株・債権・投信で損が出た…。買い増し(ナンピン)はすべき?バフェットや著名な本から考えた

損が出た時の損切り・買い増し

「買った投資信託で損がでた…」

「買い増しすべきなの?損切りすべきなの?」

相場は生き物のように上がったり下がったりします。

資産がマイナスになると人はパニックを起こし、正常な判断ができなくなります。

損切りするのは一つの選択肢でしょう。

しかし、資産の運用方法によって、相場が下がった時に、あえて資産を買い増す行動が効率的な場合もあります。

今回は、資産がマイナスになっている、まさにその時に見てもらいたい。

相場が下がった時は、資産を買い増すか、損切りするのかについてまとめてみました。

 この記事で学べること

  • 相場が下がった時にどのような選択肢があるのかを学べる
  • 相場が下がった時の対応方法について著名な本や投資家の意見が学べる
  • 著名な本や投資家の意見をまとめ、どういう時が損切りすべきなのかが学べる
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株価の値下がりで、損が発生しました!さて、どうしますか?

株価の値下がりが発生したときにできる行動は、2つです。

  • 株が安くなったと思って買います(ナンピン買い)
  • 損切りをするために株を手放す

どちらのほうが正しいのかって、いまいち判断できませんよね。

とくに、資産がマイナスになった時はパニックを起こし、正常な判断などは不可能です。

私も、相場が下がった時にはどのような対応をとるのか気になったので、著名な書籍や投資家のブログなどをみながら参考にまとめてみました。

損が出たら株を手放すことを推奨している本や投資家の意見は?

損が出たら株を手放すことを推奨しているのは、元証券マンの記事や、投資家のブログで書かれていることが多かったです。

彼らは、損を拡大させないために売った方が良いという話であり、フィルター法という投資法のような考え方でした。

フィルター法とは、予め何%の損失が出たら売却し、何%の利益がでたら利確するのかを決めておく方法です。

例えば、3%のフィルターを決めたら3%の利益が出たら、利益を確定し、3%の損失が出たら損切りをします。

このようにフィルターを決めておけば、感情的に行動する必要がないので、間違った判断を起こしにくいというのもメリットでしょう。

損が出たら、買い増し(ナンピン買い)を推奨しているものは?

損が出たら株を買い増すことを推奨しているのは、著名な投資家が書いた本や、インデックスファンドに傾倒している人が多いです。

以下にいくつか引用を含めて例を出してみましょう。

ウォール街のランダムウォーカー

インデックスファンドの教科書と言われている、ウォール街のランダムウォーカーでは、まず、損切りについて下記のように語っています。

フィルター法に基づく投資戦略は、その結果発生する売買手数料を考慮すると、個々の銘柄にせよ市場平均にせよ、同じ対象に同じ期間投資したバイ・アンド・ホールド戦略のパフォーマンスを継続的に上回ることはできなかったのである。

ウォール街のランダムウォーカーでは、税金と手数料を最も避けるべきものだとしています。

なぜなら、税金と手数料は元本を目減りするもので有り、その分だけ投資で利益を得られにくいからです。

売買が頻繁なれば、手数料がかかるので、極力売買を避けるべきだとしているのです。

手数料は銀行窓販ビジネスとの愛称が悪いですね…。詳しくは下記の記事を読むと良いでしょう。

【投資信託で損】手数料・長期保有・銀行ビジネスの相性が最悪な理由を金融業界経験者が解説
「銀行の投資で46%が損したっていうニュース知ってる?」 「投資したほうが良いって言われるけど、銀行での投資ってど...

また、ドルコスト平均法(積立投資)を行っている場合には、相場が下落した時には、買い増しが必要だということも述べていました。

ほとんどの投資家にとって本質的な問題は、悲観論が蔓延するような相場下落の局面でも、動揺しないで株式投資を続けられる固い意思があるかどうかということである。相場が下落したからといってやめてしまったのでは、元も子もないのだ。

損失が出ている銘柄は放っておくことはせず、年末に整理するのだそうです。

その理由は、損失を確定することにより、税金の控除を受けることができるからです。

損失分の株を売却して節税をすれば、その分も利益みたいなものですからね。

ウォール街のランダムウォーカーを読んでいないインデックス投資家は、良い機会ですし読んでみましょう!

敗者のゲーム〈原著第6版〉

インデックスファンドの教科書として、こちらも有名な本ですが、敗者のゲームの中でも、相場が下落したら買い増すことを推奨していました。

株価が上がったからといって有頂天になったり、下がったからといって落胆したりするのは間違っている。株式相場の下落は、安く買うための第一歩なのだ。

下落した相場は、まるでスーパーのバーゲンセールが起きたときと同じように買い増せば良いのです。

敗者のゲームも、インデックスファンドの教科書的な本ですね。こちらもオススメですよ!

ウォーレン・バフェット

著名過ぎて説明が不要なレベルの投資の神様ウォーレン・バフェットですが、ウォーレン・バフェットも、低コストのインデックスファンドを購入している場合は、十年間はどんな相場でも購入し続けるように言っています。

This is advice Buffett has given for years. “If you invested in a very low-cost index fund — where you don’t put the money in at one time, but average in over 10 years — you’ll do better than 90 percent of people who start investing at the same time,” Buffett said at a 2004 Berkshire Hathaway Annual Meeting.

引用:The 10 best tips about money Warren Buffett has ever shared

相場が下がって損が出たときは損切りする?買います?対応を考えてみた

損が出たら損切りするという意見もあれば、一方で買い増しをする方が良いという意見もありました。

基本的には、投資家の相場観やリスク許容度が、損切りをするか、買い増しをするかを決める指標になると思いますが、下記の投資をしている場合は損切りしたほうが良いと個人的には思っています。

  • 分散投資をしていない
  • 小型株の場合
  • 元本を回復する入金力がない

分散投資をしているインデックスファンドへの投資や、個人的に複数の銘柄に分散投資投資をしている場合は、慌てて損切りする必要がないです。

大企業は、長期的な目で見れば、相場が上向きになることも下向きになることも経験しています。潰れる可能性がないなら、慌てて売らなくて塩漬けにしておいたら、いずれ上がる可能性もあるでしょう。

逆に、小型株の場合には、投資されている金額も少なく、乱高下も激しいため、長期保有で上がってくる見込みがなければ、損切りしましょう。最悪倒産する可能性もあるからです

ブログや元証券マンの記事をみてみると、個別株を扱っている人が多く、その場合は損切りした方が良いよなと思うのも納得です。

一方で、インデックスファンドで、ローコストな運用をしている場合、長期的(最低10年以上)に持ち続けることを前提に、買い増しをすることが有効でしょう。

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また、大きな損が出た時に元本を回復できるレベルの入金力がない場合も、損切りを検討しても良いでしょう。

入金力がそこまでな場合、リスキーな投資をすれば、日常生活に支障がでます。

日常生活に支障がでる投資は、正常な判断を狂わせる可能性があるので、避けるべきです。

逆に、入金力が多少あれば、リスキーな投資をしても、生活に支障はないでしょう。余裕のある資金で投資をしているからですね。

投資は入金力が全てです。もしも入金力が足りないと思ったら、まずは入金力を身に着ける努力をしましょう。

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損が出ている部分を売却して節税対策に使うこともありです。

まとめ:相場が下がる=バーゲンセール!バーゲンに備える方法は?

結局のところ、相場が下がるというのは、バーゲンセールみたいなものです。

「今まで1万円だった商品がなんと半額の5000円で購入できるよ!」と店員さんに言われた場合、あなたならどうしますか?

今は、学生でも「この値段で仕入れたらメルカリで7500円で売れるかも?そうなったら2500円の得だよね」って思う時代です。もちろん売れない可能性もありますが、その時は配当金再投資を狙って、購入して放置しておけばよいのです。

株も全く同じです。ただ、多額の資金で、損益がデイリーでダイレクトに出るから怖いだけです。

知り合いで、投資初心者なのに個別株に手を出して、200万が150万になって辛そうな人もいました。

彼は、仕事が手につかなくて大変そうでしたが、長期的に持って値が上がったところで売却しホッとしていました。

投資初心者でまだまだ慣れないのに、個別株に投資をした場合、損を早く確定させて、インデックスファンドに乗り換えても良いでしょう。

そして、インデックスファンドを購入したら、積み立てに設定して放っておきましょう。それが一番、賢い投資方法だと言われています。

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以上、相場が下がった時に損切りと買い増しについて解説しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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