「インデックス投資の利回りってどのくらいなのかな?」
「インデックス投資で平均利回りと同じ運用成績を目指すなら、どのような投資法が良いのかな?」
インデックス投資は、経済成長に投資をする方法であり、負けのない投資法とも言われています。
インデックス投資を毎月積立投資をしたときの平均利回りは、区切る期間によって異なります。
個人的には、日本だと平均3%ほどで、米国だと平均6%程度だと考えています。
今回は、インデックス投資の平均利回りと、平均利回りと同じ成績を目指す超地味な運用方法について解説します。
この記事で学べることは?
- インデックス投資の平均利回りが学べる
- インデックス投資の平均利回りの意味が学べる
- 超地味な運用方法が学べる
目次
インデックスファンドの利回りは?日本は平均3%、米国は6%?
日本人がインデックス投資をする際の対象は、日本のインデックスか米国のインデックスが一般的でしょう。
日本と、米国でインデックス投資を毎月積み立て投資である、ドルコスト平均法で投資をした場合の平均利回りはそれぞれ、
- 日本のインデックス投資の利回り:平均3%
- 米国のインデックス投資の利回り:平均6%
と考えて良いでしょう。
日経平均にインデックス投資した場合は平均3%の利回り?
過去30年の日経平均をドルコスト平均法で投資した場合を見てみると、平均は3%程度の利回りになっています。
例えば、日経平均をバブル期の始まりから崩壊であるの1989年から2018年まで投資していた場合を考えてみましょう。
毎月積み立て投資であるドルコスト平均法で投資をした場合と、一括投資をした場合では利率がことなります。
それぞれの投資利回りは下記の通りです。
- ドルコスト平均法の場合 4.2%
- 一括投資の場合 0.8%
バブル崩壊を経験したにも関わらず、ドルコスト平均法で投資をした場合は利回りがプラスに推移しています。
暴落に強いのがドルコスト平均法の強みであり、インデックス投資を考える際にはドルコスト平均法を基本として考えたいと思います。
S&P500にインデックス投資した場合は平均6%の利回り?
過去30年をS&P500連動型のインデックスでドルコスト平均法で毎月積み立てた場合、成績は平均すると9%程度です。
平均6%と書いているのは、値動きの激しさから、リスクを調整して考えたからです。
米国株は値動きが少し激しいです。そのため、良い時期と悪い時期でドルコスト平均法ひよる利回りがかなり変わってきます。
- 良い時期(1970-1990):11.35%
- 悪い時期(1952-1982):1.42%
ただし、過去90年のパフォーマンスを見てみると、9.8%というハイパフォーマンスを記録しています。
値動きの激しさなどを考えると、大体6%程度の利回りだと考えるのが現実的かなと個人的には思います。
インデックスファンドの利回りは他の投資に比べて低い!しかしマイナスになることが少ない
インデックス投資の利回りは他の投資に比べて低いと言われています。
インデックス投資は短期間で資産が倍増することはない
ビットコインなどは、1年で10倍に増えます。また、個別株投資の場合、うまくハマれば1年で2倍にすることも可能でしょう。
FXであれば、レバレッジを効かせて資産を倍にすることも可能です。
しかしながら、資産を何倍にも増やせるということは、何倍にも減らせるということにもつながります。そのため、リスクが高いと言わざるを得ないでしょう。
インデックス投資は長期的にじわじわ上がっていくのが特徴です。そのため、短期間で資産が倍になることはありません。
しかし、長期的に資産がマイナス成長することもない
では、インデックス投資の場合も徐々に資産価値が下がっているのかと考えそうですが、そんなことはありません。
インデックス投資は長期的に投資をすればマイナス成長することが少ないです。なぜなら、インデックス投資は、経済成長に投資をしているとも言えるからです。
世界経済は成長し続けています。経済が成長すれば、企業の売上が伸びます。企業の売上が伸びれば、株価が上昇します。
短期的な景気の波があるので、短期的な下落は仕方がないでしょう。バブル期の高いときに一括投資をしていたら、損を取り戻せない可能性もあります。
しかし、インデックス投資は経済成長に投資をしているため、世界経済が成長している限りは長期的に見てマイナスになることが少ないのです。
株式インデックスに投資する場合は、インフレ対策としても有効です。
インデックスファンドの利回りを確実に得る25年間の毎月積み立て投資法
インデックス投資の利回りを確実に得る場合、短期的な投資では意味がありません。インデックス投資をするなら、短期的に投資をするのは辞めましょう。
インデックス投資は経済の成長に投資をしています。米国株のインデックス投資は米国の成長に投資をしていますし、日本株のインデックス投資は日本株に投資をしています。
ウォール街のランダム・ウォーカーというインデックス投資家のバイブル的な本があります。その中に書いてある表の一部の数字を下記に記載します。
1950年〜2013年のグラフですが、株式投資に投資をした場合、下記のような年平均リターンの散らばりがあります。
- 1年:+52.6%〜−37%
- 5年:+28.76%〜−2.58%
- 10年:19.61%〜−1.47%
- 15年:19.21%〜+4.21%
- 20年:17.99%〜+6.46%
- 25年:17.37%〜+7.96%
株式投資で確実に最低7%以上の利回りを得ようと思った場合、25年ほどの投資が必要なのです。
先程も解説したように、25年の長期投資をする際に、一括投資をしてしまうと、日経平均のようにマイナスになる可能性もあるでしょう。
そのため、長期投資のドルコスト平均法が一番利回り通りの運用になりやすいのです。
インデックスファンドの利回りを確実に得よう
インデックス投資の利回りについてまとめると、
- インデックス投資の利回りは日本が3%、米国が6%程度
- インデックス投資は経済の成長に投資をしている
- インデックス投資の利回りは25年以上の毎月積み立て投資で得られる
インデックス投資は典型的な「バイ・アンド・ホールド」戦略です。正しく購入して、しっかり持ち続けることを意味します。売買が少ないため、相当つまらない地味な投資方法になります。
インデックスファンドの生みの親でバンガードの創業者のジョンボーグル氏は長年、Buy Right, Hold Tightという言葉を推奨していました。
しかし、地味な投資方法こそが、利回りを確実に得るのに必要な投資方法となるのです。
インデックス投資の利回りを確実に得たいなら、地味な投資を覚悟してコツコツ投資していきましょう。
以上、インデックス投資の利回りは?平均利回りで運用する超地味な投資法を解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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