インデックスファンドの全米市場シェアは17%超?生みの親が懸念する引き起こされる問題とは?

インデックスファンドの懸念

インデックスファンドの人気が非常に高まっています。この20年間で、およそ5倍もシェアを伸ばしているのです。

しかし、この喜ばしい出来事に、インデックスファンドの生みの親が懸念を抱いていることを知っていますか?

バンガードの創業者、John Bogleはインデックスファンドの生みの親でもあります。

そのBogleが、最近のインデックスファンドに懸念を抱いています。

結論から言えば、インデックスファンドが人気になると引きおこされる問題は、一部のファンドマネージャーの発言力が強くなりすぎることです。

個人の投資家に対する影響はあるのでしょうか?

この記事で学べることは?

  • インデックスファンドの御三家が学べる
  • インデックスファンド急成長の背景が学べる
  • 個人に対する影響が学べる
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インデックスファンドの現状は急成長?

インデックスファンドは実は世界的に注目されている投資法です。

インデックスファンドの全米市場のシェア率は現在17%を突破

インデックスファンドの全米市場に対するシェア率は約20%に到達しています。

2000年から現在まででインデックスファンドのシェア率は、5倍近くに増加しています。

このシェア率の広がり方は年々早くなっているため、急速に広がっていくことが予想されるでしょう。

インデックスファンドの会社ごとのシェア率は?

ちなみにインデックスファンドには、バンガード・ブラックロック・ステートストリートという御三家があります。

この3社のシェア率は下記のとおりです。

バンガードが圧勝ですね。だから私はバンガード大好き。

インデックスファンドは昔は不人気だった?

インデックスファンドは1970年代に始めて出来た投資法で、意外に生きの長い投資法です。

しかし、注目されたのが最近であり、開発されたの頃は誰にも見向きもされていませんでした。

なんと、IPOの際に設定したゴールの5%しか達成できなかったのです。

というのも、インデックスファンドが開発される前は、アクティブファンドというプロの投資家が運用することが主流でして、ハイパフォーマンスの夢のようなファンドが数多く存在していたからです。

しかし、30年ほど経過した現代では、インデックスファンドに関する証拠もかなり集まっており、投資界隈のインデックスファンドの見方はかなり変化しています。

具体的には、

  • インデックスファンドは小額で市場全体に投資可能
  • インデックスファンドは少数のマネージャーで低コスト
  • インデックスファンドは売買も頻繁にしないため税金もかからず低コスト

と言った利点が評価されているのです。

そして、何よりも衝撃的なのは、平均以上の利益を目指し、活発に売買を繰り返すアクティブファンドよりも、指数に連動することを目指しあまり売買しないインデックスファンドのほうが稼げることです。

その結果、今では、アクティブ運用をする投資家の中でも、大部分をインデックスファンドで運用して利益をしっかりと確保している人もいるとか…。

アクティブファンドとインデックスファンドの比較については下記をどうぞ。

アクティブファンドはインデックスファンドにボロ負け!アクティブ運用とパッシブ運用の違いとは?
アクティブファンドは株価指数などより高い運用成績をプロが目指すファンドです。インデックスファンドは株価指数などと同等の値動きを目指すファンドです。アクティブファンドはインデックスを下回った成績が多いです。両者の違いや原因を解説しました。

インデックスファンドが全米市場の50%のシェアをとったら企業運営に支障も?

インデックスファンドを運用してい企業は、人気が集まれば、運用資産額が大きくなればなるほど、手数料が入ってくるので、儲かります。

しかし、インデックスファンドに投資額が集中すればするほど、株主となるファンドマネージャーに会社に対する発言力が高まってしまいます。

ファンドマネージャーの発言力が他の株主よりも強くなる

株式は多く取得すると、取締役会で発言力が高まります。

議決権も付与されたり、経営に口出しができるようになるのです。

少し昔の話ですが、サードポイントという機関投資家がソニーの株式を大量取得して、経営に口出ししたことが問題になりましたよね?物言う株主ということで話題になりました。

インデックスファンドは少数のマネージャーで運用している投資信託です。

経営に口出しする権利は、投資信託を購入している人ではなく、ファンドマネージャーになります。

ファンドマネージャーが株式の大半を個人で持っている場合、圧倒的な発言力を持ってしまうため、株主の公平性という側面が損なわれてしまうのです。

インデックスファンドに人気が集中すると、一人のファンドマネージャーの独裁のようになってしまうのです。

これが、Bogleが懸念しているコーポレートガバナンスの問題なのです。

インデックスファンドの人気は今後も増加する

インデックスファンドへの投資は市場的にかなり伸びており、今後もますます拡大していくことになります。

インデックスファンドが全米株式市場の50%を超えると、3社が30%を持つことと同じ意味になります。

現在の流れとして、アクティブ運用をする投資家は減りつつあります。

ロボアドバイザーの投資も大部分はETFやインデックスファンドが主流です。

マゼランファンドなどのアクティブ運用が有名で、過去にピーターリンチも在籍していたフィデリティも、最近では、手数料ゼロのインデックスファンドを生み出し、インデックスファンドの販売に乗り出しています。

インデックスファンドのこれから?個人投資家はどうなるのか。

コーポレート・ガバナンスについて懸念があるかもしれませんが、個人投資家にとってのインデックスファンドの優位性は変わらないでしょう。

指数に連動しているインデックスファンドは、いわば多くの専門家が形成している市場に投資をしているのと同じです。

つまり、経済、政治、投資家心理のすべてを表しているのが、市場なのです。

そのため、個人投資家にとっては、ローコストで、全市場に分散投資が可能であり、平均的なリターンを目指す場合にはインデックスファンドに投資をするのは避けられません。

そのため、インデックスファンドの人気がなくなることは考えにくいでしょう。

ブラックロックのCEOは、企業に対して社会的責任を果たすように訴えたりもしていますが、ファンドマネージャーの力が強くなれば、株主総会も形骸化する可能性があるでしょう。

願わくば、多くの機関投資家がインデックスファンドを導入し、多くのファンドマネージャーが経営に口出しできるようになれば、コーポレート・ガバナンスも正常に機能するでしょう。

他の企業には、インデックスファンドの商品開発を頑張ってもらいたいところですね。

良い商品が開発されれば、その分だけ投資家も潤いますしね。

これからのインデックスファンドの動向にも目が離せないですね。

以上、インデックスファンドの人気が高まると起こりうる懸念を解説しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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