「インデックスファンドでの投資をはじめたいんだけど、どこの口座がおすすめかな?」
「ネット証券って口座開設ってどうなの?お金かかるんじゃないの?」
NISAやiDeCoなどが整備されたことをキッカケに、投資をはじめる人が徐々に増えてきました。
インデックスファンドでの積み立て投資を始めようかな…と思う時に、非常に悩ましいのが、「どこの証券会社でインデックスファンドでの投資をはじめるか?」ということです。
日本国内にどの程度の証券会社があるかご存知ですか?
なんと、2018年11月現在、証券会社だけで266社もあります!
266社もあったら1社ずつ吟味するのって大変ですよね。
大枠で考えると、一人で考えて投資ができる人は、ネット証券が手数料が安くてオススメです。
しかし、手厚いサポートを求めるならば、証券会社や銀行の窓口で購入する方が良いでしょう。
30代前後からインデックスファンド投資を始める場合は、自分で勉強してネット証券で購入すれば、手数料が安くて済みます。
長期投資においては手数料が安いか否かは、利益に大きく関わってきます。
ただ、ネット証券もいろいろサービスがあってわかりづらいですよね。
今回は、これからインデックスファンドを投資しようと考えている人向けに、インデックスファンドでの投資に最適な証券口座を2社に厳選し紹介したいと思います。
インデックスファンドが運用しやすい証券口座厳選2社で学べること
- インデックスファンド投資に最適の証券口座の基準が学べる
- インデックスファンド投資向けのおすすめ口座が学べる
※投資は元本割れする可能性がありますからね。十分にリスクを理解した上で投資しましょう
目次
投資信託を始めるのにオススメのネット証券は2社「とりあえず開設しておこう」
いきなり結論ですが、おすすめの証券口座は、楽天証券とSBI証券です。
比較してみて理解しましたが、インデックスファンド向けの口座を選ぶ際に重要な、投資信託の手数料・ポイントにおいて、この2社が最良でした。
両社ともに、ネット証券の中でも手数料が業界最安、充実したポイントサービスがあります。
迷ったらどちらかを選んでおけば問題はないですが、口座開設手数料も無料なので、両方開設しておけば問題ないと思います。
ちなみにネット証券は投資信託だけでなく下記のものも購入できますよ!
- 日本株・外国株
- 投資信託・ETF
- 国債・社債
- 外貨
- NISA・iDeCo(別途手続き必要)
- その他いろいろと…
そもそも投資信託を購入するなら窓口かネット証券か「手数料の安さが決めて」
多くの証券会社を比較した一つ目のポイントが手数料です。
誤解している方も多いですが、ネット証券は口座開設手数料や口座維持手数料がかかるところはほとんどありません。
ネット証券は開設手数料や口座維持手数料は無料【誤解している人多め】
海外の銀行や証券会社では口座維持手数料の話を聞いたことがあるかもしれませんが、日本の銀行やネット証券には口座維持手数料がかかることは滅多にないです。
特に楽天証券もSBI証券も両社とも口座開設手数料や維持手数料は全くかかりません。
- 口座開設手数料:ゼロ
- 口座維持手数料:ゼロ
なので、ネット証券も銀行と同じく、口座開設も無料でできますし、口座維持手数料も無料でできます。
販売管理手数料は「ノーロード商品」を購入すれば無料
「投資信託を購入すると手数料がかかりますか?」という質問もたまに受けます。
結論から言えば、販売手数料がかかるのが普通です。
しかも、販売手数料は手数料の中でも、かなり大きなウェートを占め、手数料の額が直接利益に関係します。
例えば、販売手数料が3%の投資信託を購入した場合、年利3%以上になってから初めて利益がでます。
インデックスファンドの長期投資は年利5%程度が見込めると言われていますが、販売手数料の時点で、3%マイナスのスタート。そのため、初年度の年利は差し引き2%程度になってしまうのです。
ただ、販売手数料は証券会社ごとに自由に決められます。
そのため、ある会社では販売手数料がかかった投資信託も、他の会社では販売手数料が無料ということもあるのです。
そのため、ネット証券は、販売手数料がかからない「ノーロード」の投資信託が充実しています。
実際に楽天証券で検索してみたところ、2018年11月時点で販売手数料が無料のインデックスファンドは、297件もありました。
また、NISAやiDeCoで扱われている投資信託は販売手数料が無料です。
販売手数料については下記の記事をご覧ください。
ネット証券でも運用管理手数料(信託報酬)はかかるが、業界最低水準
投資信託は持っているだけで、運用管理手数料などのファンドの管理費用がかかります。
しかし、楽天証券とSBI証券は、運用管理手数料も業界最低水準の安さです。
例えば、私が持っている「楽天・全米インデックスファンド」の現在のファンドの管理費用は0.1696%程度です。
また、2018年の「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の現在のファンドの管理費用は、0.11772%程度です。(2019年には信託報酬はさらに値下げになり0.10989%になりました)
一方で、大手証券会社の窓口で購入した場合の先進国株式インデックスファンドでは、0.61%程度のものもあります。
並べて比較してみるとよくわかります。
- ネット証券で購入した先進国株式インデックス:0.11%
- 証券会社の窓口で購入した先進国株式インデックスファンド:0.61%
その差はおよそ6倍近くですね…。
また、積極的に銘柄を入れ替えるアクティブファンドの場合は、ネット証券でも運用管理手数料が1%前後になることも普通です。
つまり、投資信託を運用する場合は、ネット証券の方が運用管理手数料がかなり安いですね。
ちなみに、「積極的に銘柄を入れ替えるアクティブファンドの方が良いのでは?」と感じる方もいると思いますが、そんなことはありません。
アクティブファンドはファンドマネージャーの手腕が全てですが、基本的には、インデックスに負けているものが多いです。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
投資信託におすすめなのはネット証券!「どこのネット証券がおすすめ?」
比較したポイントの2つ目がポイントが貯まるかどうかです。
実は、ネット証券で運用すると、ポイントが貯まります。
貯まったポイントは、Tポイントなどのポイントに変換したり現金に変えたりもできます。
さらに、ポイントで再投資ができるネット証券もあるんです。
投資信託を購入するたびにポイントが貯まるなんて、利息みたいですよね。
SBI証券はインデックスファンドを運用するとポイントが貯まる
SBI証券は運用額に応じてSBIポイントが貯まります。
- 1000万円未満の場合は年率0.1%のポイントが貯まります。
- 1000万円以上の場合は年率0.2%のポイントが貯まります。
利率として換算すれば年利0.1%程度が得られるというわけです。
ただ、SBI証券の場合は、運用管理費用が低めの投資信託の場合、ポイント還元が悪くなっているものもあります。
ちなみに、SBI証券で投資信託を購入する場合は住信SBIネット銀行との併用がおすすめです。
SBI証券で貯まるSBIポイントは現金への変換が可能です。
ただ、SBIポイントを現金に変化する場合、通常は165円程度の手数料がかかります。
しかし、住信SBIネット銀行で交換する場合は無料で現金に交換できます。
さらに、5000円以上になるとSBIポイントと現金の交換率も良くなります。同じグループ会社ですから、住信SBIネット銀行とSBI証券は、相性が良いのです。
楽天証券はポイントが圧倒的に貯まる
ただ、個人的にSBI証券よりもおすすめなのが楽天証券です。
ポイントがガンガン貯まるのはポイントの王様である楽天証券でしょう。
楽天証券の場合、楽天カードで購入すれば、投資信託の購入額の1%のポイント還元があります。
わたしの場合は毎月5万円ほど楽天カードで投資信託を購入しています。毎月500ポイントずつ溜まっていくのは魅力的でして、1年間で6000円貯まることになります
また、楽天証券では、投資信託の残高に対してもポイントが貯まるのです。
さらに、貯まったポイントで投資信託を購入することも可能なので、ほとんど現金のように使えてしまうのです。
また、楽天証券では楽天ポイントで投資信託の購入が可能です。500円以上の投資信託購入にポイントを利用すると、楽天市場でのポイント倍率が1倍も上昇します。
このように、
- ポイントの実用性の高さ
- 楽天証券と楽天カードでのポイントの貯まり方
- 楽天ポイントを使った投資信託購入で楽天市場の倍率が1倍アップする
といったポイント還元率の高さにより、Amazonで買い物するのが中心だったわたしが、楽天経済圏に足を踏み入れることになりました。
楽天証券については下記の記事で紹介しています。これから投資信託を始めようと興味がある人は確認してみるとよいですね。
投資信託を始めるなら楽天証券だけでなくSBI証券も持った方が良い理由
ここまで読むと、
「楽天証券の方がポイントも貯まりやすいし、楽天だけでよくね?」と思いそうですよね。
しかし、実はSBI証券は株式売買等の手数料がかなり安く、セミナーも大変充実しているのですよ。
特にSBI証券は株式売買の格安手数料としては、業界の先駆けになり、変革を起こしてきました。
楽天証券もSBI証券を常に追いかけており、両者とも追いつけ追い越せな状態。
そのため、両社ともに、あらゆる面でかなり安い手数料にしたり、ポイントサービスを充実させています。
他のネット証券はまだまだ追いついているところは現状ない状況です。
そのため、楽天証券にはない安い部分がSBI証券にはあります。
楽天証券とSBI証券を比較しながら賢く投資をするという意味でも、SBI証券も口座開設しておいた方が良いのです。
投資はタイミングが重要です。
「このタイミングで投資をしたい!!」と思った時に、口座が開設していなくて投資ができなかったり、投資をした後で、「あっちで投資した方が安かったかな?」と後悔するのも最悪です。
証券口座の開設は無料でできます。幅広く投資したいなと少しでも考えている人は、楽天証券とSBI証券の両社の口座を開設しておいた方が良いでしょう。
ネット証券の場合は、スマホがあれば口座開設の申し込みもネットのみで完結します。
忙しいサラリーマンでも、仕事から帰宅してからサクッと口座開設できますよ!
投資信託をはじめのにオススメなネット証券は「SBIと楽天」
投資信託を始めようと考えている人にとってオススメなのは下記の特徴がある口座です。
- 手数料が安い
- ポイントが貯まる
他にも「投資信託のラインアップが豊富である」とか「サービスが使いやすい」など、ネット証券を選ぶ基準はたくさんあるでしょう。
しかし、投資信託でもっとも重要なのは損を出さないことです。損を出さないためには手数料が安く、ポイントが貯まるネット証券がオススメだということです。
ダントツでポイントが貯まる楽天証券はかなりオススメです。しかし、将来的にインデックスファンド以外の投資を行う場合はSBI証券もオススメです。
ネット証券は、
- 口座開設は無料
- 口座維持手数料も無料
そのため、迷っている場合は両方とも開設しておいても良いかもしれません。
以上、インデックスファンド投資にオススメの証券口座である楽天証券とSBI証券の紹介でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コストが安いネット証券は投資の利益が出しやすい?
投資信託は実質コストが安い方が複利効果によって利益が出しやすいです。
実際に1000万円を元手にコストが年率0.2%と年率0.6%では、30年後に400万円以上の違いが出ることもあります。
賢く投資をするなら、実質コストが安い証券口座がオススメ。
特に、楽天証券とSBI証券は両社とも日本国内では優れたネット証券です。証券口座開設が無料であり、自宅で手軽に開設できます。それぞれに下記のような特徴があるので、二つの口座を開設して持っておくのが良いでしょう。
▼楽天証券「ポイントがえげつないほどたまり二重で投資できる」
実質コストを下げるならポイント還元が1%されたり、他にもポイントが溜まってポイントで投資ができる楽天証券がオススメです。
- 楽天カードで溜まったポイントでポイント投資が簡単にできる!
- クレジットカードで毎月5万円の積立投資で最大500P!
- 楽天市場での購入が+1%還元される楽天SPUの仲間入りも!
▼SBI証券「海外ETFでのインデックスファンド投資は最安」
インデックスファンドを国内ではなく海外のETFを購入したい方や、100万円以上の資金を定期的に積立たいという人は、SBI証券が最もおトクに投資できます。
- 海外ETFを購入は0.45%で楽天証券・マネックス証券と同じですが、100万円以上購入時の為替手数料が安い
- 海外ETFにも定期買い付けサービスあり。ほったらかし運用も可能
- インデックスファンド以外にも投資をしたい人はSBI証券がオススメです
「資産形成がしたい…」
年金問題や老後に危機感を感じるサラリーマン向けに、インデックスファンド投資講座をWeb上で開催中
インデックスファンドの特徴は手堅く資産を築くこと!
投資講座ガイダンス:サラリーマンに投資がオススメな理由?投資のメリットは稼げるだけじゃない!
投資講座第1回:投資の種類を理解しよう!リスクが高いものから収益性の高いものまで完全網羅!
投資講座第2回:サラリーマンにはインデックスファンドが圧倒的にオススメな理由
投資講座第3回:インデックスファンドとアクティブファンドってどっちの方が稼げるの?
投資講座第4回:長期的なインデックスファンド投資を行う理由は複利にあり!!
投資講座第5回:長期的に手堅く稼ぐのに絶対に欠かせない分散投資って何?
投資講座第6回:利率を優先する?元手を増やす?結局は入金力がすべて
投資講座第7回:インデックスファンド積立投資を初めて気づいたこと
投資講座第8回:ETFでもインデックス投資できるけどどちらの方がおトクなの?
投資講座第9回:投資は計画がすべてと言っても過言ではない!資産運用計画の立て方とは?
投資講座第10回:銘柄選びよりも大切なのは株式と債権の比率?資産配分の考え方とは?