン」と下がっていきます。
ちなみに、逆に常に上がり続けることがない株価ですが、同時に常に下がり続けることもありません。
株価がずっと低迷している場合は、徐々に上がり始める可能性もあるのです。
ボラティリティが高い時は迂闊に手を出すと失敗する
ボラティリティとは株価の変動性です。
株価の変動制が高い時は、プロの投資家がかなり儲けるときであり、素人が相場に手を出したら負ける可能性が高いです。
暴落をしたら一定期間はボラティリティの高い時期が続きます。
その時期には、自分が一番下落したと感じた時に、購入をしたらマーケットに貼り付くのをやめた方が良いでしょう。
暴落投資法を成功させる攻めと守りのバランス
暴落投資法を成功させる方法は攻めと守りのバランスが大切です。
- 攻め:暴落した個別株を購入する
- 守り:分散投資した銘柄を追加購入する
個別株だけの場合、暴落して株価が回復するかどうかは正直言ってわかりません。そのため、リスクが高いと言わざるを得ません。
そのため、守りのバランスを取るためにも個別株を投資する場合は一つの銘柄ではなくて複数の銘柄に分散して投資をしておきます。
個別株+ETF・投資信託というバランスも良いでしょう。
個別株で値上がりを狙いながら、ETFや投資信託を追加購入して市場平均と同等のパフォーマンスを最低でも維持することを目標とすれば、攻めと守りのバランスは非常に良いです。
暴落投資法を上手く活用した投資を使用
暴落をした時に投資をすることができれば、効率よく資産を増やすことが可能です。
ただし、暴落をした時の投資はボラティリティという市場の値動きが激しく推移している可能性があるため、市場での取引を増やせば増やすほど損する可能性が増えてしまいます。
日頃からある程度の市場を見ておきながら、「今年最大の下げ!」というニュースが出た時に投資をするようにすれば、ボラティリティの激しさとか関係なく、暴落時のメリットを有効活用できるでしょう。
暴落時のメリットを有効活用する方法は、
- 日頃から投資に回せる資金を増やしておく
- 今年最大の下げ幅というニュースに敏感になる
- 暴落株を日頃からウォッチしておく
暴落をして含み損を抱えたからと言って悲観にくれているのではなく、暴落をうまく利用して資産形成ができるようになると良いかなと思います。
暴落時に含み損を抱えてしまった場合の、暴落時の対策は下記をご覧ください
以上、暴落を利用した暴落投資法について解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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