「インデックス投資って儲からないのかな?」
「儲からないインデックス投資のメリットってなに?」
インデックス投資について儲かるとか儲からないとか考えるのは、インデックス投資の本質をまるでわかっていません。
インデックス投資は儲かる儲からないので土俵で話すことではなく、堅実に資産形成できるか否かで話すことなのです。
インデックス投資が儲からないと考えている短絡的な人たちは、インデックス投資の本質を見誤っています。
というか投資と投棄の違いもわかっていないでしょう。
今回は、インデックス投資が儲からないと考えている人の概念をガラッと変える本質をお話します。
この記事で学べることは?
- インデックス投資は儲からないが堅実的な資産形成が可能であることが学べる
- インデックス投資と投機の違いが具体例から学べる
- インデックス投資は長期的に行えば実は儲かるということが学べる
目次
儲からないインデックス投資で堅実的な資産形成をする
インデックス投資が儲からないと言われているのは、良くも悪くも堅実的な投資だからです。
他の資産と比べても儲からないインデックス投資
ビットコインだと1年で10倍になったり、FXであればレバレッジを効かせれば二倍・三倍と増やす人もいるでしょう。
個別株でも2倍になることがありますよね。
一方で、インデックス投資は米国株のインデックス投資であっても、平均利回りは6%程度です。
短期的な資産の増加という点で比べるとインデックス投資は儲かりませんよね。
そのため、インデックス投資は儲からないと言われています。
儲からないインデックスとは値動きが少ないと言い換えることも可能
値動きが少ないということは、資産が減ることも少ないということです。
先程の例であげたビットコイン・FX・個別株なんかは資産が減るのも早いものです。
下記にグラフをまとめてみました。
ビットコイン
FX(ドル円)
個別株(NVDA)
一方で、インデックスの場合は堅調に右肩上がりに推移していることがわかります。
インデックス(S&P500)
確かにインデックス投資は短期的に見た爆発的な値上がりは期待できないでしょう。
しかし、堅実的な投資だとも言い換えることが出来るのです。
インデックス投資が儲からないのは短期的な投資をしているから
インデックス投資が儲からないと考えている人は、投資を短期的なものと見ている人が多いでしょう。
投資を短期的なものと見ている人は、投資と投機の違いがわかっていないのです。
投資は成長のリターンを得ること、投機は相手を出し抜いて儲けること
投資と投機の違いは下記のとおりです。
一方で投機とはどのような意味なのでしょうか?
つまり、投資は長期的な成長で儲けるであり、投機とは短期的な市場の変動で儲けることなのです。
そのため、投資と投機とは違った土俵でゲームしているものであり、性質が全く違うのです。
それにも関わらずインデックス投資を仮想通貨やFX、中小型株と同じような側面から「儲からない」と語るのは、自分の無知をさらけ出しているのと同じでしょう。
インデックス投資は投資の中でも超長期的な投資の部類に入る
長期的な投資としては株なども含まれますが、その中でも、インデックス投資は市場の成長に投資をする、超長期的な投資です。
インデックス投資の基本スタンスは全部に投資をするということです。例えば、VTIなんかは、全米に上場している株式全てに投資をしており、4000社の企業に投資をしています。
スマートベータで配当利回りが高い企業を抜き出しているVYMの場合でさえも、約400社に投資をしているのです。
高配当でお馴染みのブラックロックのHDVはスマートベータで厳選した約80社程度ですから、これでも多いほうです。
幅広く分散しているということは、値動きが平均化することになります。あるニュースにより企業Aの株価が上がれば、同じニュースで企業Bの株価が下がることもあるからです。
そのため、インデックス投資は平均して6%程度の利回りしかありませんが、堅調に右肩あがりに推移していきます。
長期的にみたら、資産が何倍にも増えている可能性もあります。上記のグラフで言えば、1988年にS&P500に投資をしていたときは500ドルだったでしたが、いまでは2500ドルになっているのです。
なんと5倍近く上がっていることになります。
ただし、インデクス投資は値動きが少ないとはいえ、短期的に値動きしています。
そのため、時期の分散も効果的であり、毎月積み立て投資であるドルコスト平均法で、毎月コツコツ積み立てることで、平均利回りと同じくらいの成長が見込めるのです。
儲からないインデックス投資を継続して複利を起こす
儲からないインデックス投資が超長期的に考えると、資産が倍になることがあります。
なぜ、儲からないインデックス投資が儲かるのかというと、複利という存在です。
複利とは、株式などに投資をした際の配当金などの利益を、再投資して元本を増やして行くことです。元本が増えれば同じ利率でも、徐々に利幅が増えていくことになります。
実際に毎月15万円を25年間、年利6%で投資をした場合、複利運用した場合には、資産合計が税引き前で1億円になります。
15万円を25年間投資し続けた累積投資額は大体5000万円前後です。そのため、累積投資額を倍にすることが可能なのです。
インデックス投資は超長期的な投資をすることで複利の力を活用して儲けることも可能になるのです。
インデックス投資は儲からない前提で淡々とすれば儲かる
インデックス投資は短期的にみたら儲かりません。
しかし、最低でも25年投資をするつもりで、超長期に投資をすれば、下記のメリットが得られます。
- 堅調な資産成長
- 複利の力
インデックス投資で儲ける投資法は超長期的なドルコスト平均法で、複利の力を利用することです。
複利を使い元本をどんどん増やしていけば、その分だけ資産を増やすこともできるのです。
超長期的な投資を実現する地味な投資法は下記の記事をどうぞ
儲からないインデックス投資こそが、最強の投資法でしょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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