【投資初心者は何からはじめる?】失敗しない投資の7つのルール

投資初心者は何からはじめる?失敗しない投資の7つのルール

「投資を始めたいけど、なんか怖い…」

「失敗しない投資の始め方ってなんだろう?」

最近多くの方が投資を始めています。

個人型の確定拠出年金「iDeCo」が2018年度中にも100万人が加入する予測があります。年金だと言われていますが、iDeCoは自分で運用先を決めるので投資と同じでしょう。

運用次第で将来受け取る年金額が変わる個人型の確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の加入者が近く100万人の大台に乗る見通しだ。

引用:イデコ100万人時代(上) 公務員殺到、制度けん引 老後に備え 私的年金重み

また、つみたてNISAも始まり、iDeCoと同様に節税に良いらしいという話から投資をしようと考える人も増えてきました。

しかし何も知らないまま、投資をすると損すること可能性が高いです。

  • 銀行とネット証券の手数料の違い
  • 失敗しない投資家のマインド
  • 投資商品によるリスクのバランス

これら3つのことが分からなければ損する可能性が高いです。

今回は元金融機関勤務だった私が考える、投資初心者が失敗しない投資のルールを簡単にまとめてみました。

投資のルールをあらかじめ知っておけば失敗する可能性を下げられます。

投資初心者向けの失敗しない投資の始め方の基本を解説します。

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つみたてNISAとiDeCoを学ぼう

20代は収入がそこまでないので、徹底してつみたてNISAやiDeCOの仕組みを学びましょう

NISAの利益の非課税やiDeCoの所得税控除による節税メリットを知れば、投資をしなかったときよりも得である状況をつくりやすいのです。

そのため投資初心者こそ、少額の投資でも節税効果のある、つみたてNISAやiDeCoの仕組みをよく理解しましょう。

つみたてNISAは年間40万円まで投資可能で利益は20年非課税

つみたてNISAの特徴は下記のとおりです

  • いつでも解約可能
  • 投資信託などが購入できる
  • 年間40万円(毎月3.3万円)まで投資可能
  • 20年以内の解約による利益は非課税
  • 最大で800万円積立可能

引用:【金融庁】つみたてNISAの概要

iDeCoは所得控除だが60歳まで解約不可

iDeCo(個人型確定拠出年金)の特徴は下記のとおりです

  • 投資信託などが購入できる
  • 原則として60歳まで解約不可能
  • 社会保険料控除として所得から控除され、税金が安くなる節税効果もあります。
  • 運用益は非課税

ただし職業や会社の年金制度の状況により掛けられる金額に違いがあるので注意が必要です

  • 自営業:年額 816,000円/月68,000円
  • 企業型確定拠出年金に加入なし・主婦・主婦:年間27万6000円/23,000円
  • 企業型確定拠出年金のみに加入:年額240,000円/月20,000円
  • 企業型確定拠出年金+確定給付年金に加入・公務員:年額14万4000円/月12,000円

引用:ideco公式サイト

NISAとiDeCoの使い分けは?

NISAには短期的ではないが60歳までには必要となるお金を入れておくと良いでしょう。

iDeCoは老後まで使わないようなお金を入れておくと良いでしょう。

例えば下記のような割り振りがおすすめです

  • NISA:子供の教育費・住宅購入費・結婚式の費用・留学費など
  • iDeCo:定年後の資金

iDeCoとNISAについては下記にまとめています。

つみたてNISAとiDeCoの併用や違いと私が楽天証券を選ぶ理由を解説
iDeCoとつみたてNISAの併用って分かりづらいですよね。しかもどこの証券会社を選ぶのかも迷う…私が楽天証券でつみたてNISAやiDeCoをやろうと思った理由を解説します

銀行・証券会社の運用商品は買うな

基本的に窓口のある銀行や証券会社と投資信託などの商品は相性が悪いです。

  • 手数料が余分にかかる
  • 手数料分利益をださないといけない
  • 運用が総合的に赤字になる可能性がある

銀行や証券会社などの窓口のある運用商品はやめておいた方が良いでしょう。

同じ商品でもネット証券を見たら手数料が安いのもありますので注意が必要です。

【銀行の投資信託】銀行で購入の投信の内48%が損した理由は銀行の経営にあり
「銀行の投資で46%が損したっていうニュース知ってる?」 「投資したほうが良いって言われるけど、銀行での投資ってど...

手数料が安いネット証券で口座開設せよ

手数料が高い商品を選ぶと、長期間投資のメリットを得ることが出来ません。

例えば銀行や証券会社で投資信託を購入する際には販売手数料がとられます。国内の投資信託なら大体2%程度とられることになります。

一方ネット証券であれば、販売手数料が無料なものも多く、投資信託を預けて発生する信託報酬も銀行や証券会社で購入するものよりも少ないことがほとんどです。

具体的に銀行とネット証券で25年間毎年12万円の投資信託を購入し仮定すると下記のようになります。

銀行で投資信託を購入する場合

  • 毎年120,000円の投資信託を購入
  • 年利5%で運用されると仮定
  • 販売手数料2.16
  • 信託報酬0.56%

→1年目の利益2,734円

→25年目の累積利益:1,666,176円

ネット証券で投資信託を購入する場合

  • 毎年120,000円の投資信託を購入
  • 年利5%で運用されると仮定
  • 販売手数料:無料
  • 信託報酬:0.16%

→1年目の利益5,808円

→25年目の累積利益:1,887,600円

銀行とネット証券の利益の比較

値下がりがないことを仮定しているため、手数料のみの損益を比較すると下記のとおりです。

  • 1,887,600円−1,666,176円=221,424円

つまりネット証券で購入すると、手数料が少ない分22万円も得します

下記にネット証券でさらにリスクを回避する方法も解説してみました。

https://studytokyo3.com/investment-net-securities/

 コストが安いネット証券は投資の利益が出しやすい?

投資信託は実質コストが安い方が複利効果によって利益が出しやすいです。

実際に1000万円を元手にコストが年率0.2%と年率0.6%では、30年後に400万円以上の違いが出ることもあります。

賢く投資をするなら、実質コストが安い証券口座がオススメ。

特に、楽天証券とSBI証券は両社とも日本国内では優れたネット証券です。証券口座開設が無料であり、自宅で手軽に開設できます。それぞれに下記のような特徴があるので、二つの口座を開設して持っておくのが良いでしょう。

▼楽天証券「ポイントがえげつないほどたまり二重で投資できる」

実質コストを下げるならポイント還元が1%されたり、他にもポイントが溜まってポイントで投資ができる楽天証券がオススメです。

  • 楽天カードで溜まったポイントでポイント投資が簡単にできる!
  • クレジットカードで毎月5万円の積立投資で最大500P!
  • 楽天市場での購入が+1%還元される楽天SPUの仲間入りも!

楽天証券の詳細はこちら

▼SBI証券「海外ETFでのインデックスファンド投資は最安」

インデックスファンドを国内ではなく海外のETFを購入したい方や、100万円以上の資金を定期的に積立たいという人は、SBI証券が最もおトクに投資できます。

  • 海外ETFを購入は0.45%で楽天証券・マネックス証券と同じですが、100万円以上購入時の為替手数料が安い
  • 海外ETFにも定期買い付けサービスあり。ほったらかし運用も可能
  • インデックスファンド以外にも投資をしたい人はSBI証券がオススメです

SBI証券の詳細はこちら

投資初心者は月1万円から積立投資を始めよう

積立投資がおすすめな理由は投資時期を分散できることです。

基本的に投資は時期や投資対象を分散することでリスク分散することができます。

おすすめは月1万円の投資信託を下記のように割り振って自動で積立投資する方法です。

  • 国内株
  • 外国株
  • 国内債券
  • 外国債券
  • REIT(不動産投資信託)

いろいろな種類があるので、確認してみると良いでしょう。

また、資金に余裕がある人は月3.3万円のつみたてNISAの限界まで購入しても良いと思います。

【NISAおすすめ口座】SBI・楽天証券・マネックスの特徴解説
つみたてNISAをはじめようと思ってもどの口座にすればよいのか迷いますよね?投資初心者向けにつみたてNISAをはじめるおすすめ口座を解説します。手数料が安いのを選べば、まずは良いと思います。

生活費2年分を残して全投資でもOK

投資の大切さは、ちきりんさんも下記のように言っています

男性の一人暮らしの平均生活費は大体14万円前後です。2年間分の生活費ならば336万円なります

およそ300万円以上の預金以外は投資に回すと生産性が高いのです。

ただ、リスクが怖い人はやめましょうね。

投資をしたら利益がでるまで手放さないと決める

本多静六と言う方をご存じでしょうか?貧乏農民の出でありながら資産100億円を築いた明治期の日本の投資家です。

本多静六には様々な投資のルールがあります。

  • 4分の1天引き貯金:収入の1/4と臨時収入は全額貯金して種銭にする
  • 分散投資による長期投資:徹底した分散投資と長期投資
  • 2割利食い、10割益半分手放し:先物買いで2割利益が出たら確定。長期保有は倍になったら半分売り元本を確保。その後利益を狙う方法

つまり、本多静六は徹底して分散投資の長期保有で利益が出るまで売らなかったのです。

投資をしたい方は投資をする前に彼の本を詳しく読むと良いでしょう。

投資初心者はインデックスファンドがおすすめ

本多静六のように長期投資で分散投資をするなら、投資信託のインデックスファンドがおすすめです。

インデックスファンドは日経平均株価やTOPIXなどの指標と連動して動く投資信託です。

▼オススメなポイントは2点です

  • リスク分散がすでにされている。
    代表的な指数と連動するために、多くの企業に分散投資しているため
  • 値動きが少ない
    指標と連動するため急に値段が上がることもなければ下がることもない

インデックスファンドへの投資は、損するリスクを最小限に抑えながら投資できます

投資をするなら投資時期をずらすことで分散投資になるので毎月積み立てで投資することがおすすめです。

インデックス投資は最強?サラリーマンが25年間の毎月15万の積立で1億円も可能
サラリーマンにインデックスファンドがオススメな理由を解説!10年利回りが10%?分散も簡単で手数料もやすい。インデックスファンドについてを解説しました。

投資初心者はリスクの高い個別株・FX・仮想通貨・不動産は控えよう

投資と聞くとFXや仮想通貨などが想定されると思いますが個人的には控えたほうが良いと思います。

  • FX・仮想通貨:変動幅が激しい・レバレッジ効かせたらすぐにゼロになる可能性も
  • 不動産:借金が発生して損切りが難しい
  • 個別株:一社に依存するので分散ができない。多くの個別株への投資は種銭が必要

上記の金融商品はリスクが高いのでギャンブルだと思ってやるようにしましょう。

一発逆転を目指すのであれば、悪くないと思います。

投資に慣れてきたらやっても良いかもですね。

ちなみに外貨預金は手数料が高いのでおすすめしません。FXでレバレッジを効かせない方法で十分です。

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投資初心者でも理解したい投資の始め方まとめ

投資初心者に向けた7つのルールは下記のとおりです。

  1. つみたてNISAとiDeCoを学ぼう
  2. 銀行・証券会社の株は買うな
  3. 手数料が安いネット証券で口座開設せよ
  4. 月1万から投資を始めよう
  5. 生活費2年分を残して全投資もOK
  6. 儲かるまで手放さないと決める
  7. 投資をするなら積立のインデックス投資がおすすめ

【20代の自己投資】年収を上げたい社会人におすすめ自己投資まとめ」でも書きましたが自己投資することも良いでしょう。

しかしどうしても投資をしたい方や公務員で副業が出来ない方は上記の例を参考に投資を初めて見るのも良いかもしれません。

リスクをコントロールして大損しない投資を心がけましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 コストが安いネット証券は投資の利益が出しやすい?

投資信託は実質コストが安い方が複利効果によって利益が出しやすいです。

実際に1000万円を元手にコストが年率0.2%と年率0.6%では、30年後に400万円以上の違いが出ることもあります。

賢く投資をするなら、実質コストが安い証券口座がオススメ。

特に、楽天証券とSBI証券は両社とも日本国内では優れたネット証券です。証券口座開設が無料であり、自宅で手軽に開設できます。それぞれに下記のような特徴があるので、二つの口座を開設して持っておくのが良いでしょう。

▼楽天証券「ポイントがえげつないほどたまり二重で投資できる」

実質コストを下げるならポイント還元が1%されたり、他にもポイントが溜まってポイントで投資ができる楽天証券がオススメです。

  • 楽天カードで溜まったポイントでポイント投資が簡単にできる!
  • クレジットカードで毎月5万円の積立投資で最大500P!
  • 楽天市場での購入が+1%還元される楽天SPUの仲間入りも!

楽天証券の詳細はこちら

▼SBI証券「海外ETFでのインデックスファンド投資は最安」

インデックスファンドを国内ではなく海外のETFを購入したい方や、100万円以上の資金を定期的に積立たいという人は、SBI証券が最もおトクに投資できます。

  • 海外ETFを購入は0.45%で楽天証券・マネックス証券と同じですが、100万円以上購入時の為替手数料が安い
  • 海外ETFにも定期買い付けサービスあり。ほったらかし運用も可能
  • インデックスファンド以外にも投資をしたい人はSBI証券がオススメです

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